女装する男性が彼女に求めることって何?女装趣味の心理と明暗分かれた話

内藤みか 作家
更新日:2023-12-14 06:00
投稿日:2023-12-14 06:00
 彼氏から「実は、趣味で女装するんだ」と打ち明けられたら、どうしますか?
 そして彼氏はどういう反応を求めていると思いますか? 実際にそういう経験をした女性の明暗分かれる対応の違いをご紹介します。

女装するけれど恋愛対象は女性

 女装をひそかに楽しむ男性が増えています。

 女装をするからと言って恋愛対象が男性ではありません。女装はあくまでも趣味であり、恋愛対象は女性、といった人も少なくないのです。

 そのため、女装趣味をなかなか彼女に打ち明けられない男性も最近増加中です。

「彼女が今度部屋に来るんだけど、女装用の服やウィッグやコスメ、どこに隠そう…」と困ったあげく、近所の倉庫を借りた男性もいるほどです。

彼女がいるのになぜ女装するの?

 彼女側からしたら、たくさんの疑問が浮かぶかもしれません。

「私という彼女がいるのに、どうして女装するの?」と混乱する人もいるでしょう。

 実は彼女がいる・いないはあまり関係なく、「綺麗になった自分」を見たいから女装する人が多いのです。

 綺麗になりたい願望を男性だって、持っているのです。

 女性用アイテムであるワンピースやストッキングやお化粧品にも興味津々だったりするのです。

 フリルやレースを身に付けてみたくて我慢できず、自宅でそっと変身して楽しんでいる人もいるほどです。

嫌われるのが怖い

 なかなか彼女に女装趣味を打ち明けられないのは「嫌われたくない」から。

「そんなの気持ち悪い」とドン引きされたらどうしよう、と悩む男性は結構いるのです。そんななか、30代男性の彼女、A子さん(30代)の反応はとてもすがすがしいものでした。

 A子さんは彼氏の女装を知ると「今すぐ女装して見せて!」と大喜び。そしてメイクをしてメイド姿になった彼氏を見るなり「可愛い!」と抱きしめたそうです。

 今では彼氏にメイク用品を貸してあげたりと、積極的に彼氏の女装をサポートしてくれているのだとか。

 A子さんのように女装を喜ぶ反応だと、男性もほっとするのです。

 女装する男性の憧れは、女性と一緒にお出かけして、カフェでスイーツを食べながら女子トークをすること。

 彼女が理解を示してくれたら、その憧れが現実のものになるかもしれないので、先の楽しみもできるのでしょう。

女装を拒否するとどうなるか

 対して、B子さん(30代)のように、拒否反応を示す彼女もいます。

 B子さんは同い年の彼氏の女装趣味を目に入れないようにしました。

「私の前では女装しないで。女装するのなら部屋の中だけか、女装仲間の集まりだけにして」と制限をかけてきたのです。

 彼氏はどうなったかと言いますと、最初のうちは部屋でひとりで女装をしていましたが、やがて誰かに見せたくなり、夜の街に繰り出すようになりました。

 そして女装もOKのバーで知り合った女性と浮気してしまったのです。

 浮気相手は、最初から彼が女装するのも知っていましたし、そもそもそうしたバーに来ているわけですから女装男子に理解があります。

 そして2人でメイクし合っているうちに、唇と唇が近づき、一線を超えてしまったのです。

彼の女装を一緒に楽しんで!

