発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-10-22 23:52
投稿日:2023-10-16 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

子どもが成長すれば楽になると思っていた

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は「休日における理想と現実」についてお話しました。

 やりたいことはたくさんあるのに体力と気力が続かずにお昼寝をしてしまう自分に罪悪感を感じる日々。しかし、それはライフワークバランスを整えるために必要な時間だと割り切ったおかげで気持ちが楽になりました。

「子どもが大きくなるにつれてきっと楽になっていくはず」。それまでの期間限定として、この忙しさを受け入れていこうと思ったのでした。

 そんな忙しさの原因のひとつに、長男の病院通いが挙げられます。長男は右ペルテス病に加え、最近は発達障害について通院することとなりました。今回は、「発達障害グレーゾーンの長男に対する母親の本音」についてお話します。

「うちの子は大丈夫?」年齢が上がるにつれて抱く違和感

 長男は元夫との間にできた子どもです。生まれる前から逆子かつ発育不足で2カ月間入院し、そのまま帝王切開で出産しました。

 その後は低体重で精密検査を受けたり(異常はありませんでした)、右ペルテス病にかかったりと、なにかとハンディキャップがある長男に申し訳ない気持ちになることも……。一方で親の心配とは裏腹に、当の本人はあっけらかんとしていたのが救いでした。

 その他にも、離婚や再婚に伴い3回ほど保育園や幼稚園を転々とさせてしまいましたが、長男はどんな場所でも人見知りをせず新しい環境に打ち解けていきます。ちょっと「羨ましい」なんて思いつつ微笑ましく見ていたのですが、年齢が上がるにつれて違和感を抱くようになりました。

小学5年生になっても空気が読めない

 幼稚園の頃から誰彼構わず抱きついたり、話の途中で割り込んでいき自分の話題を無理やりしはじめたり、いわゆる『空気が読めない』行動をとっていたのですが、それが小学校に上がっても続いています。

 さすがに小学5年生となった今は同級生に抱きつくことはありませんが、やはりコミュニケーションの面で『空気が読めない』行動をとることもしばしば。本人に悪気はないのですが、周りから見たら「自分の意見を押し付ける奴」という印象を残してしまうようです。

 また、相手の気持ちに寄り添うことが苦手で、自分の気持ちを優先してしまいます。良かれと思ってやったことが相手にとって有難迷惑だということも理解ができません。

 想像力が欠如しているのかなんなのか……。年齢が上がるにつれて周りの子たちとの違いが浮き彫りになってきたのです。

グレーゾーンな我が子との不毛なやりとりが永遠に終わらない

 ここだけの話ですが、実はペルテス病で入院した6歳のときに児童精神科も受診していました。

 当時は夜驚症の治療や、病気に対する心のケアのためだったのですが、医師とカウンセリングをしているうちに、長男は発達障害グレーゾーンであることが判明。そのときはそういう気質を持っているというだけで、薬で治療するレベルではないとの判断でした。

 累計3回ほど通院したのち、受診は終了。以降は児童精神科と無縁の生活を送ってきました。ただ、発達障害グレーゾーンであることは間違いがありません。

 面白いくらいに忘れ物・紛失は日常茶飯事です。出かけるときはよくICカードが入った財布を忘れる、もしくは部屋が汚すぎて財布を定期的に紛失します(笑)。

 ときには私の財布からお金を盗み、すぐバレるような嘘をついて逃げようとしたり、姉や弟とゲーム等の勝負に負けると気持ちが抑えきれず、大号泣で周りに当たり散らしたり……。

