男のプライド問題はメス力的な「プチ天然」を武器にしろ!

神崎メリ 恋愛コラムニスト
更新日:2019-07-21 06:00
投稿日:2019-07-21 06:00
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさんが、毎回、人にはなかなか相談できない恋愛のあれやこれやお悩みに手厚く、そして、ズバッとお答えします。今回は、女性には理解しがたい男性のプライド問題と、イベントごとに無関心な彼氏の気持ちに迫ります。花火大会や旅行などメモリアルな行事が目白押しの夏本番を前に必ず役に立ちますよ!

Q1.男性の間違いはどのように注意すべきですか?

メリさん、はじめまして。いつもメリさんが分かりやすく解説してくださるメス力を勉強&実践中です!

現在付き合って5カ月目の年下の彼がいます。今回ぜひ質問したいのが、「彼のちょっとしたマナーや知識のなさに気付いたときに注意していいものか?」です。

・あれれ、一般常識が…

一般常識や漢字の読み間違いといった最低限のことは知っておいて欲しいと思うのですが、どのように注意すべきかを考えてしまいます。同じように、人前で彼が言ってしまった間違いについて後から気づいた時など、どのように伝えようかと悩みます。

以前の私だったら気づいた瞬間に注意していたのですが、言い方が下手なようで(割とストレートに「それ違うよ」などと言ってました)、男性のプライドを傷つけてしまうことが多かったです。ですが、彼も先々恥をかくかもしれないし、メリさんに上手に指摘する方法を教えていただきたいです!(37歳未婚♀・ラン)

A1.小馬鹿テンションは絶対禁止!

 ランさんはじめまして、神崎メリです。

 これね、すごい分かるのですよ。しっかりして見える男性でもお付き合いしてみると、意外と抜けていることってありませんか?

「いやいや、これくらい社会人として当たり前のことだけど!? 知らずにどうやって生きてきたの!?」ってびっくりすることが、時おりある(笑)。

 たしかにこの手の指摘について、男性のプライドをへし折らずに伝えるのってコツが必要ですよね。今回はメス力的な伝え方をご伝授いたしますよ♡

・「私も最近知ったの!」が相手に聞く耳を持たせる

 たとえば冠婚葬祭のマナー。

 ご祝儀はいくらぐらい包むのが正解なのか(暗黙のルールが存在する地域もあるらしい!)。金銭面などは間違えてしまうと第三者(新郎新婦)に迷惑をかけてしまうこともあるので、教えてあげた方がいいと思います。

 もちろん、「はぁ~ん? 嘘でしょ~? そんなことも知らないのぉ!?」などと小馬鹿にしたテンションは、男心の地雷ちゅどーんとしてしまうので、絶対禁止(笑)。

「ご祝儀いくら包んだ? あ、それね私もよく分からなくてちょうど最近調べたんだけど◯◯円が相場みたいよ~」

 と「私も最近知ったんだけどね感」を出すことで、男性は自分が否定された気持ちになることなく受け入れやすいでしょう。

 賢い女性ほど、ど正論で男心の地雷をガンガン踏んじゃいます。

「私も知らなかった~」的なプチ天然を“武器”として備えてください!

・漢字の読み間違いはスルー

 漢字の読み間違えなど、些細なこと。もちろん相手の状況や機嫌をみて、「あ、それって◯◯じゃない?」とサラッと伝えてもいいのですが、基本的なメス力スタンスは、そんなこといちいち注意する必要はナシ!

 女性って彼氏ができると、

「こんなこと言ってあげられるの私だけだし、彼が恥かいちゃったらかわいそうだし、なんなら常識的なことすら知らない男性と付き合っている自分も恥ずかしいし……」

 なんて妙な使命感に燃えて、彼にアレ違うよ! コレ違うよ! と注意してしまいがちです。

 でもそれではまるで、「お外は転んだら痛いから、お部屋で遊びましょうね~」

 と子供から経験と自由を奪ってしまう過保護なママと同じですよ!

・恥をかいてから理解する自由を

 彼には〈自由〉があります。それは〈自分で恥をかいてから理解する自由〉です。

 その自由は、たとえ、アナタが100回口うるさく言っても聞かなかったことでも自分が恥をかくと一発で覚えるぐらいのパワーがあります(笑)。

 それまで見守り続けるのも愛情なんですよね。

 転んでこいや!
 おう!
 失敗して身に染みて工夫を始めたんかい!
 上出来上出来!

