「起業するからお金を貸して」と彼に言われたらどうする?

内藤みか 作家
更新日:2023-12-21 06:00
投稿日:2023-12-21 06:00
 ある日突然「起業する」と宣言した彼。なにやらいろいろ準備を頑張ってる様子です。
「起業資金が足りないので支援してほしい」と言われて、出してあげるべきか迷っている女性が増えているようです。
 彼氏が起業する時、彼女はお金を出してあげるべきなのでしょうか?

「結婚するから事業を助けて」

 Mさん(30)の事例です。居酒屋で知り合った彼氏(28)が、パーソナルジムを開くと言い出しました。

 しかしそのためには不動産の賃貸契約や機材代金など、まとまったお金が必要なのだとか。

 そして彼氏は「成功したら結婚を考えているので、Mにも少し事業資金を負担してほしい」と切り出してきたのです。

 彼氏とはいえ、成功するかどうかもよくわからない会社に資金を出すのは…、さすがにためらわれました。

 けれど、彼と結婚したいと思っていたので、Mさんは「起業が順調そうに進んでいたら助けるよ」と答えたのです。

名刺ひとつで信用

 ある日の出来事です。彼氏が1枚の名刺を差し出しました。

 そこにはカッコイイ英語の社名と、「代表取締役」と肩書きがついた彼の名前。

 会社の住所は麻布です。

「やっと会社の名刺ができたから、最初の1枚をMに渡したくて」と彼も誇らしげです。

 名刺には会社のロゴもプリントされていました。

「デザイナーさんといろいろ相談しながら、会社にピッタリのロゴを作ってもらったんだ」と語る彼は、いつもより凛々しく知的に見えました。

 その姿に感動したMさんは「広告費がもっとあれば宣伝もできるんだけど…」とぼやく彼に、思わず「いくら必要なの?」と聞いていました。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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