蛙化現象わかったフリしてない?恋愛中でもどこか冷静な若者のリスク管理

山口明 プロ童貞・現代アーティスト
更新日:2024-02-10 06:00
投稿日:2024-02-10 06:00

なぜ「蛙化現象」は起きるのか?

誰だってリスクは取りたくない (C)コクハク
誰だってリスクは取りたくない (C)コクハク

 なぜそんな現象が起きるのか? を考えてみたいんだけど、今の若い人達ってSNSやマッチングアプリとかを活用すれば、出会いはいくらでもある。

 そうやって回転寿司みたいに目の前に次々と相手がやってくるような状況だったら、少しでも相手の嫌なところが見えたら、「即、次の相手」と考えてもおかしくないよね。

 恋愛って楽しいことばかりじゃなくて、相手がモラハラ野郎だったり、別れた後にストーカー化したりと実は結構リスクがある。

 今の若い人達はそれを知っていて、相手が変な気配を少しでも出したら、敏感に察して早めに離れるんじゃないのかな。切り替えが早くて危機管理に長けているんだよ。

 一方で、行動する前からリスクを考えすぎな気もするね。

 そもそも恋愛って、熱に浮かされて周りが見えなくなって、どんなに賢い人でも思考が働かず、常識では考えられないような方向に行っちゃったりするじゃない? リスクを避ける考え方とは本来は真逆のところにある状態のはずなんだよ。

 ──「オレ、わかってる」みたいな顔ですけど。山口さん、恋愛経験ないですよね…?

次は「蛇化現象」だって!

ついていけないよ… (C)コクハク
ついていけないよ… (C)コクハク

 そう考えると、社会問題になっているホストにハマっちゃうような若い人達って、ある意味、純粋で人間らしかったりするのかな。もしリスクを考えていたら、将来結婚する可能性のない相手に大金を貢いだりしないもんね。

 ところで、そんな「蛙化現象」もすでに古くなりつつあるみたいで、最近は「蛇(ヘビ)化現象」なんて言葉も登場しているとか。相手が格好悪いことをしても蛇が丸呑みするように、それを全部受け入れる意味らしいんだけど…。

 言葉も情報も、世の中のスピードが速すぎて、オレみたいな年寄りはついていけないよ! ってことで、皆さんDOなのYO!! 次回もお楽しみに。

(聞き手・箕浦恵理/コクハク編集部)

もしかしてオレが保守的なのかも (C)コクハク
もしかしてオレが保守的なのかも (C)コクハク

【童貞のつぶやき(おまけトーク)】

 2022年は5人に1人以上が「マッチングアプリ婚」だったらしいんだけど、相手をネットやAIに紹介してもらうって、要はお見合いと同じじゃない?

 自由恋愛が主流とされる時代に、なんだかすごく保守的なことをやってるようにも見える。やっぱり、偶然の出会いこそ人生の醍醐味だと思うんだけど…とか言ってるから、オレはずっと童貞なのかも?

 ところで、マッチングアプリでは絶対に出会うことのできないであろう、63歳で童貞、そして無職というオレのような人間を受け入れる、器の大きい破天荒な女性はいないんでしょうか? そんな女性がいたら、それこそ「蛇化現象」だよね~。

山口明
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プロ童貞・現代アーティスト
1960年生まれ。プロ童貞しかし、あるときは現代アーティスト。そしてまたあるときはオナニストにして予言者。しかし、その実体は無職のオシャベリ・クソジジイ。毎日、地元MAD CITY(松戸市)の平和を守る為、猫背&早歩きでパトロール。本日も童貞戦線異状なし!!
著書の「ワイルドチェリーライフ山口明 童貞力で一億総クリエーター時代を生きる」が発売中。代理人による公式Xも更新中。

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