発達障害疑惑の長男が知能テストで高得点…医師の診断に母の心は晴れない

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-11-13 09:36
投稿日:2023-11-13 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

児童精神科で勧められ…

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は「児童精神科で感じた希望」についてお話しました。

 児童精神科を受診してみて、私たちのような問題を抱えている親子がほかにもいるのだと目の当たりにしました。

 また、今までの苦労をカウンセラーにぶちまけたり、医師からたくさんの子どもたちと接してきたエピソードを聞いたり、なんだか少し心が軽くなった気がします。

 なにより、知能テストを受けることでより詳しく長男の性質が分かるとのこと。性質が分かれば、どのように対応すればスムーズに生活できるかのヒントになるそうです。

 それは今の私が喉から手が出るほど欲しいもの。希望が見えた知能テストは、私たちの想像以上の結果を見せてくれた反面、モヤモヤを残すことになるのでした。

 今回は、知能テストから分かった長男の性質についてお話します。

事前テストは子どもから両親について評価される生々しいテスト

 まずは宿題と称して渡された事前テストを家で行いました。全部で3種類です。

 絵を見て自分が思ったセリフを埋めるテストと、セリフが入ったイラストのワンシーンからなぜそう思ったのか理由を書くテスト、両親の接し方に関する選択テストがありました。

 最後のテストは私たち両親も行う必要があり、長男に対してどう接しているかを自分の感覚で4択の中から選んでいきます。実際にやってみるとかかった時間は30分程度でした。

 対して長男も同じ質問のテストを行い、私たちがどう接しているかを彼なりに評価しながら選択していきます。

 このテストでは私たちがどのように接しているかと、長男はどのように感じているのかの乖離を数値化できるのです。

「絶対に見ないでほしい」と長男に言われたため、私たち親側と子どもの中身が一致しているかどうかは見ていませんが、大きく違うのだろうなと思っています。

 なぜそう思うかといえば、普段から「厳し過ぎる」などの不満を愚痴っていたため、私たちに対してかなり厳しい評価をするのではないかと考えたからです。

 ほか2つのテストの中身も確認せず、ありのままの長男の感性で書いてもらいました(中身は親が確認をしてから提出するルールはなく、子どもからの希望があれば閲覧不可にすることも可能です)。

 どんな結果になるかは神のみぞ知る……。

親はシャットアウトでただひたすら待つのみ

 事前テストを実施し、いざ知能テスト当日。病院へ到着するとすぐに長男だけ個室に呼ばれ、臨床心理士から「1時間半くらいかかるので外で時間を潰して来てください」と言われました。

 私としては一緒に見学する気満々でしたが、なんでも知能テストは本人のみしか受けられないらしい……。

 ルール上、受講者以外に内容を知られてはいけないそうなので、仕方なく近場のロフトで時間を潰しました。来年の手帳&文房具を見ているとあっという間に時間が過ぎる不思議(笑)。

 1時間半後に病院へ戻ると、まだテストは終わっていないようです。15分程度待っていると、個室から臨床心理士と長男が出てきました。

 1時間45分という長丁場でしたが、長男は「楽しかったー」という感想とともに、満足そうな顔をしています。

 その後は医師の診察があり、「1カ月後テストの結果を聞くために受診してください」とのこと。あっさりと終わったことに拍子抜けしましたが、結果が出るのを楽しみに帰路へ着いたのでした。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


残念ばーさんにはなりたくない! 平均年齢70代の“おじさまの海”で学ぶ
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
更年期め、50代手前で不眠で悩むとは…「大変だ、眠れない!」試行錯誤の睡眠導入術
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
通りがかりの小さな秋祭りで①
いつか主役になっていくのだろうと思わせる眼差し とっても頼もしい
野生炸裂! 躍動感たっぷりなワイルドハンター“たまたま”の雄姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
男も女も絶対信用できない言葉7選「行けたら行く」ほど当てにならないものはない
 今回は、信用できない言葉を特集! コミュニケーションにおいて本音と建前を使い分けるのは大切ですが、ここで紹介する言葉は...
アラフォーは「ウケる笑」でやり過ごしていいですか? 友達とのLINEで実感した老い3選
 友達とLINEしているときに「私、年取ったな…」と感じた経験はありませんか? 今回は、そんな“老化を実感したLINE”...
夜更かしをやめたい時の5つの処方箋。ダラダラスマホで寝不足の後悔
 SNS時代の現代では、大半の人が暇な時間をスマホいじりに費やしていますよね。そのせいか、夜にスマホをダラダラといじり続...
トラウマ、復讐…人生3度の挫折。後妻業に染まった女はどこで間違えたのか【後妻業の女・筧千佐子#3】
 親のことばに従って大学進学をあきらめ、大手銀行に就職して恋愛結婚した千佐子。しかし、夫の親族から田舎者扱いされ、夫婦で...
中卒の夫と愛し合って結婚。47歳で未亡人となり結婚相談所へ…【後妻業の女・筧千佐子#2】
 一滴の血を見ることもなく、遺産目当てに10人もの男性の命を奪って、疑われもしなかった後妻業の女・筧千佐子。逮捕時、千佐...
60代ふつうのおばさんが資産家シニア男性を虜にした「2つのモテ」【後妻業の女・筧千佐子#1】
「いつまでも可愛い女性でいたい」「男性から大切にされたい」――誰もが思うことだろう。ところが、男性を狙って凶行におよんだ...
スタンプばかりなLINEを送ってくる女の心理。こちとら嫌われてる?orただの変わり者?
 LINEをしていて、返信がスタンプばかりの女にイライラしたことがある人は多いはず。  イライラするばかりでなく、...
二日酔いがきつい…! スナックママ流3つの予防法。意外な「あの食べ物」が効果的?
 みなさんは二日酔いになったこと、どのくらいあるでしょうか? 若い時は「二度とお酒は飲まない」と誓うくらいの二日酔いに週...
おすそ分けが楽しみにゃん♡ 猫島の港で漁師さんを待つご機嫌“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
レズビアンバーを初体験! 接客、ショータイムにドキドキ…そこは「秘密の楽園」だった
 レズビアンバー。名前は聞いたことがあっても、足を踏み入れたことがある人は、少ないのではないでしょうか。  店内ではど...
40女「神戸マラソン2024」走ったで!ランナーのポイ捨て、アカンやろ…
 11月17日に行われた「神戸マラソン2024」に参加してきました! 倍率2倍をくぐりぬけ、今回で3回目の出走です。
生きた化石のイチョウをかわいく楽しむ! 花屋が教えるイチョウの葉を使った簡単フラワーデザイン
 猫店長「サブ」率いる我がお花屋は、神奈川県の片田舎にあります。今時分から年末にかけて、配達途中にちょっぴり遠回りを...