蛙化現象わかったフリしてない?恋愛中でもどこか冷静な若者のリスク管理

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-07-09 21:57
投稿日:2024-02-10 06:00

なぜ「蛙化現象」は起きるのか?

 なぜそんな現象が起きるのか? を考えてみたいんだけど、今の若い人達ってSNSやマッチングアプリとかを活用すれば、出会いはいくらでもある。

 そうやって回転寿司みたいに目の前に次々と相手がやってくるような状況だったら、少しでも相手の嫌なところが見えたら、「即、次の相手」と考えてもおかしくないよね。

 恋愛って楽しいことばかりじゃなくて、相手がモラハラ野郎だったり、別れた後にストーカー化したりと実は結構リスクがある。

 今の若い人達はそれを知っていて、相手が変な気配を少しでも出したら、敏感に察して早めに離れるんじゃないのかな。切り替えが早くて危機管理に長けているんだよ。

 一方で、行動する前からリスクを考えすぎな気もするね。

 そもそも恋愛って、熱に浮かされて周りが見えなくなって、どんなに賢い人でも思考が働かず、常識では考えられないような方向に行っちゃったりするじゃない? リスクを避ける考え方とは本来は真逆のところにある状態のはずなんだよ。

 ──「オレ、わかってる」みたいな顔ですけど。山口さん、恋愛経験ないですよね…?

次は「蛇化現象」だって!

 そう考えると、社会問題になっているホストにハマっちゃうような若い人達って、ある意味、純粋で人間らしかったりするのかな。もしリスクを考えていたら、将来結婚する可能性のない相手に大金を貢いだりしないもんね。

 ところで、そんな「蛙化現象」もすでに古くなりつつあるみたいで、最近は「蛇(ヘビ)化現象」なんて言葉も登場しているとか。相手が格好悪いことをしても蛇が丸呑みするように、それを全部受け入れる意味らしいんだけど…。

 言葉も情報も、世の中のスピードが速すぎて、オレみたいな年寄りはついていけないよ! ってことで、皆さんDOなのYO!! 次回もお楽しみに。

(聞き手・箕浦恵理/コクハク編集部)

【童貞のつぶやき(おまけトーク)】

 2022年は5人に1人以上が「マッチングアプリ婚」だったらしいんだけど、相手をネットやAIに紹介してもらうって、要はお見合いと同じじゃない?

 自由恋愛が主流とされる時代に、なんだかすごく保守的なことをやってるようにも見える。やっぱり、偶然の出会いこそ人生の醍醐味だと思うんだけど…とか言ってるから、オレはずっと童貞なのかも?

 ところで、マッチングアプリでは絶対に出会うことのできないであろう、63歳で童貞、そして無職というオレのような人間を受け入れる、器の大きい破天荒な女性はいないんでしょうか? そんな女性がいたら、それこそ「蛇化現象」だよね~。

山口明
記事一覧
プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「鉛筆なめなめ」「セクハラはやめて」悲しきおじさんビジネス用語3選
 会社に勤めている人なら、50代以上のおじさんたちが「おじさんビジネス用語」を使っているのを聞いたことがあるかもしれませ...
経験は「ナマモノ」…感情も感度も“錆びた大人”になっていませんか
 人生において経験は重要ですよね。これから先の未来や、あるいは後輩たちを助けられるかもしれません。  だけど昔の経験に...
あなたにとっての「過去」はいつ? 過去を閉じ込めた空間で
 過去という言葉の意味が広すぎて、思い浮かべるイメージがまったく違うと気づいた。  ある人は自分が小さかった頃を、...
奢り奢られ問題…リュウジ氏にもう港区くるなよ?の反論、私達が学ぶこと
 ネットを大いに騒がせた「奢り奢られ問題」。料理研究家のリュウジ氏のSNS投稿が火種となり、多くの意見が寄せられました。...
15キロ太ったからつまんないの? “サイズ44”に教えられた自分の本音
 2度の出産と加齢と腰のヘルニアを経て、5年をかけて15キロ太りました。実はそれについては人が思うほどは気にしていない…...
5年に1度の逸材にゃ!ノーブルすぎる“たまたま”に思わず合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「出世したくない人」激増のナゼ 共通する特徴と4つの理由に妙に納得…
 令和の今、社会人の中でも「出世したくない」と考える人が非常に増えているようです。少し前まではどうにかして出世してやろう...
ハロウィンの新顔!小粒な「ソラナムパンプキン」は枝にぶら~んぶら~ん
 まもなくハロウィン。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋さんに、今年も大きなパンプキンが店頭を占拠する季節がやってま...
26歳ギャラ飲み女子の貯金額は3000万円!昼はOL、非港区系の堅実生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
いくつになっても、誰かに褒められるのはやっぱりうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
出産を機に中途半端なキャリアに…今にマッチした働き方は?
 先日X(旧Twitter)で、米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したニュースを...
シンデレラ城より“我が城”が好き!LINEが示すめんどくさがりやの実態
 めんどくさがりやの人は、できるだけ身動きしないで済むように、いろいろな方法を駆使し、少しでも楽な生活を追求していますよ...
水しぶきの向こうに見えた太陽 長く暑かった季節を偲んで
 次の季節に向かうとき、少し寂しくなるのはなぜだろう。  高3の夏の終わりに自分の手でプールのカギを閉めたときとは...
パーフェクト“たまたま”の精悍&クールな眼差しに痺れちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
発達障害グレーゾーンの長男が憎い…ある一言で私の何かがプツンと切れた
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
出産で疎遠に…結婚後に態度が変わる女友達の特徴&無理しない付き合い方
 学生時代に仲の良かった女友達も、結婚した途端に疎遠になってしまったというのはよくある話です。どうせなら、結婚しても長く...