冬園芸のスター「パンジー&ビオラ」いつ植えるか問題の正解をズバリ!

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-10-04 06:00
投稿日:2023-10-04 06:00

衣替えなんてまだ無理だ

 暦も10月。世の中なんだかんだで秋になったのか? まだ暑い日もあって若干疑わしいけど。

 猫店長「さぶ」率いる愛すべき我がお花屋は、神奈川県の片田舎にあるので、まだまだエアコンをつけっぱなしです(毎日汗だくは更年期かと思ってたら、そういうわけでもなかったわ)。

 先日も、ワタクシが後先考えずに爆買いしてしまった胡蝶蘭の鉢を店内に置ききれずに遮光の屋外に数時間置いていたら、見事に葉っぱが焼けてヘロンヘロンに。

 誠にお粗末チーン! な出来事でございました。油断できないのよ~恐ろしいわ、日本の秋はさ~。とはいえ、花市場でもそろそろ見かける冬園芸の2大スター「パンジー&ビオラ」。ワタクシもモチロン好きでございますわよ。

 最近では切り花としても大人気! パンジーのブーケなんて鳥肌が立つほど超絶カワイイ。園芸品種も年々増え、本当に何を仕入れようか迷います。

 店先で仕事をしていると、通りがかりの園芸好きな方から「おねーさん、そろそろじゃね?」とお声がかかるのが俄然多くなる。それが、10月でございます。

 だがしかし! パンジー&ビオラって、暑い秋でも売ってるけどさ~本当のベストシーズンって一体いつよって思いませんか? うん、ワタクシも思いますw。

 場所によってもいろいろではございますよ。ただ、花屋の責任としてお伝えしなければ……。

 今回は「お姫様は暑いのが苦手。パンジー&ビオラっていつが植え時? 問題」の解説です。

パンジーやビオラの気持ちになってみたら…

 冬場の園芸2大スター「パンジー&ビオラ」。健気に株いっぱいに満開に咲く姿に未了される方も多く、お庭やベランダ園芸にとシーズンを待ちわびてソワソワ。10月にもなると「キター♪───O(≧∇≦)O────♪」とばかりにこぞってお買い求めになられます。

 ただ問いたい。10月に植えた苗は本当に生きていますか? と。

 寒い地方であれば問題ないかもしれません、そりゃ寒ければね。ですが、近年の日本ってどうです? 秋が曖昧になって、10月でも暑くて冷房かける日もあれば、いきなり寒くなる。

 かといってその寒さも長くは続かず「暑い」「寒い」が交互にやってきて、ある日いきなり冬になる。こんな感じではないですか?

 神奈川に住むワタクシ、ここ数年の衣替えは11月の終わりでございます。暑いんで。パンジー&ビオラしてみれば、10月の暑い陽気に植えられるのは「冗談じゃねぇ」と思っているかもしれません。喋らんから、知らんけど。

 早い時期の暑い日が続く時期に植えられたパンジー&ビオラは、よほどうまくやらなければ徒長(ヒョロヒョロと間延びする状態)や根本が細くグラグラしたり、枯れてしまうこともございます。

 彼らのヘソを曲げない時期とは一体……。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


ありがたい幸運お年玉! 激レア縞三毛猫の“たまたま”に合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
絶対買い!運気満タンなシンピジュームは手軽価格&ランなのに寒さに強い
 年末のお歳暮商品として人気の高い「シンピジューム」の花鉢ですが、実は切り花としてもスゴイんだとか。華やかで可憐な見た目...
【開運&金運UP】日本三大金運神社・安房神社のお参りで、ご利益が!
 日本三大金運神社とは、山梨県富士吉田市・新屋山神社(あらややまじんじゃ)本宮・奥宮、石川県白山市・金劔宮(きんけんぐう...
便利家電を使いこなすお婆ちゃんが教えてくれたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
〆ラー卒業のアラフォーに!「かに鍋&水炊き」缶のススメ
 お酒を飲んだ後、人はなぜラーメンが食べたくなるのでしょうか? アルコールに浸った体が脂と塩分を欲しているのか…。  ...
虫歯1本に治療費100000円!? ベラボーな額を請求される米国の高額治療費
「アメリカに住んでます!」 と聞くと、日本にはないキラキラした素敵な生活を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。 ...
2024-02-26 19:02 ライフスタイル
子どもの友達に「ばあば」と間違えられたショック! 高齢出産の後悔4つ
 世間では、高齢出産する人がとても増えていますよね。晩婚化が進んだ背景や、不妊治療が保険診療になった変化も大きいでしょう...
親バカ上等!いうて夫よりマシかも?子どもの可愛すぎるお手伝い失敗談
 子どもはいつだって、ママを助けたい、褒められたい、役に立ちたいと思っていますよね。だから、小さい子どもはママを喜ばせよ...
おんにゃの子の匂いに夢中!“たまたま”君の恋が実るといいな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
日本海から吹きつける風の中、黙々と歩く少年たちが愛おしい
 早朝にも夕方にも見える空の色、学生服の少年少女、ミラーに映る電車。  どこか非現実的な景色は、まるで中村宏の絵画...
ほっこり癒し漫画/第65回「パカラパカ、春のひとみにタツノオトシゴ」
【連載第65回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
惚れてまうやろー!彼氏より気が利くChatGPTに「好き」について聞いた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
恐怖の親知らず抜歯!30女が超ビビりながら人生初抜歯した話
 皆さんは親知らずがまだ生えていますか? 筆者は30代になってもすべての親知らずが生えたままです。  歯は大切にしてい...
世帯年収1500万円でも越えられない壁。耐え難い屈辱を喰らった女の選択
 御茶ノ水駅が最寄りの持ち家で2歳年上の夫・孝憲と4歳の娘・香那と3人家族で余裕ある生活を送る彼女は、ママ友と共に充実し...
え…? 優雅な御茶ノ水ママ友会をブチ壊した、地方出身者の悪気ない一言
 御茶ノ水駅が最寄りの持ち家に住む薬剤師の綾乃。2歳年上の夫・孝憲と4歳の娘・香那と3人家族で余裕ある生活を送る彼女は、...
千代田区民は“勝ち”だよね。通勤ラッシュを知らない自分は上流階級層の女
――『東京の中心に暮らす、ということ』…なんてね。  鈴木綾乃の頭の中にマンション販売のコピーのような、そんな言葉...