墓じまい=不幸になるは迷信です ご先祖様も子・孫も安心なメリット5つ

コクハク編集部
更新日:2023-09-26 06:00
投稿日:2023-09-26 06:00
 跡取りがいない、遠方でお墓参りができないなどと、墓じまいを考える人が増えています。しかし、いざ現実的に墓じまいしようとするとご先祖様に悪い気がしたり、「このせいで不幸になるのでは?」となんて躊躇してしまうよう。
 今回は不幸になるなんてことはない、墓じまいのメリットとした方がいいケースをご紹介します。

不幸になるなんてことはない! 墓じまい5つのメリット

「墓じまいをしたら、不幸になるかも……」なんて不安は無用。墓じまいにはメリットが多いんですよ。

1. お墓の管理費などの経費が減る

 霊園や寺院などにお墓がある場合は、管理費などの経費がかかっているでしょう。その費用負担は大きいはず。

 墓じまいすれば、それらの費用がかからなくなります。合葬墓などに改葬すれば、今後かかるはずだった費用負担がぐっと軽くなります。

2. お墓を守らなくちゃ…というプレッシャーから解放される

 お彼岸やお盆がくるたびに「お墓参りに行かなくちゃ」と通っている人が多いでしょう。特に墓守をしていると、お墓参りがプレッシャーになっているのではないでしょうか。

 墓じまいをしてしまえば「しっかり守らなくちゃ」というストレスから開放されます。

3. 子供たちの負担をなくせる

 あなたが守っているお墓は、今後子供や孫たちに引き継ぐことになります。「大変だから、子供たちにはこの負担をおわせたくない」と思っている親御さんもいるのではないでしょうか。

 お墓を守るのは大切なことではありますが、墓じまいをすれば子供たちに負担をかけずに済みます。

4. 永代供養に切り替えれば、供養してもらえて安心できる

「行かなくちゃ」と思っていても、お墓に頻繁に行って掃除をしたり、お参りをしたりするのは難しいですよね。そんな現状に後ろめたさを感じている人も。

 いっそ墓じまいをして、お寺の境内などにある永代供養に切り替えれば、毎日しっかりと供養してもらえ安心です。

5. 近場に改葬することで、お参りしやすくなる

 お墓が遠方にあって、なかなかお参りに行けない人もいます。そんな人も墓じまいをして近場に改葬することで、気軽にお墓参りができるようになります。

 年に数回の帰省費を考えれば、経済的な負担も軽くなるでしょう。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【動物&飼い主ほっこり漫画】第103回「みんなで百物語ニャーン!」
【連載第103回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「鎌(カマ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
40代、気づいたらぼっち…まぁ、仕方がない3つの理由と“新しいつながり”の見つけ方
 40代を過ぎてから「友達が減った」と感じていませんか? 学生時代に親友と呼べるほど仲の良かった友達でも、気がつけば年賀...
メン地下「推し活」でメンタル崩壊、ストーカー寸前…沼りすぎた女たちの壮絶リアルな体験談
 いろんな意味で話題の「メン地下(=メンズ地下アイドル)」は、激しいハマり方をする女性ファンが多いことでも有名です。 ...
義母からの過干渉が「上司より怖い…」30歳新妻を追い詰めた“凶器”のようなLINE
 私の友人ユリ(30歳・事務職)が結婚して半年。幸せいっぱいの新婚生活を想像していた彼女を待っていたのは、思わぬ“監視網...
やってもた! 買って後悔した“便利グッズと家電”無駄遣いエピソード。バナナケースってマジで何で買った?
 今日も日本中で便利グッズや便利家電が生み出されています。でも、中には便利なはずなのに使ってみると「絶対いらないわ…」と...
マイメロがちょこん♡ 100均の“ワッペン”で服がめちゃ可愛くなった! 芸能人もハマる、手芸が密かなブーム?
 もともと裁縫が好きで洋服や小物を作るのを趣味としていたのですが、引越しのタイミングでミシンを仕舞い込んでから、すっかり...
おばば軍団から聞いた不思議な話。植物のパワーって本当にある? 花屋おすすめの“魔除けになる”飾り方
 ワタクシはいわゆる「スピなお話」が「都市伝説」関連と合わせて大好物でございます。  仕事柄、葬祭や宗教関係の方々...
姑の「無事でよかった」にウルッ…。義母からの“心に染みた一言”4つ。「うちの宝よ」って照れくさいなあ!
“姑”と聞くと「うわぁ…」とマイナスなイメージが浮かぶ人もいるかもしれませんが、素敵な姑も存在するもの。そんな姑をもつ女...
猫さま「ただ受け止めよ…」風に身を任せる“にゃんたま”のありがた~い説法が聞こえる?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スター猫ににゃんたま総長まで。個性的なモフモフが大集合! 秋に愛でたい8連発♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年8月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
中年の“集中力”はどこに消えた? 若い頃と「同じ脳じゃない」と気づいた私の小さな工夫
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
なんで全部マネするの?次男の妻が意味不明…悩む57歳義母が見つけた意外な突破口
 かつての嫁姑問題といえば「同居」や「家事」、「子育て」をめぐる衝突が定番でした。しかし令和の時代を迎え、別居が当たり前...
“イヤホン女子”は狙われる? 知っておきたい夜道のNG行動と自衛テクニック
 悲しいことに、女性をターゲットにした物騒な事件が続いています。日頃から防犯意識を高め、対策をしておきましょう。今回は特...
で、出た~! 絶対に謝らない奴らのお通りだ。友人・職場・恋人のトンデモエピ7連発。逆切れに納得いかない…
「明らかにあなたが悪いよね?」という場面でも、絶対に謝らない人、いますよね。素直に「ごめんね」の一言を言えば済む話なのに...
私だって一人になりたい! 家族は大切だけど…ママが「自分時間」を確保する工夫と伝え方6つ
 夫や家族と過ごす毎日は幸せいっぱいだけれど、たまには「ひとりになりたい」と感じることってありますよね。特に、小さな子供...