 A子さんとB子さんの違いは明らかです。彼氏の女装を一緒に楽しめたA子さんは彼との仲を深められました。

 しかし、彼氏の女装を拒んだB子さんは、関係にヒビが入り、彼は浮気をしてしまったのです。

 女装男子は、自分が女装している時は女の子として接してくれるような女性を求めています。

 女友達のように一緒にお茶をしたり、お洋服コーデを考えたりしてくれる女性こそ、彼の理想の恋人なのかもしれません。

 多様性の時代なので、これからも女装する男性は増えるはず。

 普段は男性の格好をしている彼の中から時々出現する女の子を受け入れ、妹のように可愛がってあげるのがベストな対応ではないでしょうか。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫が「パパ活」してるかも…赤字でも生活水準を下げられない44歳妻の苦悩。高級車やゴルフ三昧にウンザリ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-03 06:00 ラブ
「バレたら、一生終わり」義弟との情熱的な密会。介護で疲弊する中、身も心も慰められて… #2
 直美さん(45歳主婦/子供ナシ)は、水商売から保険会社を経て、34歳のときに資産家の勝久さん(55歳)と結婚。しかし、...
蒼井凜花 2025-05-02 06:00 ラブ
これぞ「ぽっちゃり」街コン! 黒沢かずこ似の30女が参戦したら、鬼のように楽しかった話。色気より食い気よね
 はじめまして、世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始める...
わかってるのに…なぜ“都合のいい関係”を続けるの? 女たちの切ない言い分
「曖昧な関係を終わりにしたい」と思いながらも、なかなか別れられずにいるそこのあなた。その背景には、満たされていない思いや...
恋バナ調査隊 2025-05-02 08:35 ラブ
上京して人生変えたい…アラサーが陥る「勘違い」と「モテるため」のファイナルアンサー
 人生をやり直すために東京に行く! という人が時々います。中にはノープランで上京するケースもあります。  アラサー...
内藤みか 2025-05-01 06:00 ラブ
大人の男が悩殺された6つのセリフ。「私がいるじゃん!」「やだ♡」は疲れた社会人に刺さるのよ…
 いったい男性はどんなセリフにキュンとしたりメロメロになったりするのでしょうか?今回は、大人の男性が悩殺されるセリフを中...
恋バナ調査隊 2025-04-29 07:22 ラブ
それ、デートDVを受けてない? 束縛や避妊なし…日常に潜む8つのパターン
 交際相手から受ける暴力のことをデートDVといいますが、その暴力の中には精神的な暴力や性的な暴力なども含まれます。しかし...
恋バナ調査隊 2025-04-28 06:00 ラブ
地雷踏んだ? 気になる彼とのLINEが途切れてぴえん。嫉妬させるはずが大失敗!
 気になる男性とのLINEが急に途切れた! 脈なしだから? それとも送った内容に問題があった? 3つの例とともにその理由...
恋バナ調査隊 2025-04-27 06:00 ラブ
ノリ悪すぎてつまらん! 夫婦間の「関西人vs 東京人」バトル。妻が夫に感じる“地域差”あるある
 出身地域によって、常識や価値観が違うのは当然です。当たり前だと思っていたことが通じないと、イライラが溜まりますよね。夫...
恋バナ調査隊 2025-04-26 06:00 ラブ
「甘い言葉はバカバカしい」行為嫌いな46歳夫、妻に“演技で”求めた時に気付いたこと
「冷酷と激情のあいだvol.243〜女性編〜」では、夫婦間のレス解消への努力を始めた早織さん(仮名)の迷いをお届けしまし...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
45歳女が“夜の営み”作戦に悔やむワケ。友達夫婦の話に刺激されて…
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
金目当てと罵られ…水商売あがりの女が“禁断不倫”に走るとき「義弟がたまらなく愛しくて」#1
 あまたある不倫でも「身内の婚外恋愛」は珍しくないのかもしれない。  今回取材に応じてくれたのは直美さん(45歳主...
蒼井凜花 2025-04-25 06:00 ラブ
つらすぎる!「40代の大恋愛」が終わっちゃった…別れた後の“ズタボロ”はどう癒せばいい?
 40代で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね…。今回は40代の失恋にありがちな別れの理由や、立ち直り方をご...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
えっ、そんなことで? 勝手な男が語る「飽きる女」の特徴。尽くすのは勘弁…とか何様だよ
「付き合ってもすぐフラれる」「好きな人といい感じになっても連絡が途絶える」と、恋愛が長続きしないことに悩む女性は男性にす...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
20代イケメン先生めぐりママたちが壮絶バトル…いまやPTAの係決めは新学期の風物詩に
 新入学や新学年の季節。子どもたちも新しい環境で張り詰めている時期ですが、そのウラで保護者のPTA役員決めの熾烈な争いも...
内藤みか 2025-04-24 06:00 ラブ
値上げラッシュで恋も砕けた… 物価高のせいで終わった恋愛エピソード。一方、得したことも?
 どこも値上がり、値上がりで勘弁してほしい! その物価高は、恋愛にも大きく影響しているのだとか…。悲喜こもごもなエピソー...
恋バナ調査隊 2025-04-24 06:00 ラブ