26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2023-10-18 06:00
投稿日:2023-10-18 06:00

「ギャラ飲み」とは?

 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全国的に利用エリアが拡大していて、注目度が高まっているんです。

 ちなみに「ギャラ飲み」とは、男性(ゲスト)が女性(キャスト)にお金を払って食事やお酒を楽しんだりすること。「飲み」といっても飲食に限らず、美術館やゴルフコースを一緒に回ることもある、いわば『出張コンパニオン』に近い形態です。

 なかでも、大手サービス「pato」に登録するキャスト(通称「pato嬢」)は狭き門をかいくぐった美女だけがなれるとか。一体、どんな人が……?

 pato嬢として働くキャストに話を聞きたいとキネカ社に連絡。彼女たちを取材してみると、驚くべき“素性(素顔)”が見えてきました。

 前回のpato嬢ルポ「ギャラ飲みとキャバの二刀流3年…ブランド品は一切買わず、美容整形費1000万円で自分をデザインしてきた」は→コチラ

【話を聞いたpato嬢】サナさん(仮名/26歳)

 今回は話を聞けば聞くほど“港区女子”のイメージとはかけ離れた、とても堅実なpato嬢に話を伺いました。

 もともとは歌舞伎町でキャバクラ勤めをしていたところ、お客さんからギャラ飲みの存在を教えてもらい、4年前から夜の仕事はpato一本にしたというサナさん(仮名/26歳)。

 キャバクラ時代はシフトやノルマがあって苦労しましたが、patoは24時間365日いつでも好きな時に働けるし、ノルマもないのでストレスなく稼げる仕事だと言います。

 patoに週2~4回出勤して、月収50~200万円。

「会社勤め」と「ギャラ飲み」のWワーク

 ギャラ飲みの稼ぎだけでも十分な収入額ですが、実はサナさん、日中はIT企業でフルタイム勤務をしているというから驚きです!

 平日は会社終わりにpatoの飲み会や会食、休日はカフェやランチ、アフタヌーンティーなど昼間からpato嬢として稼いでいるそうです。

 昼間の会社勤務は、ギャラ飲みに比べると決して割りのいい仕事ではないですが、「一般的な金銭感覚を保ちたい」という理由で、昼間の会社勤めと夜のギャラ飲みのWワークを続けているとのこと。

 またpatoのお客さんは経営者が多く、ギャラ飲みの場で聞ける話も学びが多いと話します。とてもしっかり自分の考えを持ちながら、仕事をしている印象を受けました。

実家暮らし、貯金は4年で3000万円超え!

 patoでは六本木・西麻布界隈の港区への出動が一番多いといいますが、住まいは意外にも港区ではなく、「東京23区内ながらスカイツリーが見える下町」。しかも「実家暮らし」で、patoの仕事は親公認。

 サナさんはもともと人見知りだったので、むしろ「ギャラ飲みのように初対面の人とたくさん会うような仕事はどんどんしてほしい」というのが、母親の希望でもあるそうです。

 確かに取材をさせていただき、サナさんの人見知りは克服されていると感じました。

 また、物欲はほとんどなく、好きなブランドをあえて言うならルイ・ヴィトンだそうですが、自分で買うことはなく、たまにお客さんからプレゼントされるものを使っているとのこと。

一番の趣味は「貯金」

 自分が稼いだお金の使い道といえば、たまに行く旅行ぐらいで、一番の趣味は「貯金」と話すサナさん。

 patoを始めて4年、現在26歳で貯金額は3000万円超え。浪費どころかポイ活(ポイントをためて節約する生活)にも精を出しているほどの倹約ぶりです。

 なぜそんなに貯金をするのかと尋ねると、「将来何かしたいことが見つかった時に、“お金がないからできない”状況になるのが嫌だから」というのが理由でした。

 サナさんは、本当に堅実で、地に足をつけてしっかりと人生を進めていくタイプだなという印象を受けましたが、さらに話を聞くとプライベートの恋愛面にも表れていました。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


能町みね子は思う 愛猫の小町は「血のつながった我が子」
 私は、もう一生、海外旅行には行けないかもしれない。うちで、かわいいかわいい猫の「小町」が待っているからです。──そうは...
“胃腸弱すぎ”アラフォーを救う神メニュー3選 2023.3.4(土)
 またしても胃腸をぶっ壊しています。記憶をさかのぼると、昨年もこんな記事を書いておりました。定期便レベルで腹痛に見舞われ...
辛酸なめ子さん「猫奉仕入門」人より高貴な存在に奉じる幸せ
 猫様、神様、仏様!! ネコの前では誰もが下僕……。猫は迷える人間をいつも導いてくれているのです。
昼と夜で違う顔 ガード下で見つけた芸術作品 2023.3.3(金)
 暗闇をバックに造形が際立つ、まるでガード下の芸術作品。  明るい時間にはなんてことない風景なんだけど、まったく違...
イジリとイジメの違いは?関西出身者は思う「わからん人は使用厳禁!」
 みなさんの生活圏には「イジる文化」はありますか? 私は関西出身なので、お笑いの文化が身近にあり、小さな頃からイジリ慣れ...
プレゼン怖い問題 緊張しない5つの方法で苦手意識をなくす!
 会社でのプレゼンや学校での保護者会など、人前で喋るときに緊張して本領発揮できなくなってしまう人はよくいます。たしかに、...
にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
見栄っ張りな女の「隠れ心理と付き合い方」を知って楽になる
 あなたの周りに、見栄っ張りな女はいませんか。友達だと思っていても、会うたびに見栄を張られると、疲れてしまいますよね。こ...