元モー娘。加護亜依様の“セクシー女優匂わせ”が冗談に聞こえないワケ

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2024-01-20 11:16
投稿日:2024-01-20 06:00

ピュアすぎて善悪の区別がつかないから?

 伝説の「クローゼット不倫」の矢口さんでさえ、現在では普通に地上波テレビに出演し、ミニモニ。復活の中心メンバーになっていたことと比較すると、今の加護ちゃんは“元モー娘。のダークサイド代表”のような存在になってしまっています。

 筆者は以前、加護ちゃんにインタビューをしたことがあるのですが、面と向かって話した感覚としては「普通のいい子」という印象でした。

 この連載の担当編集も別件でインタビュー経験があったそうですが、「天真爛漫」と語っており悪い印象はなかったそうです。

 加護ちゃん本人も昨年10月、SNSで自身のことを《純粋でまっすぐな天真爛漫なのだ!(キリっ)》と評していましたが、まさにそのとおりなのかもしれません。

 そう、彼女はピュアすぎるがゆえに、おそらく自らの好奇心(=欲望・欲求)を素直に行動に移してしまっているだけなのです。

 わずか12歳で芸能界にどっぷり浸かり、もしかしたら汚い大人たちに囲まれて、大金も手に入れて、善悪の区別がつかないまま倫理観がバグッていったのではないでしょうか。

騒動や問題発言の根底にあるのは…

 これまでの加護ちゃんの騒動や問題発言の数々も、「ピュアだったから」という理由で全てが片付きます。

 少女時代にタバコを吸ったのも、どんな味なのか知りたいという好奇心と早く大人になりたいという欲求に素直だっただけ。

 夜遊びして数々の男性芸能人と関係を持ったのも、“気持ちいいから”という純粋な欲望を満たしただけ。

 年上俳優と不倫したのも、相手が既婚者かどうかなんて関係なく、好きになった人への“純愛”を貫いただけ。


 逮捕されて犯罪者となった最初の旦那と結婚したのも、純粋に好きな人とずっと一緒にいたいと思っただけ。

 2番目の旦那と幼い子どもがいながら、怪しい男性たちとの韓国バカンスを楽しんだのも、解放されて楽しみたかっただけ。

 すべてが、「ピュアすぎて善悪の区別がつかないから」で説明がつくのです。

「HUNTER×HUNTER」という大ヒット漫画の主人公・ゴンも、純粋すぎて善悪に頓着がない危うい人物なのですが、筆者には加護ちゃんとゴンがどうにもカブッて見えてしまいました。

 ――このように、とことん「ピュア」を極めたプロフェッショナルな加護ちゃんのこと。

“大金がもらえるし、注目されるし、気持ちいいから”というシンプルかつ純粋な理由で、いつか本当にセクシー女優デビューする日が来てもおかしくない、と思ってしまうのは筆者だけでしょうか…。

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ
旧ジャニ会見から1年半、STARTO社の再興成否…CD売上と人権意識から考察、ファンは一体何を望む?
 2023年9月および10月、旧ジャニーズ事務所は創業者問題で2度記者会見を開いた。その後、同社所属タレントのテレビ・C...
こじらぶ 2025-04-12 06:00 エンタメ
「あんぱん」阿部サダヲの配合絶妙な演技。高知つながりで“しょくぱんまん”登場!
 元気のない家族のために力を貸してほしいというのぶ(永瀬ゆずな)の頼みに、草吉(阿部サダヲ)は1回きりの約束であんぱんを...
桧山珠美 2025-04-09 17:20 エンタメ
『あんぱん』RADWIMPSの主題歌は本当に「合っていない」のか? 正統派・朝ドラOPの真逆を貫いた意味
 2025年3月31日より、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送が開始された。国民的キャラクター「アンパンマン」生みの...
「R-1」さや香・新山や吉住らベテラン勢はなぜ負けた? 売れっ子は予選で有利、決勝で不利な理由
 最もおもしろいピン芸人を決める「R-1グランプリ2025」(フジテレビ系)が3月8日に開催された。決勝常連組やベテラン...
帽子田 2025-04-09 09:48 エンタメ
ヤムおんちゃん草吉はあんぱん代をきっちり集金。ジャムおじさんとは違う“先導”に期待膨らむ
 草吉(阿部サダヲ)のあんぱんを食べて、生きる力をもらった朝田家。羽多子(江口のりこ)は内職の仕事を始め、釜次(吉田鋼太...
桧山珠美 2025-04-07 17:20 エンタメ
「あんぱん」ウラの見所~初週からブチかまし!細部に神経が行き届いた作品だと印象付けた中園脚本
 結太郎(加瀬亮)があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶ...
桧山珠美 2025-04-05 06:00 エンタメ
“百戦錬磨”香川照之ゆえの提案「全6話、スイッチを仕込んでいます」【主演ドラマ『災』インタビュー】
「連続ドラマW 災」(WOWOW、6日22時スタート)は、湿り気を帯びた陰鬱な雰囲気とぞわりとする劇伴が感情を揺さぶる不...
朝ドラ「あんぱん」の描写に25年前の“名台詞”が…CA役だった松嶋菜々子の変わらぬ美貌はさすが過ぎる
 ある日、のぶ(永瀬ゆずな)は千尋(平山正剛)とシーソーに乗る嵩(木村優来)を見かけるが、千尋が軽くて動かない。そこでの...
桧山珠美 2025-04-02 17:20 エンタメ
「あんぱん」ヒロインの着物がオレンジ色の納得。ドキンちゃんのモデルゆえの演出
 昭和初期、家族の愛情をたっぷり受けて育った少女が高知の町中を勢いよく駆けていく。「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆ...
桧山珠美 2025-03-31 17:20 エンタメ