16年物グレゴリー「フローラルタペストリー」を卒業!ネットで新調し涙

コクハク編集部
更新日:2023-12-05 06:00
投稿日:2023-12-05 06:00
 趣味もファッションもその時の流行りや年齢で変化しますが、それとは別にいつまでも好きなモノってありませんか?
 30代後半の筆者はグレゴリー(GREGORY)のクラシックなタイプのリュックを長年愛用しています。特に年代によってカラーリングを変えて展開される「タペストリー」と呼ばれる花柄には並々ならぬこだわりがありまして……。

20歳でゲットしたデイパックがいまだ現役

 古着好きなら一度は見たことがあるかもしれません。「フローラルタペストリー」のデイパックです。

 20歳のとき、ヤフオクで新品未使用で定価(2万円ほど)と同じ値段でゲットしました。なぜヤフオクなのかと言えば、すでに当時もう廃版商品だったため、お店には置いていなかったのです。

 苦労して手に入れたデイパック。お気に入りすぎて、どこに行くにも毎日これを背負って出かけました。大学はもちろん、海外旅行にジム、合コン、デート……。

 社会人になってからもカジュアルな服装の日の背中はデイパックでした。

 名前の通り、「1日を過ごすのにちょうどいい分だけ詰め込める」がコンセプトで26L分の荷物が入る大容量なので、教科書やパソコン、2Lのペットボトル、電車の中で暑くて脱いだダウンジャケットなどをパンパンに詰め込んで使っていました。

 そんなこんなで20代は風のように過ぎ去り、気づけば自分も30代後半。相棒デイパックを手にした日から16年もの歳月が過ぎていました。

 古いスニーカーやアウトドア用品にありがちな加水分解や裏地のベタつきもなく、私としては「まだまだ使える」つもりでいましたが、夫からは「もうボロボロだよ、そろそろ買い換えたら?」と言われていました。

2022年の新色「ラスティータペストリー」

 現行のカクカクしたロゴよりも、かつての「シルバータグ」や「青文字タグ」のほうに思い入れがあり、「メルカリとかで状態がいいもの出てないかな?」と思っていたら、新色「ラスティータペストリー」が発売されたとの情報が!

 しかも、「90年代初期のタペストリーを参考に新たに登場」だそうで、パソコン画面で見ると確かにフローラルタペストリーとよく似ています。

 一旦、旧ロゴへのこだわりは捨てて購入を決意。税込みで27500円。16年前は確か数千円は安かったはずなので、こんなところでも物価上昇を感じます……。

色合いは違うけど、便利な機能が増えていた

 フローラルタペストリーとラスティータペストリーを比べると、やっぱり色味が微妙に違います。

 フローラルのほうが赤みやピンクが強く紫色も鮮やかで、Rusty(さび色)というだけあって、ラスティーのほうがくすんだ色合い。

 あと、これは完全に自分のミスですが、柄にこだわりがあるにも関わらず店舗ではなくオンラインで購入したせいで、花柄の出方をきちんと自分の目で選ばなかったんです……。

 お店で置いてある商品を並べてじっくり比べたら、その中でもより“フローラルっぽい”色味が正面にくる柄を選べたのかなぁ、と少しだけ後悔。

 ただ、この十数年の間に小さなアップデートもあったようで、外側の斜めのジッパーだけでなく、PCや書類を入れられるラップスリーブや使いやすいメッシュポケットが新たに装備されていました。

 ジッパーを全部あけていろいろ詰め込めるのがデイパックのいいところですが、確かに細かいモノを入れる場所がなかったので助かります。

おわりに

 先日、新しいデイパックを背負って大学時代の友人に会ったら「えっ、そのリュックまだ持ってんの?」と驚かれました。新しく買ったことを伝えると、若干引いてました(笑)。

