東出昌大「5時に夢中」で謙虚炸裂! 出演映画では私生活の修業を生かす

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2023-09-17 06:00
投稿日:2023-09-17 06:00

東出昌大、「福田村事件」での好演光る

 東出昌大(35)の評判が爆上がり中です。

 現在、映画「福田村事件」(森達也監督)に出ており、宣伝を兼ね、ぼちぼちとテレビにも出演。それがかつてのイメージとは違うワイルドイケメンになっているからもうたまりません。髭フェチの私も鼻息が荒くなるほど大興奮です。

 参考までに、「福田村事件」というのは、1923年9月6日の関東大震災直後、福田村(現・千葉県野田市)で起きた、香川県からの行商団15人のうち、幼児や妊婦を含む9人が地元の自警団に虐殺された実際の事件であり、それをもとに映画は作られました。

 決して愉快な映画ではありませんが、デマや風評におどらされるのは、100年前も今も変わりません。映画は今を生きる私たちへの警鐘でもあります。

モテイケメンの面目躍如

 東出が演じるのは、船頭の倉蔵。日焼けし、筋肉質な力強さを感じさせる肉体につい目がいってしまいます。

 そんな極上の肉体を女たちが見逃すわけがなく、戦争で夫を亡くした未亡人(コムアイ)らと関係を持ちます。村イチのモテイケメン、艶っぽいシーンはお手のもの。プライベートでの修業がちゃんと生きています。

「5時に夢中!」で語ったこと

「福田村事件」はこのあたりにして、その宣伝で「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出てきた東出の魅力を少々。

 北関東の山小屋を拠点に生活しているという東出。テレビもなく、電機は電球1つと冷凍庫が1台。ガスはなく、薪を焚いて火をおこすとか。

 流行りのひとりキャンプは帰る家がありますが、彼には山しかありません。

「肉は山で獲ります。魚は川で釣ります」と狩猟生活について語り、牛一頭、自分でさばくというから凄い。

 話を聞けば聞くほど、パリに生活を置いたオサレ元妻とは180度違う暮らしぶり。そりゃウマくいくわけがない、と思ったりして。

「這いつくばって生きていたい」

 なんでも気さくに本音で語る東出。番組の最後に、出演者や視聴者からその人柄も含めて、絶賛されると、「怖い怖い怖い。地に落ちているんですけど、イメージなんていうのは。変に上がると怖いんですよ。這いつくばって生きていたい」とどこまでも謙虚。

 今の世の中、優しいイケメン俳優はそこらへんに転がっていますが、牛1頭丸ごとさばけるイケメン俳優は東出昌大くらいのもの。

 その野趣あふれる佇まい、これからの映画やドラマに欠かせない人物になるに違いありません。

 東野昌大、応援宣言!

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


『あんぱん』嵩(北村匠海)に“たっすいがー”の面影はない。のぶへの言葉が胸を打つ「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ」
 空襲の焼け野原でひとり佇むのぶ(今田美桜)の前に、嵩(北村匠海)が現れて再会を果たす。釜次(吉田鋼太郎)から事情を聞い...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
国分太一活動休止で消えた「TOKIO再集結」の光…木村拓哉に見せていた別の顔
 6月20日、複数のコンプライアンス違反があったとして、TOKIOの国分太一(50)が無期限の芸能活動休止を表明した。出...
こじらぶ 2025-06-25 07:50 エンタメ
大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第6話を正直レビュー!小田美夢の“あまりにあざとい”テクニック。キス連発は最初から決めてた?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第6話。前回のラストで、早朝...
中村未来 2025-06-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」清(二宮和也)は出る出る詐欺じゃなくて一安心。岩男とリンはやっぱり“チリンの鈴”だった
 銃撃された岩男(濱尾ノリタカ)は、嵩(北村匠海)にリンはよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡)は、リンは親のかた...
桧山珠美 2025-06-19 17:28 エンタメ
『バチェラー6』第5話を正直レビュー。自然体の笑顔をやっと見れた。で、なんで突然キスした?
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第5話。もう折り返しなんて早...
中村未来 2025-06-19 06:00 エンタメ
令和ロマンくるま、吉本退所でも絶好調の今。もう一度「M-1」優勝を狙ってみてはどうか
 4月末で吉本興業との契約を終了した令和ロマン高比良くるま。一時期活動休止していたが、5月末には復帰。現在、精力的に活動...
帽子田 2025-06-19 06:00 エンタメ
『バチェラー6』第4話を正直レビュー。石森さんまさかの本命? みんな久次米さんの魅力をもっと伝えて~!
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第4話。ホワイトローズを受け...
中村未来 2025-06-18 06:00 エンタメ
奥平大兼、世間とのギャップに戸惑い「僕のプライベートを見たら驚くと思う」悩んだときの考え方は?
 長澤まさみさんと共演した映画『MOTHER マザー』でのデビューに始まり、映画やドラマで常に心に残る芝居を見せている奥...
望月ふみ 2025-06-18 06:00 エンタメ