そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。
1. 「台風が来るたびに体調を崩してしまうんです」
今回は、春香さん(27歳女性/仮名)からご質問をいただきました。
「私、台風が来るたびに、具合が悪くなるんです。 同僚からは、『またサボり?』なんて言われてしまって。今ではすっかり“台風になるとサボるキャラ”です……」
えりのボスは春香さんの話を聞き、微笑みながらうなずきます。
「誤解されるのはいやね。具合が悪いのはウソじゃないんでしょう? 具体的にどんな症状が出るのかしら」
春香さんは、自分の症状を思い出すように話し始めました。
「えっと、頭痛だったりめまいだったり……。毎回同じではないんです。だるさとか気分の落ち込みとかもあって」
「そういった不調が毎回起こるなら、もしかしたらそれは気象病かもしれないわね」
「えっ。気象病ですか?」
春香さんは、気象病という言葉は聞いたことがあったようですが、具体的にどのようなものなのかは知らないとのことでした。
これは放っておけません!
2. 台風と体調の関係とは?
「気象病って、気圧の変化や天候の変動で体調に影響が出ることよ。梅雨の時期に、なんとなくからだが重かったり気分が暗くなったりしやすいのも、同じ理由よ」
「言われてみれば梅雨も同じような感じかも」
えりのボスは縦に首を振り、続けます。
「そうでしょう。それに、気象病にはいろんな症状があるの。頭痛やめまい、だるさなど、それぞれの体質や状態によって感じ方も違うわ」
春香さんは興味津々で耳を傾けます。
「なるほど。気象病ってどうして起こるんですか?」
「それはね、大気中の気圧が変化することで、からだが影響を受けるからよ。台風のような気圧の急激な変化は、自律神経や内耳の働きに影響を及ぼすの。正常な働きができなくなってバランスが崩れるから、頭痛やめまい、だるさといった症状があらわれるのよ」
「気圧の変化が、自律神経と内耳に影響を与えるんですね」
「そうそう。天気に合わせて毎回体調が崩れるのであれば、気象病におすすめのセルフケアをしてみるのはどうかしら。気象病の対処法を試して、体調の安定を図ってみるのもひとつの方法よ」
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