 興味のない人からすれば、フローラルもラスティーも同じに見えるようです。

 フローラルタペストリーに愛着がありすぎて、少し愚痴っぽくなってしまいましたが、しばらく背負っていると愛着が湧くもので、だいぶ馴染んできました。

 子どもが生まれてからはコロナもあり、しばらく国内旅行にも行けていませんが、いつかこれを背負って海外の街を歩いてみたいものです。

 もともと持っていたフローラルタペストリーは、捨てずにコレクションとして家のどこかに飾ろうと思っています。また夫や友人に引かれそうですが(笑)、青春の思い出ですからね! 大切にしたいです。

(編集M)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


私の生理、山口百恵なみに華々しく引退? 男性に知ってほしい“女のつらさ”
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「ここ、モザイク入るの!?」昔のドラマに思わず苦笑…消える昭和・平成の表現。その配慮、過剰じゃない?
 テレビ業界コンプライアンス問題が拡大して久しい。差別的表現の規制や、出演者の人権など留意しなければならないことが多くあ...
しんみり…年末に急増する、人やペットの「お別れ花」。物価高でも後悔しない“花屋へ上手な頼み方”
 あっという間に残りもあとわずかになりました。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店内は、年末ならではの商品が並んで...
どこにも売ってな~い!親が泣いた「子どものクリスマスプレゼント」苦労エピ5選。仕事終わりでサンタに…
 クリスマスに子どもを喜ばせようと、プレゼントの準備に燃えている親御さんも多いでしょう。そこで今回は“クリスマスプレゼン...
大阪万博ロス民から熱い視線も…地元民が「横浜花博」に“不安”を覚える3つの理由
 去る10月13日に大好評のまま閉幕したEXPO 2025 大阪・関西万博。マスコットキャラクターのミャクミャクはまさに...
2025年、私が選ぶ“今年の漢字”を大発表! 太、離、粉…え、なんでそれ?
 いよいよ今年も残りわずか。2025年の漢字には「熊」が選ばれましたが、あなたの一年を漢字で表現するならなにを選びますか...
【漢字探し】「姉(アネ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
“にゃんたま”は青い空がよく似合う♪ 寒い冬でも心ぽかぽかになる癒しパワー
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
やべっ!忘年会の“やらかし”エピソード4選。「ホテル街で見かけたよ」で修羅場、契約破棄で大損害…
 職場や友達、趣味仲間や親の会など、さまざまな忘年会が開催されるこの時期。そこで気をつけたいのは“やらかし”ではないでし...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第108回「ぬくぬく温活ニャン」
【連載第108回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
結婚、結婚うるさ~い! 帰省する気が失せる親のLINE3選。「子ども14人へのお年玉」に絶望…
 毎年帰省している人は、帰省しない人に対し「どうして帰らないの?」と疑問を抱くかもしれません。しかし、こんな背景がある場...
「この初老の女が私?」映像に映った“残酷な姿”に凍り付く。もう若くない…悟った女が辿りついた答え
 中堅出版社に勤める綾女は、管理職につくことを打診されて落ち込む。失意のうち向かった先は渋谷にある元恋人・崇が経営するバ...
「私、まだ終わってない」出世は現場からのリストラだ…50前、あがく女が縋った“男との復縁”という選択
 中堅出版社に勤める綾女。昇進の辞令があったものの、現場から離れる立場になったことに落ち込む。向かった先は渋谷にある元恋...
「年齢なんてただの数字!」45歳、気持ちはアラサー。変わり続ける渋谷で“迷走する女”が見た現実
 ひさしぶりに 来た渋谷は 少しだけ昔と 違ってみえる…。  なんて、思わず替え歌を口ずさんでしまうくらい、この街...
65歳童貞「高齢者は“中学生マインド”で生きろ!」僕が月10万円でもワイルドに暮らせるワケ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
夜職の女が店外で“カスハラ”する謎。「お客様は神様」に物申したい!
 接客業をやっていると、嫌でも態度の悪いお客に当たるもの。  これ自体は仕方がないので、諦めているのですが、中には...