抱えきれない気持ちは外に出したほうがいい 2023.8.30(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-08-30 06:00
投稿日:2023-08-30 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 信じられないくらい暑かった8月も、もうすぐ終わり。ついこの間まで入道雲が立ち上っていた空には、うろこ雲が浮かぶようになった。

 仕事やルーティンに追われていると忘れてしまうけど、学生さんにとっては大きく環境が変わるタイミングでもあるね。これからまた学校に行くのが「億劫だな」と感じている人もいるだろうね。

 そんな人はできたら自分ひとりで抱えずに、周囲にいまの気持ちを伝えてほしい。もし親や先生が信用できなかったら、ネットでつながっている顔を知らない誰かでいいから。

 もし、それも難しければ、ひとりのときにでも口に出してみる。頭の中で堂々巡りをするよりは何か変わるかも。

 想像しているよりも学生生活は短いもの。いつか振り返って「こんな時期もあったな」と笑い合える日がくるといいな。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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