「入籍は餞別みたいなもん」30男が非モテ系彼女とのケジメ婚に悩むウラ

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-11-25 06:00
投稿日:2023-11-25 06:00

風俗通いや浮気のワケ

 風俗に通ったり浮気をしたりすることで、自分らしさやプライドを保っていると話すカイトさん。

「もちろん本気で好きな女性ができれば、風俗も浮気も絶対にしない自信があるよ。

 でも、定期的にそういうことを繰り返してしまうってことは、俺は理奈を愛していないんだと自分では理解している」と自己分析しています。

一度くらい籍だけ入れてあげてもいい

「結婚することそのものには、俺、そこまで抵抗ないんだよね。

 周りもみんなバツ1やバツ2だから、本気で無理! って思ったら、すぐに離婚という手段もあると思うし。

 今どきは、婚歴がないままトシとったほうが変なヤツだと思われそうだしね。

 だから、理奈のためには、一度くらい籍だけ入れてあげてもいいのかもしれないなとは思う。

 まぁどうせすぐ離婚するだろうから、理奈との結婚式は絶対にしたくないけどね。

 理奈に婚歴をつくってあげてから別れることが、俺からのせめてもの誠意なのかなぁって気がしているんだけど、どうなんだろうね?

 理奈だって、バツイチになって俺と別れたほうが、次の男をつくりやすくなるんじゃないかなぁ〜。

 だから俺からの餞別みたいな感じで、入籍するべきかなって腹をくくり始めているところよ」

 ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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