 こう心の中で思いながらドンと構えていきましょう。

・円満な関係こそ最優先にする

 大切なのは常識を100%備えている彼を作りあげることではなく、円満な2人の関係です!

 いまの関係が円満なら細かいことを気にしすぎないこと!

 それに口うるさいママになってしまうと、男性はその相手に性的関心が消えてしまうのでくれぐれもご注意を……。

 伝えるときは相手の機嫌がいい時にサラリとプチ天然風に!

 ランさんのような賢い女性は特に徹底し、本当に伝えるべきことかどうかは、その都度見極めてみてくださいね♡

Q2.イベントに彼氏が無関心なんです…

付き合って半年の25歳の彼氏がいます。彼はイベントごとにあまり興味がないようで、たとえば、クリスマスの予定は私が立てました。バレンタインチョコもあげましたが、ホワイトデーはスルーされました(笑)。

・イベント時ぐらいは…

普段はお家デートが多いので、せめて、イベントの時ぐらいはいつもとは違う感じで楽しみたいのですが、自分だけが盛り上がってて寂しいです。

無理強いしたくないのですが、少しでも興味持ってもらえる方法はありますか? それとも諦めるべきですか? よろしくお願い致しますm(_ _)m (23歳未婚♀・すず)

A2.手が届きそうで届かない距離感を演出する!

 はじめまして、すずさん! 神崎メリです。

 男性はイベントに女性ほど興味がないとはいえ、付き合って半年でその関係だとショックなのも乙女心よね!?

 ちなみに3月14日当日になってもホワイトデーだと気がついてない男性、大勢います(笑)。

 女性は小学生の頃からバレンタインが一大イベント! だから嫌でも2月14日が近くなるとソワソワしちゃうものだけれど、男性はホワイトデーのことなんて脳みそに1ミリもありません(笑)。

 しかも、もらったチョコがまさか数千円するものだなんて思いもよらないから、「別にお返しいいっしょ」って思うみたいです(笑)。

・バレンタインチョコは“禁止”

 私はブログやSNSや著書などで一貫して「メス力を上げるには、女性はバレンタインにチョコレートをあげなくていい!」と言い続けているのですが、それはなぜかというと……

「はい! バレンタイン♡」とわざわざチョコをプレゼント(しかも愛のお手紙付きで)してしまうと、アナタが彼に惚れてるのがダダ漏れになってしまい、男性が女性を追いかける情熱を冷ましてしまうからなんです。

 手が届きそうで届かないもの、100%征服できないものを男性は追いたくなるのですよ。

 でもこういう基本的な男心を知らずにバレンタインに気合いを入れすぎて、裏目に出てしまってる女性があまりにも多すぎる。

 だから、メス力では「バレンタインは基本禁止」なんです。

・シレッと友人と過ごす

 それにしても、さすがに、付き合いたてでクリスマスをスルーするなんて、ちょっと彼はアグラをかいているかな?

 次の誕生日やクリスマスはなにごともなかったかのように、話題にも出さず、シレッとお友達と過ごすといいですよ。

 そしてお休みの日もお家でダラダラデートするのはやめて、彼以外と過ごす予定をドンドン入れてしまいましょ!

 イキイキと別のことをしている様子が一番男性の気持ちを焦らせます。

 すずさんは彼のことが好きすぎて、安心させすぎているとみました。

 それではイベントなんてもともと興味がなくて面倒だと思っている男性はスルーしてしまうのではないでしょうか。

・振り回されずにメス力を磨く

 キチンと向き合って扱ってくれなければ、離れていってしまう女性なんだと行動で示してくださいね♡

 そして、アナタ自身がイベントなんかに張り切ったりして振り回されることのない、メス力の高い女性になってくださいね!

神崎メリ
記事一覧
恋愛コラムニスト
ドイツハーフ。自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛として生きる力」=「メス力」と命名し、それこそが幸せの第一歩だと提唱している。男ゴコロや恋バナを発信する公式ブログのアクセス数は月間200万PV以上。Instagramのフォロワー数は12万人を超える。

著書に「魔法の『メス力』」(KADOKAWA)、「大好きな人の『ど本命』になるLOVEルール~"運命の彼"にめぐり逢い、ずーーーっと愛され続けるための秘密の法則」(大和書房)、「神崎メリのヒロイン手帳2020」(扶桑社)、「ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密のメス力LESSON」(SBクリエイティブ)、予約段階でAmazon総合1位〜発売前重版決定の最新刊「男のトリセツ」(マガジンハウス)が5日で3刷と好評発売中。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


