七夕の日に飾りたい…疲れた心は“地上の天の川”に癒されて

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-07-06 06:00
投稿日:2019-07-06 06:00

 地方によってどうやら8月もあるようですが……7月は七夕の月でござんす。

 五節句で言うところの七夕は正式には「シチセキ」と呼び、笹のお節句でございます。ワタクシもいたいけな少女だった頃、「笹の葉サーラサラ」などと歌いながら、1億年かかっても叶うはずもない願い事をモッサリ短冊に書いて、笹の葉につけていたものでございます。

 ワタクシの住む神奈川でも七夕祭りで有名な場所もございますが、この辺りぐらいから夏の楽しいイベントが目白押しで、子供ながらにワクワクしていたのを思い出すのでございます。

 意外と知られていないのが、七夕に飾る植物の存在。テッパンの笹はもちろんですが、実は色々と言われのあるお花がございます。

 その中でも「へぇ~」と思うようなお花がございますのよ。そのお花の正体……知りたいですよねぇ。

 ということで、今回は地上の天の川「カスミ草」についての解説でございます。

カスミ草の花言葉はまるで女子のあるべき理想の姿

 可愛らしい小さなお花のカスミ草は、まるで天の川を連想させることから7月7日の七夕が「カスミ草の日」となっているようでございます。

 見た目も儚げなカスミ草の花言葉は「無垢の愛」「清らかな心」など、まるで女子のあるべき理想の姿のようなお花でござんすよ。

 カスミ草といえば……色気付いた若かりし頃のワタクシも何を血迷ったか、当時お付き合いしていた殿方に「ワタクシはお花に例えるとなぁに?」などと爆発的にアホな質問をしたことがございます。

 てっきり「カスミ草のようだよ~」と言われるかと思いきや、白は白でも「ドクダミの白い花」などという、思ってもみなかった返答が返ってきたので、力いっぱい暴れるという、おバカな思い出がございます。

 ふんわりと優しい雰囲気のカスミ草はどんなお花とも相性が良く、また相手のお花をさらに引き立て、ピンでもイケるお花でございますが、お花屋さんにご来店なさる殿方の多くは、意外にもカスミ草が大好き。彼女用のプレゼントの花束には「カスミ草だけの花束で」とご注文される方が驚くほど多いのです。

 つまり、その多くの殿方がお相手の女性に求めるあるべき姿、それこそが「カスミ草のように優しくふんわりと包み込んでくれる女性」なのではあるまいか? などと、ワタクシ、勝手に思っておるところでございます。

カスミ草は心の健康運に効果大!

 実は風水的にいうと、カスミ草は健康運をアップさせるといわれております。

 とりわけ、心の健康には効力を発揮するようで、イライラや怒りなど心が乱気流のように乱れてしまいそうな時は、たくさんのカスミ草を眺めると穏やかになる……という効果があるのでございます。

 確かに、ワタクシも忙しくて心がザワザワし始めると、恐るべき動物的防衛本能でたくさんの白いカスミ草が入ったバケツを無意識に目で探す時がございます。

 時にはカスミ草のツボミがプチンと弾けて咲く瞬間を目の当たりにしたりして、そんな時は気分もすっかり癒えてまた頑張ろう!って気になるってもんでございますのよ。

開運花師・斑目のご提案するアレンジがこちら

 何事も頑張りすぎてココロが辛く悲しくなってしまったあなた。そんな時は夜空を見上げて星に癒されるも良し。そしてお家の中にもお花で星空を演出してみてはいかがでござんす?
 
 天の川を連想させるカスミ草の中に施した、瞬く蒼い光のようなお花「ブルースター」。嫌なものからのリセットの白と、冷静を導く青い色が、きっとあなたのココロを優しくふんわりとカスミ草のように癒してくれるはず。

 今回、ワタクシが使用した器は横長のオリーブ皿。

 お水を張ったお皿に細かくカットしたカスミ草を並べたことでクッションになり、ブルースターをふわふわと浮かせて置いただけでございます。

 カスミ草だけでも、もちろんOK。細長い器の上に流れるように置かれたカスミ草が、まるで天の川を連想させるってもんでござんす。

 まずは実践! お花に触っているうちに、癒されて癒されて……。いつの間にか、ザワザワと悲しい気持ちも、きっとお空に飛んでっちゃいますわ。

七夕でなくても“地上の天の川”を

 お部屋に生きた「正気」を放つお花を置くだけで、実はその部分がパワースポットに変身してしまうのでございます。そして、毎日のお水替えとお掃除は開運の基本中の基本。

 七夕でなくても、お部屋に流れる“地上の天の川”カスミ草が、泣きそうなあなたのココロを癒してくれることを……。

 遠いお空の向こうで「フレー、フレー!」と旗をブンブン振りながら、ワタクシお祈りしてますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


動物は「あったかい場所」を見つける才能があるみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
私「復縁希望?」女友達「あと2年で吹っ切る」失恋かまってちゃんLINE
 失恋をして心が傷つくと、少しでも誰かに気持ちを聞いてもらいたくなるもの。  でも、あまりにしつこかったり、常識が...
キャンプより安近短なべランピング!楽しむコツ&それでも失敗したエピ
 空前のキャンプブームが到来していますが、やはりイチからキャンプギアを集めてテントを張って…となると、ハードルが高いと感...
見上げた青空が眼に染みて…1日に1回くらいは空を眺めてみる
 青空が眼に染みると思ったら、しばらく空を見上げていなかった自分に気が付いた。  うつむいて歩くのがクセになってい...
「俺のソーセージも試食して」じゃねえ! 40女の成人の日の思い出
 1月8日は成人の日。晴れ着やスーツに身を包んだ新成人たちの姿は、眩しいものです。  成年年齢が18歳に引き下げられま...
これって誘拐ですよね!? 遊んでいたら詰められた恐ろしいご近所トラブル
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
神秘的! 宝石のようなオッドアイの純白“たまたま”に幸福祈願
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「緑の黒髪」があるなら、白髪の“褒め言葉”は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
日本の美徳すごい!便器に汚物箱…海外で体験した考えられないトイレ事情
 日々の生活に絶対に欠かせないもの、「トイレ」。1日に何度も顔をあわせる存在ですが、実は国によってトイレの形状や使用方法...
2024-02-26 19:03 ライフスタイル
まるで宝探し!話題の木更津コンセプトストアでほっこりした男女の会話
 昨年6月、三井アウトレットパーク木更津(千葉)の隣にオープンした「木更津コンセプトストア」。サステナブルな社会を目指し...
「量と質」どちらを優先するか迷ったら経験値を振り返ろう
 大人になると「量より質」を意識する機会が増えますよね。私の場合、食事に関してはまさにそうなってきた気がします。  そ...
湧き水が心にも沁みてくる 福井県爪割の滝
 北陸地方に甚大な被害をもたらした能登半島地震。  被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。  つらいこ...
貫禄の毛繕い中をパチリ!ありがたいご神体“たまたま”に感謝
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【2023年人気記事】セックスは嗜好品?子宮頸がんサバイバーの性生活
 2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
2024-01-04 06:00 ライフスタイル
近すぎなくていい 毎日は“ゆるい人間関係”に支えられている
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
【2023年人気記事】吉田沙保里と大久保嘉人は公認? ウロつく女が嫌!
 あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...