40代人妻探偵の危険な性欲 依頼人の自爆に触発→オナニーで3度イキ #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-01-19 13:32
投稿日:2024-01-12 06:00

私だけじゃなかった…依頼人の切ない告白

 驚いていると、ナオミさんが話し始めました。

――はい、恥ずかしい話ですが、夫とはとっくに家庭内離婚状態です。もちろんセックスレスでもあります。日々の不満から、既婚者専用マッチングアプリに登録して、達也さんと出会って…。彼は優しく、夫にはないときめきをくれて、その上セックスも上手で…。どんどん彼にのめり込んでいったんです。

 男女の関係になって4カ月くらいになりますね。私は達也さんという『セカンドパートナー』を見つけたから、マッチングアプリは退会したんですが、彼は違いました。

『女性は無料会員になれるけど、男性は有料で、僕は半年間のプランに入ったし、今やめるとお金がもったいないから、あと2ケ月は続けるよ』と堂々と言われてしまって…不安でした。

 その上、ベッドの中では『いつかナオミと夫婦になれたらいいのに』と甘く囁かれてしまって…。

 でも、私がたまたま新宿を通りかかった際、彼が若い女と歌舞伎町を歩いているのを見てしまったんです。驚きました。私だけじゃなかったの…? 彼を信じつつも、あとをつけたら、案の定ラブホテルに消えていったんです。

 ナオミさんは一気に言いました」

ターゲットの愛人女性が依頼人だったとは

 ここで、波子さんは口ごもったものの、彼の熟練したセックスを思い出し、体の芯を熱くさせたという。すると、社長が口火を切った。

――じゃあ、盗撮した映像を見てみよう。

「社長がSDカードを取り出し、パソコンに差し込むと、裸でもつれあう達也さんと私が映っていました。

――う…ますます締まってきた。

――ええ、吸い付き合ってる感じ…気持ちいい。

――ああ…クリがこすれて気持ちいい。

――波子はイヤらしい女だな。

――ダメ…気持ちよすぎて…変になる。

――変になっていいよ。もっと乱れてごらん。

――ン…許して…。気持ちよすぎて先にイッちゃいそう。

 3人とも息をひそめて見入っていました。私自身、風俗嬢をしていたこともあって裸を見られても平気ですが、先ほどまでまぐわっていた生々しい映像が眼球に突き刺さり、頭の中がぐらぐらしてきて…。

 それよりも、まさか、達也さんと不倫している愛人女性が依頼人だとは予想外でした。

 最後のほうは早送りし、社長は動画を止めたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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