年収だけがネックじゃなかった…「格差婚」の種類&よくあるトラブル5つ
 格差婚と聞くと、年収に格差があるペアの結婚を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。でも、内面や価値観などが極端に異...
恋バナ調査隊 2023-11-14 06:00 ラブ
一度ハマったら離れられない“罠”を仕掛ける!男性が「沼る女性」特徴6つ
 追われる恋愛では強い安心感を得られるもの。自分にゾッコンな男性には、浮気の心配もしないはずです。では、男性はどんな女性...
恋バナ調査隊 2023-11-14 06:00 ラブ
男性に意識させる「4段構え」テク、デートしただけで満足してはいけない
 気になる男性とデートするとなったら、嬉しくてテンションが上がりますよね。でもせっかくですから、そのデートで彼を意識させ...
恋バナ調査隊 2023-11-13 06:00 ラブ
いつでも離婚できる準備はメリットだらけ!口が裂けても言えないけれど…
 離婚を前提に結婚する人はいませんが、最近では愛ある結婚をしながら「いつでも離婚できる」マインドを大切にする女性が増えて...
恋バナ調査隊 2023-11-13 06:00 ラブ
恋の予感?男友達のトゥンクLINE♡ 彼好みの身長も趣味もそれ私じゃん!
 1通のLINEで、相手のことを意識したり「これはイケる!」と脈ありに感じた経験はありませんか?  今回はそんな胸...
恋バナ調査隊 2023-11-12 06:00 ラブ
オタクと非オタの結婚は難しい? 我慢せずに夫婦円満になる心構えとコツ
 彼氏がオタクの場合、「結婚」を考えると不安を感じる人は多いようです。趣味にいくらお金を使うのか、家族を大切にしてくれる...
恋バナ調査隊 2023-11-12 06:00 ラブ
「妻よ腹をくくってくれ!」自分は無能だから…専業主夫を目論む中年男
「冷酷と激情のあいだvol.168〜女性編〜」では、職場の環境が変わり「うつ」っぽくなった夫を「養え」と義母に言われたこ...
並木まき 2023-11-11 06:00 ラブ
義母がタイマンで「あなたが息子を養って」40代バリキャリ女のもやもや
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-11-11 06:00 ラブ
一度の人生、どんな人と恋愛する?成長させてくれる男性はメリットだらけ
 恋愛しながら自分が人として成長できたらかなり有意義ですよね。たとえその恋愛が終わりを迎えたとしても、成長した自分に自信...
恋バナ調査隊 2023-11-11 06:00 ラブ
新山千春アプリ婚に淡い期待…典型的なエサに釣られない40女の自己防衛
 タレントの新山千春(42)が、交際中だった13歳下の一般男性(29)と再婚。7日放送の日本テレビ系バラエティー番組『踊...
アラサー男性が本音で告白! 恋愛する女性に求める6つのこと
 社会に出てバリバリ仕事をこなしているアラサー男性。そんな男性たちは、恋愛にどんな理想や欲を持っているのでしょうか? ...
恋バナ調査隊 2023-11-10 06:00 ラブ
「涙もろい」は永遠のモテテク! 男心をつかむ“自然風に見せる泣き方”は
「女の涙は武器になる」という言葉が昔から言い伝えられているように、女性の涙に心を奪われる男性は多いようです。  涙もろ...
恋バナ調査隊 2023-11-09 06:00 ラブ
久しぶりにできた彼氏に全然ドキドキできない理由と対処法
 みなさんは彼氏にドキドキやときめきを求めますか?  長い間彼氏ができなかった友人から「久しぶりに彼氏ができた」と...
若林杏樹 2023-11-08 06:00 ラブ
女性用風俗に興味大アリ!レスでも一歩が踏み出せない理由を詰めてみた
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  みなさんは「女性用風...
豆木メイ 2023-11-07 06:00 ラブ
貴女らしい“おフェロ”は?自宅時間&デートが充実するフェロモンジャッジ
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-11-07 06:00 ラブ
相性の良さだけじゃ続かない!円満夫婦が忘れない結婚生活で大事なこと
 離婚率が高いと言われている日本。実際に、結婚に対して悪いイメージを持つ人も少なくないようです。とはいえ、もしも結婚生活...
恋バナ調査隊 2023-11-07 06:00 ラブ