けっこうやりがちな行為が、実は差別になってるかもしれないのですが……。
本人にしか分からない部分を“察する”のはNG
マイクロアグレッションとは、自覚なき差別的な言葉や行動を指します。
新しい概念かと思いきや、その誕生は1970年のアメリカ。けっこう前からあるんですよね。じゃあ具体的に、どんなものがマイクロアグレッションに当たるのでしょうか。
SNSで槍玉に挙がった某ポスターによると、外国人に対して「お箸が上手ですね」、起業家の女性に「家事しながら仕事してて本当にすごい」、車椅子の方に「お一人で遠いところ大変だったでしょう」などの発言が自覚なき差別になってしまう可能性があるのだとか……。
言いたいことは分かる気がしますよね。でもちょっと上から目線というか、決めつけられてる感がモヤッとするというか……。
でもこれ、あまりにも大きく、くくりすぎてません? 例えば外国人のお箸、普通にすごくないですか? だって全然違う文化圏の、しかも「食」っていう生活にガッツリ接している仕様を完璧にこなせるって、めちゃくちゃすごいですよね。
仕事と家事をこなしてるのも普通にすごいし、車椅子に優しい場所だってそんなに多くない。そして遠いところ来てもらったら誰でもねぎらうのでは……。
感じ方は人それぞれ違うから
マイクロアグレッションといった言葉を通じて、自分の中にある差別心に目を向けるのは大切です。
けれど、何が嬉しくてどう扱ってほしいかは、本人にしか分からないといった当たり前の事実もお忘れなく。
自分も相手も察するだけではなく、きっちり伝えるにフォーカスすればあまり大きな問題にはならないはずです。
みなさんも今一度、己が身を振り返ってみてください。
私も自分の中にある差別心と向き合ってみようと思います。
登場人物紹介
モジョ子:自信がほしい主人公。相手の言葉を深読みしすぎるのが悪いクセ。
コミ:モジョ子の先輩。姉御肌で人気者だが、酒乱なのが玉にきず。
マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。おっとりで毒舌。3人の子持ち。
ママ:どろんぱのママ。いつも優しく女の子たちを見守る。ネズきちくんには厳しい。
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