NHK朝ドラ「ブギウギ」~第14週「戦争とうた」#65
上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽をやりたいと考える。
スズ子(趣里)は慰問で富山に訪れる。泊まった旅館で、スズ子はある女中と知り合う。りつ子(菊地凛子)は、鹿児島の海軍基地を訪れる。そこで、特攻隊員のために歌ってほしいと要請を受ける。
戦時下で、それぞれの活動をする3人。上海で、李香蘭(昆夏美)の歌声が響き渡る。
【本日のツボ】
「夜来香ラプソティ」
※※以下、ネタバレあります※※
NHK紅白歌合戦のあいみょん「愛の花」は良かったですね。さらに感動なのは浜辺美波の涙です。お隣りには夫の万太郎(神木隆之介)もいて、あいみょんの歌うバックに流れた「らんまん」の名シーン、心が温かくなりました。
これを見られただけでも紅白にお付き合いした甲斐があるというものです。音楽のチカラを感じました。
さて。年明けの「ブギウギ」です。上海の羽鳥は、黎錦光が作曲した「夜来香」をいたく気に入り、これにブギのリズムを取り入れ、シンフォニックジャズ風にアレンジすると話します。
「中国人である君が作った曲を、日本人の僕がアメリカのリズムにアレンジして、それを世界中の音楽家が演奏するんだよ」と。
「音楽が時勢や場所で縛られるなんてバカげてる。音楽は自由だ。誰にも奪えないということを、僕たちが証明してみせよう」と決意を語る羽鳥。
スポットライトを浴びる昆夏美のシーンはなし
大成功だった音楽会のシーンはなく、「善一が音楽監督を務めた音楽会はみごと成功。なかでもブギのリズムを取り入れた『夜来香ラプソディ』は大好評でした」とまさかのナレコン(ナレーションコンサート)。
音楽会のシーンがなかったのは残念です。予算の都合でしょうか!? そういえば上海の場面はいつもあの店ですね(笑)。
打ち上げで、羽鳥に促され、もう一度「夜来香ラプソティ」を歌う李香蘭。演じるは昆夏美。「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ、「ミス・サイゴン」のキムなどを演じて来たミュージカル女優なので、もっと大きな舞台でスポットライトを浴びて歌わせてあげたかったなあ、と。それだけが心残りです。
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