更新日:2023-09-10 06:00
投稿日:2023-09-10 06:00
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれると嬉しいです♪
【今回の女ことば】才色兼備
校閲の仕事で一つの指標になるのが、共同通信社が発行している「記者ハンドブック」です。
同社のHPには《一般企業の企画・広報担当者からWEBライターまで、文章を書くすべての人にお薦めする日本語用字用語集の決定版》とあるように、記事の書き方から、紛らわしい地名・会社名なども載っていて頼りになる一冊。
2022年3月に6年ぶりの改訂がなされ、第14版が登場しましたが、注目すべき大きな変更点は「ジェンダー平等への配慮」の項目ができたことです。
「まえがき」にも《社会的、文化的性差であるジェンダーについて初めて取り上げ、章立てしました》という一文が記されています。性差を強調した表現に陥らないよう、理解が深まるように努めたためだともあり、文章を扱う上でも、マイノリティーの目線や立場もより意識しようという意思表示、そして、読者への提言のようにも受け取れます。
「性差別」から「ジェンダー平等への配慮」へ
日々生活の中で何気なく使われる「才色兼備」は第13版では差別語、不快用語の「性差別」の事例として取り上げられていましたが、第14版では、前出の「ジェンダー平等への配慮」内で《女性や男性を殊更に強調、特別扱いする不適切表現》と説明されています。
「才色兼備」といえば、アタマも容姿もいい人という「できる女性」を形容することばのイメージがあるけれど、たしかに男性には使わないような……。
『すぐれた才能と美しい容姿の両方をもっていること』(新明解四字熟語辞典)を指すのなら、わざわざ四字熟語に変換しなくていいのかも?
(日刊現代校閲/タダ美)
ライフスタイル 新着一覧
「やっぱり再開することにしたって」。
猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、古くからご贔屓にしてくださってい...
不用になったけどまだ使える物となると「もったいないかなぁ」と捨てられなかったり、欲しい物が「もう少し安ければ……」と新...
雪をまとう甲斐駒ヶ岳と咲き始めた梅、白秋の春はすぐそこまで……と思っていたら、気づけば4月。
次の季節を待って...
Koji Takano
2023-04-03 06:00 ライフスタイル
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
tumugi・ひでまる
2023-04-03 06:00 ライフスタイル
コロナ禍でリモートワークが当たり前の働き方になり、ようやく慣れたと思ったら通勤再開! 何コレつらい! という人、集まれ...
北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
コロナが落ち着いて、マスク着用も個人の判断になり、やっと日常が戻ってきた感じがしています。そして人の移動も……。
...
世の中には、星の数ほど男性がいるけれど、まだまだ男女差別の残る日本では、ママがメインで家事や育児をしている家庭が多いで...
やっと待ちわびた春がやってきた。
新年に聞かれる「今年の目標」ではないが、年度明けにもちょっとした目標を立てて...
Koji Takano
2023-03-31 06:00 ライフスタイル
みなさんは、ちゃんと「ありがとう、ごめんね」を言える大人ですか? 私はなるべく気をつけて、意識的に言うようにしています...
近年、南海トラフの巨大地震や首都圏直下地震など大地震のリスクが指摘されるが、忘れてはいけないのが富士山の大噴火だ。
...
誰だって、義母とは良い関係を築きたいもの。義母も同じように思っているからあなたにプレゼントをくれるのですが、ありがた迷...
年齢を重ねると、食べすぎているわけでもないのに太りやすくなるから不思議です。コロナ禍に自宅で過ごす時間が増え、サイズア...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
毎日、キッチンや洗面所などで使っているタオル。あなたは、どんなタイミングで入れ替えをしていますか? 中には捨てどきが分...