 そういった部分を直そうと試みても、いつも最初だけ気を付けてあとは元通りです。怒っても諭しても放置しても何も変わりません。

「本当にすぐ忘れてしまうのか? それともわざと無視しているのか?」

 本人に理由を聞いても話が支離滅裂で意味が分かりません。何度同じことを伝えても変わらない我が子にうんざり。正直なところ、もうお手上げ状態です。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【動物&飼い主ほっこり漫画】第99回「気分転換も必要ニャン」
【連載第99回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「スメハラ」ですよ! 香水に“マナー”があるの知ってる? ビジネス、プライベート別の付け方をおさらい
 上手く使えば人の心を鷲掴みにできるアイテム、香水。香りは人の記憶に強く残るので、相手に自分の印象を残したいときに役立ち...
イタタ…妻が困る「非常識」夫のトンデモLINE3選。「挨拶するわけないやろw」ってどの口が?
 恋は盲目。“彼氏”のときは見えなかったけど、“夫”になったら気になりまくる非常識なパートナーに頭を抱えている女性もいる...
【女偏の漢字クイズ】「妻、委、要、妾、姿」の中の仲間外れはどれだ?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
ドラマ『ひとりでしにたい』未婚・子なしは悪なのか? 独女が“人生の選択肢”を考えた結果、決めたこと
 アラフィフ独女ライターのmirae.です。50代になり、「老後」や「終活」といった言葉が、少しずつ現実味を帯びてきまし...
そこまでやる!? 節約ガチ勢の爆笑テクニック「焼肉の匂いはご馳走です」夫の節約はどう操縦する?
 少しでも生活を楽にしようと節約に挑戦している人はたくさんいるはず。独特な節約方法を編み出した強者もいるようです。 ...
夜職の沼…ホステスが“出戻る”ふたつの理由。まずはお金、もうひとつは?
 スナックというものに関わりはじめて十数年。働く側としてもお客さん側としても、いろんなことを知り、経験してきて、やっぱり...
も~鬱陶しいなあ! なぜか“鼻につく”人の8つの特徴。否定から入られると不快なんです
 あなたが「鬱陶しいわ」「なんかイライラする」と鼻につくのはどんな人ですか? きっとさまざまな意見が飛び交うでしょう。 ...
優しさのつもりが…「ホワイトハラスメント」に要注意! 部下のやる気と成長機会を奪っているかも
 セクハラ、モラハラ、カスハラ、マタハラ…。ハラスメントに厳しい昨今、次々と「これはハラスメントだ」といわれることが増え...
令和の王者・にゃん太郎の“たまたま”、この雄姿を見れるのは今だけ! 去勢避妊手術が始まる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
本当のルッキズムってなんだ? Z世代が支持するグループ「HANA」が社会に“No”を突き付けた影響
 社会に深く根付き、日々私たちを苦しめる「ルッキズム」。そんなルッキズムが支配する社会に対し、Noを突きつけるアイコニッ...
借りパクは許さん! 催促LINEの“波風立たない”お手本集。日傘や漫画にお金…どうする?
 人に貸したものを返してくれなかった時、催促するのは気まずいと感じる人が多いですよね。今回は、LINEで相手に嫌な思いを...
何のためだっけ…「美容ガチ勢」が“闇落ち”する瞬間6つ。天然美人をみて虚無になる
「美容ガチ勢」と聞くと、美容を全力で楽しんでいるキラキラした女性が頭に浮かびますよね。でも、美容ガチ勢の女性は美容を楽し...
もう嫌~!ダメ上司を撃退する4つの方法。配属ガチャで泣く前に試して
 転職や人事異動など、新しい環境で仕事がはじまったはいいものの、めっちゃ仕事ができないハズレ上司を引いてしまったー! な...
「超人でないと子育てと両立できない」なんて、そんなバカな|トイアンナ『えらくならずにお金がほしい』
 子育てと仕事、どちらも完璧を求められる令和。「ちゃんとした育児」は本当に必要なのでしょうか? 無理せず幸せに暮らすため...
「はいはい、なるほど」は印象わる…好かれる人が実践してる“好感度100%”の相づち6つ
 仲を深めたい相手、良好な関係を築きたい相手と会話をするときは、相手が気持ちよくなる相づちを打つよう心がけてみてください...