「緑の黒髪」があるなら、白髪の“褒め言葉”は?

コクハク編集部
更新日:2024-01-07 06:00
投稿日:2024-01-07 06:00
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
 毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。

【今回の女ことば】緑の黒髪

 お久しぶりの40代独女メンバーが集まり、花が咲く話題といえば「美容ときどき健康、まれに色恋」と相場が決まっています(独断と偏見です)。

 とりわけ白髪問題は切実で、

「染める頻度はどのくらいか」
「市販の白髪染めはどれ試した」
「結んだら、生え際の白髪チェックが欠かせない」
「近い将来、夏木マリ(=金髪ヘア)になるから」

 とまあ、帰省した年の瀬もロードサイドの珈琲チェーン店でスフレパンケーキを頬張りながら、ぼやきまくったわけですが…。

 話は続きます。

「小学生の頃、緑の黒髪ポニテがトレードマークだったSちゃんとこんな話をするようになるとはね…」としみじみするKちゃん。

 うんうん、そうだね。っていうか、「緑の黒髪(みどりのくろかみ)」ってどんな意味だっけ?

「緑の黒髪」の意味は?

 年が明け、仕事始めに開いた「成語林 故事ことわざ慣用句」(旺文社)によれば、

【緑の黒髪】(若い女性の)つやのある黒い髪。黒く生き生きとした髪の毛のようす。「緑の髪」ともいう。

 とあります。「緑(みどり)」の語源に「みずみずしい」だったという説があり、「みずみずしい黒髪」を「緑の黒髪」と呼ぶようになったとも。

「緑(みどり)」の意のひとつとして、《黒くつややかな色。多く毛髪にいう》(デジタル大辞林/小学館)とあり、「緑の黒髪」は、女の命ともいわれる髪の毛の最上級の褒め言葉といえそうです。

 だったら、白髪も、せめて気持ちだけでも明るくなる“言い換え”はないの?

 調べてみると、あるにはあったのですが…。

 ――「頭に霜を置く」

 うー、なにもかも寒っ。

(コクハク編集部校閲見習い・やす子)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


恩師「結婚したら幸せになれるものではない」えっ!恩師の名言LINE3選
 お世話になった恩師からの言葉は、深く胸に響くものですよね。人によっては、恩師の元を卒業してからも、いろいろな相談をする...
指原莉乃が後輩へのスキンシップで炎上!今時のセクハラ・パワハラ境界線
 元HKT48でタレントの指原莉乃(31)が、10年前の番組内で後輩メンバーに行ったスキンシップがSNSで拡散され、炎上...
春=別れの季節と思う大人へ「さみしい」は「めでたい」証拠
 みなさんにとって、春はどんなものでしょうか。アラサーの私にとっての春は、年々“別れの季節”になりつつあり、あまり好きで...
思いもつかない理由で「常識」は簡単にひっくり返るから…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
【ダイソー】スギ花粉に負けるな! 40女のお守りアイテム3選
 ついこの間「あけましておめでとう」なんて言ってたのに、いつの間にやら2月も終わりですよ。  まだまだ北風が冷たい...
お日様最高にゃ! 春が来た喜びを全身で表現する“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「桃」は最強の魔除けアイテム!食べてよし、飾ってよし。
 まもなく上巳の節句(桃の節句)。女の子のお節句でございますわよ。ひな祭りシーズンになるとお花だけでなくスイーツやグッズ...
「なんで風は吹く?」子どもの質問に知識以外で答えてみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てをしたくない若者が急増!複雑に絡むネガティブな原因
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、「子ど...
雪平莉左さんとリオの日常「人間の彼氏もお眼鏡にかなわないと絶対ダメ」
 私が24歳で上京したとき、一緒に東京にやってきてずっと同棲しているのがマンチカンの男のコ、リオです。  リオは高...
連れて帰りたい! 人懐っこすぎる“たまたま”の激レアショット
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色に心和むひと時、だからこの時間が好きなんだ
 忙しない街にも訪れる特別な時間。  足早に歩く人々は顔を上げ、しばし空を仰ぎ見てから、また現実へと戻っていく。 ...
女+家=嫁…「嫁ぐ」と「結婚」の違いはある?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第68回「コウメばあちゃんはどこ?」
【連載第68回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
貸したお金を催促するのにこんな手が…! モヤモヤを解消するLINE3選
 人にお金を貸した後、なかなか返してくれなかったら、とても嫌な気持ちになりますよね。  とはいえ、お金の話は、言い...
電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
『電マの営業・新井です!』(略して「電マの新井」)という新作が大変好評だ。  書店員にとっての新作といえば「新しく...