他人の不幸は蜜の味でも不倫より「よろめき」のほうが風情があっていい

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-07-09 21:53
投稿日:2023-10-14 06:00
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳の時に仕事中心で働く生き方をドロップアウト。現在は悠々自適な老後(?)を送りながら、還暦過ぎの童貞としてメディアに登場し注目を集めています。
 今回の「気になるアレ」は不倫について。他人の不倫事情に興味津々みたいです。

みんな他人の不倫が大好き!

 定期的に芸能人や政治家、アスリートとか有名人の不倫が報道されてメディアで盛り上がるよね。ちょっと前にも有名女優と有名シェフの不倫が世間を騒がせたけど、本当にみんな他人の不倫が大好きなんだな~。

 かくいうオレもこの手のニュースは大好物! オレみたいなゴシップ好きな人間は、有名人だけじゃなく、身近な人たちの噂話とかも気になってしょうがないのよ。これを読んでいるみんなだって、実はそうなんじゃないの?

 ──世の中の人がすべて、山口さんみたいなゴシップ好きじゃないと思いますけど……。

(完全無視して)なぜ、人は他人の不倫が大好きかというと、有名人の不倫報道でも立場のある人が不倫によって仕事や地位を失ったり、家族までが不幸になったりするワケで……。

 まさに「人の不幸は蜜の味」。やっぱり人は心のどこかで「人の不幸」を求めてしまう生き物なんだ。

 ──理解はできるけど、まぁ悪趣味ですよね。

そもそも悪いことなのか?

 芸能人とかの有名人の不倫って、信じられないぐらい世の中から非難されるけど、そもそも不倫って悪いことなんだろうか?

 明治刑法では、不倫は「姦通罪」という刑法上の犯罪で「2年以下の懲役」という刑事裁判の対象だったんだけど、信じられないことに女性にしか適用されないという極めて男女不平等な法律だったんだ。これはさすがに、第二次世界大戦の終戦後に廃止になった。

 だから現代において「不倫は犯罪」ではないんだけど、民法では不倫した配偶者と不倫相手の双方を訴えることができる。

 それでいて不倫された側は不倫相手のみを訴えるケースが桁違いに多いっていうんだから、これもまた不思議だよね。不倫した配偶者は許しても不倫相手は絶対に許さないってことなのかな?

 ちなみに、そんな場合の慰謝料は最低30万円で最大300万円だとか。既婚者との恋愛って金銭的な意味でもリスキーだから、〇〇さん気をつけてくださいよ~。

 ──誰に呼びかけてるんですか? 連載を私物化しないでください!

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


後輩ができたら絶対伝えたい…10年先も心に響く先輩の教え
 先輩に言われた言葉の中で忘れられないものってありますか? 私はもう10年近く胸に残っている言葉があり、最近その言葉をよ...
気が合わないアイツがいても…“にゃんたま”に学ぶ男の流儀
 一雨ごとに暖かく、春風が心地よい、猫草食べ放題の季節がやってきました。  気持ちが軽くなってにゃんたま君の尻尾も...
新しい門出と旅立ちを強力に応援する!春の花「フリージア」
「季節外れだということはわかっています」  そう言いながら、愛する奥様のお誕生日のために「ある花」だけでまとめられ...
結婚式で靴を履き替えたい…! 袋は必要?替え場所や預け方
 結婚式にお呼ばれされた時、当日の靴で悩んだことはありませんか?「行き帰りはスニーカーでも良いの?」「履き替えるならどの...
2021-03-31 06:00 ライフスタイル
辛酸なめ子さんが図解!「猫廃人入門」あなたも当てはまる?
 漫画家の辛酸なめ子さんは猫の魅力にハマり、毎日「猫の画像を見て、猫の成分を吸収しないと生きていけない」と言うほどの愛猫...
誘ってるの?あどけない“にゃんたま”の大胆ポーズにドキドキ
 きょうは、まだあどけなさが残るツッパリにゃんたまω少年に出逢いました。  もしも私がおんにゃの子だったら……こん...
保護猫譲渡のお約束とは?トライアル中は毎日レポート提出⁉
 保護猫を飼い始めたのは、2019年7月のことです。4月半ば頃に生まれたと推測される2匹の子猫ちゃんは、いずれもコクシジ...
猫×ヨガの癒しパワー「ネコヨガ」で心身ともにリフレッシュ
「ネコヨガ」とは、猫と一緒にヨガを行うこと。猫のしなやかなポーズを真似たり、ヨガを行っている隣で猫がくつろいでいるのを感...
デキる女は知っている…今こそ磨いておきたい”鈍感力”の話
「仕事で大切な力」と聞いて、真っ先に思いつくものはなんですか? コミュ力、体力、プレゼン力……色々あるとは思いますが、”...
なめんなよ!一触即発状態の“にゃんたま”を鎮める魔法の言葉
 きょうは、日頃から気に入らないアイツとバッタリ会ってしまったにゃんたま君。  猫はこんな時、相手に近づかないよう...
家のシンボルツリーに…純白で美しい雪の枝「ユキヤナギ」
 仏教も神道も、どちらも代々総代を受け継ぐほど信心深い我が実家。一日三回必ずお仏壇に向かって「りん」をチンチン鳴らし、一...
猫を上手に撮る7つのテクニック 女性のポートレートのように
 スマホやデジカメで飼い猫を撮影し、SNSにアップすることが多くなったという方も多いはず。しかしせっかくならインスタやF...
猫ヨガに続け!“にゃんたま”カメラマンが提案する新しい習慣
 最近、「ネコヨガ」というものが巷で評判です。猫の伸びのポーズなど、猫と一緒に猫の仕草をまねるヨガで、猫のように強くしな...
意味がわかると怖いLINE…違和感が恐怖に変わる内容4選
 ホラー映画や小説などでは、よく「後から意味がわかると怖い話」がテーマとして取り上げられますが、でも、実はもっと身近なあ...
「猫のきもち」熟読!子猫のいる生活を前のめりで夢想(笑)
 さて5月の半ばに子猫8匹とのお見合いを終え、書面で改めて茶トラ柄の男の子とサビ柄の女の子、2匹の子猫の里親に申し込みを...
間違えて家族に…気まずすぎる「誤爆LINE」消したい内容9選
 日常の連絡ツールとして欠かせないLINEは、送り先を間違えると一瞬で修羅場な状況を生み出す危険と隣り合わせ…。今回は家...