若者たちはハロウィンにどんな夢をみているのかな?

小原玲 動物写真家
更新日:2023-11-01 06:00
投稿日:2023-11-01 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 きのうはハロウィンだったね。仮装した子どもたちがお菓子の袋を持って歩くのを見かけたけど、若者たちも街へ繰り出したんだろうか。

「わざわざ混んでいると知って出かけなくても……」とは思うけど、着飾った姿で街を練り歩く若者は「生」への実感を求めているのかもしれないな、なんて考えてみたり。

 確かに、実際に外に出てみないと分からないことはたくさんある。寺山修司も「書を捨てよ、町へ出よう」と書いているし。生まれたときからネットがあった世代は、その渇望が大きいのかも。

 テレビに映った若い男の子は、「みんなとワイワイやりたくて」「出会いがあるかも」と悪びれる様子なく話してた。本人もなぜ自分がここに来たのか、よく分かっていなかったみたい。

 若者って、いつの時代もそういうものかもね?

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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