人付き合いに疲れた! 本音を言うと「煩わしい」時の対処法

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-07-07 06:00
投稿日:2019-07-07 06:00

 人付き合いって面倒ですよね。女性ほどこう思ってるに間違いありません。建前文化の日本では、さらに疲れている人も多いのでは?

 筆者は、よく「誰とでも仲良くなるのが上手」と言われます。人とかかわることは苦手ではありません。大勢の人を前に話すことも好きですし、会話もスムーズできます。それでも、「人付き合いに疲れたな」と感じる時があるから不思議です。

 相手への感情というより、全ての会話をしたくない時がまれにあるんです。みなさんにも、きっとそんな日があるだろうと思います。

 現代人は“人付き合いをしない人が多い”と言われています。本当にそうでしょうか? 多くの人が当たり前にこなしている日常ですが、実はさまざまな人付き合いが隠れていて、疲れるのも当然なことのように思います。人付き合いが煩わしいと感じる瞬間と改善方法について考えてみましょう。

人付き合いが煩わしいのはこんな時?

 人付き合いが煩わしい時は誰にでもあります。私たちが「人付き合いが煩わしい」と思う時は、主にこんな時ではないでしょうか?

約束していないのに始まる会話

 男性より女性の方が人間関係が複雑といわれます。女性ならではの性格や捉え方も関係していることでしょう。女性といえば、現代ではマルチな顔も持っています。仕事に主婦に母親に、といった具合です。男性と比べ、同時に多くの役割を担う人が多いように思います。

 そんな女性の交流関係は広く、ありとあらゆるところで会話が始まりがち。子供の送迎時に近所の人と話すこともあります。自分の予定もあるのに、こういった会話でスケジュールを変更しなくてはいけないところが「煩わしい」と感じる一つの理由ではないでしょうか。

本音を話せない時

 人の関係性はさまざまですよね。本音を話せない時も疲れてしまいます。上司や目上の人に関しては、少なからず気を使うでしょう。本音を話せないにもかかわらず、同調をしなくてはいけない。

 特に女性は、自分と反発する意見にはシビアです。このことを分かっている自分も、“良からぬ印象”を持たれないように言葉を選びます。この無意識にしている思考こそ、人付き合いが煩わしいと思ってしまう原因なのだと筆者は感じます。

自分が疲れている

 人付き合いは楽しいことばかりではありません。むしろ、どんなに仲の良い友人であっても「今日は遠慮したい」とふさぎ込みたい日があります。一人でどこにでも行ける人や多趣味な人は、特に「一人でいることが楽」と分かっているのではないでしょうか。

 人と行動するということは、相手のペースに合わせたりと「譲歩」が少なからず必要になります。疲れている時こそ、誰だって自分を優先したいものですよね。自分のこともケアできていない時に、相手のことを考えることは余計に疲弊してしまうでしょう。

人付き合いが煩わしい時に試すべき3つのこと

 結論から言うと、人付き合いが煩わしい時に交流を持つ必要はありません。では、どうすればいいか。相手に不快感を抱かせないように、それとなく交流を避ける方法をお伝えしましょう。

簡潔に会話を終わらせる

 近所付き合いや子供の付き合いで、女性には突発的に起こる付き合いがあります。ないがしろにはできないので、「そうなんですね」と相手の話したいことに、なるべく合わせるようにします。自分のことをあまり話さないでおくことで、長話を防ぐことができますよ。

体調不良だと伝える

 体調は完全に個人の管理であり、不調は突然やってくるものでもあります。人付き合いが煩わしいと感じた時には、「今日ちょっと体調が悪くて……」と先に伝えることで、突然の長話を避けることができます。

 多くの人が“体調不良は辛い”という共通の認識を持っていますから、遠慮なく伝えましょう。体調不良の詳細は無理に話さなくても大丈夫です。

架空の予定を入れる

 女性は特に生理の周期もあって、その週に約束を避けたい時が存在しますよね。生理前後は気分がふさぎ込みます。自分の中で、なんとなく他者との接触を避けたい時もあるでしょう。そんな時は架空の予定を入れてしまうのも吉。

 架空の予定を入れて「その日は予定があるの……また空いたら誘って」とポジティブな代案をつけることで相手も納得してくれます。ただし、予定をキャンセルした日に、SNSなどに誤って投稿してしまうことがないように気をつけてくださいね。

人付き合いが煩わしい自分をいたわる

 人付き合いが苦手な自分に、罪悪感を感じる時もあるでしょう。マルチに活躍するためには、社交的であるかどうかは重要なポイントだからです。しかし筆者は「こんなんじゃダメ」と自己嫌悪をする必要もないと思います。明日からまた多くの人と共に生きてくために、今日は自分のケアに専念してもいいはずです。

 疲れた時は無理をしないで、「人付き合いが煩わしい」と言っている自分としっかりと付き合ってあげたいものです。自分と対話する――。そんな“最初の人付き合い”を上手く生かすことは、ストレス社会では最も重要なポイントになると思いませんか?

東城ゆず
記事一覧
ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

ライフスタイル 新着一覧


ギャラ飲みとラウンジで荒稼ぎも…まともな恋愛ができない29歳港区女子
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
再婚しても元夫・家族に子どもを会わせる?本音は「面白くない」だけど…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「こっちに付いてきて」広島で“たまたま”が秘密基地にご案内
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
枕元にプレゼントがなくても…満天の星空に心奪われる特別な夜
 出雲の国の満天の星空を眺めていた。  日付が変わった頃、天の川を切り裂くように飛行機が音もなく飛んでいった。 ...
ほっこり読み切り漫画/第64回「みんな揃って、メリークリスマス」
【連載第64回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
「不倫」と「浮気」の違い、知ったかぶりしてませんか?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
愉快な酔っ払い友達「どこ?寝室に辿り着けない」 私「あんたんち、1R」
 お酒の飲み方は人それぞれです。楽しく飲める人もいれば、酔っ払って記憶を無くす人も…。今回は酔っ払い状態の友達から届いた...
ドライアイ解消にも 目もと専用「アイシャンプー」の効果
 数カ月前、眼科で右目の上まぶたにあった霰粒腫(さんりゅうしゅ)の切除手術をしました。その際、医師に「できやすい体質って...
セクハラに時間が解決?責任を負わない事なかれ主義者の無責任LINE3選
 波風を立てず、責任を負わず、誰かがどうにかしてくれると見てみぬフリばかりする「事なかれ主義」。  一見、平和主義...
見た目とキャラが合わないのは当然!悩んだときの考え方
「見た目の印象とキャラがだいぶ違うよね」と言われて、悩んだことはありませんか?  自分が周りに与える印象と実際の自分と...
SNSや現実でも…他人の容姿批判がやめられない人は2種類いる
 みなさんの周りに、他人の容姿(ビジュアル)についてうるさい人、いませんか?  私はそういう人を見るたびに「かわいそう...
夜明けとともに起きだしたコハクチョウの胸の内
「あ~! 眠いけど、きょうも1日がんばるかあ!」  なんて言ってたりして。今朝の自分のことだけど(笑)。  ...
バカにしてる、よね? 部下になめられる理由と上司が改めたい悪癖3つ
 キャリアアップはうれしいけれど、部下ができると「なんだかなめられている気がする…上司としての威厳がないのかな?」と新し...
そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
いつだって癒しを提供…成長が楽しみな“たまたま”を愛でる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...