“メンタル繊細”で生きづらい?【専門家監修】HSPの特徴と即セルフケア

コクハク編集部
更新日:2023-10-26 06:00
投稿日:2023-10-26 06:00

3. 生きやすさを感じるためのセルフケア

 生きやすさを感じるための、手軽なセルフケア方法を3つ、ご紹介します。

3-1. リラックスできる環境を持つ

 HSPには、刺激を減らしたり、あえて心地よい刺激を受けたりして、リラックスできる環境が必要です。たとえば、イヤホンや耳栓で不要な音をシャットアウトする、アロマオイルでお気に入りの香りを楽しむなどです。

 また、HSPは人が多い場所は刺激が多く疲れやすい傾向があるため、たまに自然のなかで過ごすのもリラックスにつながります。

3-2. HSPの特性を長所に変える

 物事をていねいに深く考え、細やかな気遣いができるHSPの特性をポジティブに捉えることで、生きやすく感じる可能性があります。

 HSPの特性を仕事や自己成長に活かし、自己肯定感や自信につなげてみましょう。ただし、頑張りすぎは心とからだに負担をかけてしまうので、無理しない範囲で行うのが大切です。

3-3. 人との距離を保つ

 HSPの共感性の高さは人付き合いで役立ちますが、相手から影響を受けて疲れやすいことも。自分の体調や状況に応じて、人と会う頻度を減らしたりSNSから離れてみたりして、人との距離を調整しましょう。

4. HSPによるストレスには漢方薬もおすすめ

 HSPで疲れやストレスを感じ、からだに不調が出ている場合、漢方薬での対策もおすすめです。漢方薬は自然由来の生薬が優しく働きかけて、心とからだ全体のバランスを整えて健康な状態に導きます。

 HSPによる不眠や疲れやすさの対策には、

●ストレスで乱れた自律神経を整える
●睡眠の質を上げてストレスを改善する
●興奮を鎮めて寝つきをよくする
●消化・吸収機能を改善してからだに栄養を届け、心とからだを元気にする
●血流をよくして中枢神経の機能を回復し安眠への導く

 といった漢方薬を選び、根本改善を目指します。

 漢方薬は症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、バランスのとれた食事や運動などを続けるのは苦手という方も、継続しやすいのがメリットです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


「寝ながら運動」で美ボディになれるってマジか! 激しいダイエットなしで痩せるコツ【インストラクター監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代のツヤメイクは暑苦しさNG!2000円以下で買える「夏までヘビロテできる」優秀アイテム3選
 今年は春から日差しの強い日も多く、初夏のような陽気も増えています。というわけで、そろそろメイクも衣替え!  春から夏...
モテる以前にマナーだよ!「みっともない」認定されてしまう男性の特徴6つ
 ルッキズムに厳しい昨今、男性のルックスにだって難癖付けることはできません。でも…悲しいかな、どうしても「生理的に受け付...
「五月病」になるのは5月だけじゃない!イライラ、不眠、意欲減退…なりやすい人の特徴や放置のリスク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
プチプラと侮るなかれ! 40代後半美容家がガチで使って惚れた神アイテム3点【2025春・スキンケア編】
 優秀アイテムがたくさんあるプチプラコスメ。ですが、40代以上の世代には「ちょっと物足りない…」アイテムもチラホラ。 ...
一晩に何度起きたら頻尿ですか?【医療従事者解説】頻尿のセルフチェック&トイレによる寝不足改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...