と思っていたら、日頃の健康管理に役立つスマートウォッチが新発売されたというので、体験会に行ってきました。その“腕前”は?
「Lily 2(リリー ツー)」って知ってる?
今回試したのは、ガーミンジャパンが展開する「Lily(リリー)」の最新モデル。Lilyは、女性向けのスマートファッションウォッチのシリーズ名で、1月に「Lily 2(リリー ツー)」が発売されました。
ガーミンとは?
ここで少し、お勉強的な要素を。ガーミン(GARMIN)は1989年創業の米国企業です。航空業界向けにGPSナビゲーション製品をリリースしたのち、航空や船舶、自動車業界でBtoBのビジネス展開。つまり、企業を相手に製品を提供したのがはじまりです。
それから自社の技術やノウハウを転用し、アウトドアやフィットネス分野でBtoCとして事業拡大させ、健康管理機能に特化したスマートウォッチも開発。ガーミンの十八番の技術であるGPSの正確性は1本の小さな腕時計でも健在、自信あり――というわけです。
ストレスレベルをチェック!
体験会では、Lily 2を腕につけただけで「ストレスレベル」がわかる機能を試すことに。
実際に装着し、まずは現状のストレスレベルを計測。0-25は「休息」、26-50は「低」、51-75は「中」、76-100は「高」のランクと評価され、50(中レベルストレス)超えの高い数値が出たら、リラックスしたり、身体を動かしましょうの合図。
筆者の数値は「71」、安定のお疲れモードです。
腹式呼吸で「4444」、どう変化する?
計測後もLily 2をつけたまま、ヨガインストラクターで呼吸コーチとしても活動する堀杏子さんのレクチャーのもと、腹式呼吸で、息を吸う(4秒)→息を止める(4秒)→息を吐く(4秒)→息を止める(4秒)を1セットとした「4444」の呼吸法を5分間、行いました。
呼吸内容とタイムの画面表示に加え、ブルブルッと軽い振動で切り替えのタイミングがわかるので、目をつむってのスーハー(鼻の音)も可能です。
結果は…
ストレス変化の数値は「0」。マイナス表示になると“ストレス減”の証しなので、イマイチの結果でしたが(苦笑)、不慣れな呼吸法に加え、体験中の写真を“自撮り”しなければいけない外的要因も考慮したいところ。
実際、ストレスレベルは「48」(低)まで落ちた瞬間も。ストレスレベルの数値は流動的に変化するのかもしれません。
「Lily 2」を体感して特筆すべき機能は2つ
多機能を謳ったLily 2。iPhone、androidに対応しているので、LINEや電話の着信、gmailなどのメッセージ通知はお手のもの。もちろん、Suicaとも連動しています。スペックの詳細は公式HPなどに譲るとして、特筆すべきと感じた機能は2つ。
まずひとつは何といっても「バッテリーの持ち」。使用状況によって異なるものの、約5日間は充電なしでの使用も可能とのこと。
長らく日本のスマートウォッチ市場で圧倒的な視野を誇るApple Watchは“1日バッテリーが持たない”という嘆きがSNSで多くあがるぐらい、バッテリー事情に不安があるのも事実…。そう考えると5日間は魅力ですよね。
睡眠の質がわかる
もうひとつは「睡眠スコアのデータ化」です。同機能は1月発売の新モデルより搭載。腕につけたまま就寝すると、睡眠スコアが0~100の間で数値化され、改善点のアドバイスもつくといいます。自身の睡眠の質が、曖昧な感覚ではなく、きちんと数字で目視できるのは説得力がありますよね。
一緒に“添い寝”できるのは、バッテリーの持ちが優秀だからこそ。充電をうっかり忘れがちなアラフォー世代の強い相棒になってくれそうです。
気になるお値段!
気になる価格は3万9800円(税込み)~。バンドの材質によって価格はオンされ、シリコンバンドが最もリーズナブル(ほかはナイロン製、レザー製)。
Apple Watchの下位モデルよりちょっと高めだけれど、検討の余地はありかと。
ワンランク上の健康管理を目指すべくスマートウォッチの購入を検討するならリンゴちゃん一択ではなく、まずはリサーチ。自分に合った1本をゲットしたいところです。
(編集O)
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