これって誘拐ですよね!? 遊んでいたら詰められた恐ろしいご近所トラブル

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2024-01-08 06:00
投稿日:2024-01-08 06:00

責められるのはこちら側?我が子は自分の責任です

 3カ所目の公園でようやく我が子たちを発見! その中には弟くんらしき小さな子どもの姿も…。

 弟くん(仮)を見つけて安堵したと同時に、先ほどの女性へ電話を掛けると迎えにくるとのこと。女性の到着を待ちながら長女と、末っ子の同級生のママさんからコトの経緯を聞きました。

 いわく、長女と末っ子が我が家の前で遊んでいたところ、例の兄弟が混ざってきて「ママは歯医者に行っている」と話したそうです。

 そこに末っ子の同級生とママさんが合流して公園へ遊ぶ流れに。しかし、お兄ちゃんはフラフラとどこかへ行ってしまい(おそらく家に帰った)、弟くんだけが残りました。

「お兄ちゃんはお家に帰ったのかな? 一緒に帰ったら?」と促しても、弟くんも公園に行きたいと駄々をこね始め、泣くばかりで自宅の住所も場所も分からず、手に負えません。

感動の再会からの…

 同級生のママさん的には小さな子どもを1人にするのは気が引けるため、仕方なく一緒に公園へ連れて行ったということでした。

 一連の行動は善意のものであり、昼前までには公園から戻ってくるつもりだったので大丈夫かと思ったそうです。

 そんな事情を聞く間にも「お腹すいた、のどがかわいた」と盛大にぐずり暴れる弟くん(仮)。たしかに1人にさせたら大変そうな雰囲気が伝わってきます。

 なだめながら待っていると女性が自転車で到着。弟くん(仮)を見つけるや否や、名前を呼びながら抱きしめました。

 その光景に『見つかって良かったなぁ』と思っていたら、女性がこちらを向いて信じられない言葉を吐き捨てたのです!

「これって誘拐ですよね!?」の言葉に戦慄

「見つけてくれてありがとうございます。でも、これって誘拐ですよね!? 小さな子どもが1人でいたら普通家まで届けたり、敷地外に行くなら事前に了承を取りませんか!?」

 女性のブチ切れは止まりません。経緯を丁寧に説明しても、「いつもならお兄ちゃんと一緒に2人で上手に遊んでいる」「着いてきちゃダメと言えばうちの子は素直に帰るはずだ!」「普通は小さな子どもが1人でいたら親が来るまで待つのが常識でしょ?」と責め立てます。

「そもそもあなたが自分の子どもを見ていなかったのが原因でしょ! こちら側は善意で見てあげていたんです」

 同級生のママもあまりの言い分に頭に来たのか、言い合いに突入。収拾がつかなくなり、私が間に入り「自分の子どもは自分で守りましょう」と丸く収めたのですが…。

ご近所トラブルは誰にでもあり得る

 昼過ぎ、女性が我が家に再訪してきます。貸りていたという末っ子のおもちゃを返しに来たのです(ちなみにこちらは貸したつもりはなし)。

 その際も消化不良だったのか、同級生ママの自宅住所を聞いてくる執念じみた行動にゲンナリ。教えずに受け流しましたが、かなり疲労感が残りました。

 もし自分の子どもが同じ状況になった場合、感謝すれど「誘拐された!」と文句を言うなんて考えられません。むしろ迷惑を掛けてしまったと申し訳なく思うはず。モヤモヤした気持ちだけが残る結果となりました。

 そして後から分かったことがもうひとつ。「お兄ちゃんは小学生だ」と女性は言っていましたが、実は末っ子と同い年だと判明。来年から同じ小学校に通うと思うと気が重いです。というか、5歳と3歳を子どもたちだけで遊ばせないで欲しい…。

善意が思わぬトラブルに

 今回は私が直接関わったわけではありませんが、善意から思わぬトラブルに発展することもあるのだなとつくづく感じました。

 長女には今後同じようなことが起こった場合は、私に確認をとる、警察へ相談するように言いましたが、正直判断が難しいところ。結局は関わらないのが一番なのかもしれません。

 ご近所トラブルとしてはかなり珍しい例かもしれませんが、トラブル自体は誰にでも起こりうる可能性があります。

 みなさんも放置された子どもには充分お気をつけくださいね…!

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


事前準備が命!子連れ引っ越しこう乗り切る 2022.6.28(火)
 ただでさえ、やることだらけでバタバタするのがお引越しですが、小さな子がいる家族は環境の変化や子どもの体調など、心配事も...
悲劇のヒロイン説も浮上!「疲れるネガティブ」ちゃんへのお作法
「どうせ自分なんて」「もう嫌だ」……あなたの周囲にも「他人を疲れさせる」ネガティブな人はいませんか? 悲観的な発言を聞か...
招き猫“たまたま”の「おいでおいで♪」に吸い寄せられちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
すいかばかと呼ばれる男<2>ハッパ64で10年に一度のすいかを
 山梨県のすいかの生産量は全国で最下位の47位。その山梨県北杜市で、ひとりこだわりのすいかを作る男がいる。寿風土(ことぶ...
「40こえたら大変」うぜえ!思い込み激しい系からの迷惑LINE
「思い込み」は、本人が気づいていないからやっかいなもの。悪気があるわけでもないから、こちらが傷ついても文句が言えないのも...
自称・田中みな実系女子のウザLINE!日焼け止めはパーツ別で
 フリーアナウンサーで女優の田中みな実さん。その美意識の高さや、あざと可愛い性格に憧れる女性は多いですよね! でも、“田...
「エシカルな暮らし方」って何?知ったかぶりしそうな貴女へ
 近年、リサイクルや自然保護といった活動が当たり前になってきましたよね。その中のひとつでもあるのが、「エシカル」です。言...
自分は何フェチ? 先輩お姉さんらも実践する「幸福度」の話
 みなさんは自分のフェチ、分かってますか? 何故それが好きなのか、具体的な理由は言えるでしょうか。私は最近、心のダメージ...
イライラしやすい人、読んで! 簡単「ストレスリセット」8選
 日常生活の中で、誰だって多かれ少なかれストレスを抱えているでしょう。でも、ストレスはデメリットばかりではなく、ストレス...
 “たまたま”天気予報!「猫が顔洗うと雨になる」は万国共通
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
DX進むブライダルの新潮流「フォトウェディング」知ってる?
 早いもので2022年も折り返し地点の月でござんす。  半袖を着るようになると「あー、今年も終わりに向かってラスト...
コロナ後初のタイ!バンコクの物価、買い物三昧から珍事件!!
 こんにちは! 複業家の林知佳です(占い師もやってます!)。全4回にわたり、コロナ後初の海外について書かせていただきます...
ワイルド“たまたま”かっこよすぎ!圧倒的オーラにうっとり♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お父さん本人から「父の日催促LINE」可愛いorウザイどっち?
 父の日が近づいてくると、毎年いても立ってもいられなくなるお父さんは多いよう。そんなお父さんたちから送られてくるのが、「...
「お下がり頂戴」非常識ママ友を駆逐! LINEでできる撃退法
 子供が絡んでいる「ママ友」は、相性や性格に不満があっても、なかなかきっぱりと関係を終わらせることができないからやっかい...
秋葉原の高架下巡りでお腹と好奇心を満たす 2022.6.18(土)
 ぽっかりと予定があいた週末、以前から気になっていたスポットに行ってみることにしました。目指すは秋葉原。そう、あの電気街...