「感染対策を機に夫がキモくて」性生活も拒否、プロに任せたい妻の思惑

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-07-22 06:00
投稿日:2023-07-22 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

コロナ禍で夫に生理的嫌悪感

 綾子さん(仮名)は、43歳で結婚8年目。夫である同世代のコウスケさん(仮名)との間に息子がひとりいます。

 最近の悩みは、コロナ禍を通じて夫に対する生理的嫌悪感が増してしまったこと。同じ家に暮らしているものの、夫の顔を見るだけで吐き気がするほどの苦手意識をもつようになってしまったのだそうです。

夫の顔を見るたび吐き気

「私はコロナ禍のときに感染対策で、家の中でもものすごく清潔感とか衛生的な部分に気を配ったんですよね。でも夫と私では感染対策にかなりの温度差があったので、私は自分と息子を守るために、夫と寝室を分けてリビングで寝るようにしたり食器も夫のものとは完全に分けたりといろいろ対策をとってきました。

 そのうちに、夫のことを『気持ち悪い』と思うようになってしまって、コロナ禍が明けてきた今でも、夫の顔を見るとちょっとした吐き気が起きるくらいなんです」

 あまりにも夫に対する嫌悪感が強いので、「離婚も頭によぎった」と言う綾子さん。しかし息子がまだ小学生なので「もう少し、離婚せずに我慢しよう」と自分のなかで覚悟を決めたと話します。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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