【台湾ルポ】台湾人の祈り方「拜拜」が酔狂的でエキセントリックすぎる!

更新日:2024-03-07 18:24
投稿日:2024-03-02 06:00

道端にドーン!なんじゃこりゃ!?

 日本からのアクセスも良く、週末や連休を利用して旅行が楽しめる海外として人気の「台湾」。台湾グルメを満喫したり、観光スポットを巡ったりと、楽しいことがいっぱいです。

 そんな魅力満載の台湾ですが、道を歩いているとよく見かけるものがあります。それは「なんか燃やしたよね?」って感じの、小さめのドラム缶が…。

 なんで道端で? ゴミでも燃やしちゃったの? とツッコミどころ満載ですが、「拜拜(バイバイ)」という神様へのお祈りに必要なものなのだとか。

拜拜(バイバイ)は日本語で「お祈り」の意

 ドラム缶同様、歩道にドーン! と机が置かれ、その上にたくさんのお菓子や花、お線香たてが置かれているのを見かけます。

 日本では見たことない状況に「なんじゃこれ?」と思うのは、日本人であれば当たり前のことでしょう。

 お供物をしてお参りをする「拜拜(バイバイ)」は、日本語で「お祈り」という意味台湾で多くの人が信仰している「道教」にルーツのあるお参り方法なのだとか。

 台湾人の多くはめちゃくちゃ信心深く、占いや祈願をするのが大好きで、それこそ年がら年中、祈ってます。

 寺院などで拜拜(お祈り)をするのはもちろん当たり前ですが、台湾では、なんと道端でも祈ってしまうのです。

日本でいうところの地鎮祭?

 日本でも家を立てるときなどに地鎮祭をしますが、台湾ではオフィスの引っ越しや、お店の開店するときなどに、拜拜を行うのだそう。

 そのとき、お店やオフィスの前の道に机を置き、即席の祭壇を自作しちゃうのです。祭壇となる机の上には、お菓子やフルーツ、ジュース、お酒などのお供物がたくさん並んでいます。

 まぁ、確かに地鎮祭のときは日本でも、祭壇のようなものが作られますよね? でも、それが街なかの道端にあるっていうのは、ちょっと不思議な感じが…。

黄色い紙を燃やして商売繁盛を願う

 お供え物が揃ったら、拜拜の開始! 参加する人たちにお線香が配られ、順番に神様に祈りを捧げていきます。

 お祈りが終わると、登場するのが、さっきの小さめのドラム缶! ドラム缶に火をくべ、その中でお金に見立てた黄色い紙を燃やし、商売繁盛を願います。

 歩道でいきなり燃え上がる炎に、祈りを捧げる人たちを見かけたら、日本人なら間違いなく「え、なに! 何かの事件!?」って思ってしまいますよね。でも安心してください! 台湾では、よーくある光景なので…。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...
笠松将、柳楽優弥を超えなければと思っていた。俳優業の“わからなさ”は「自分自身にビビッている感覚」『ガンニバル』シーズン2インタビュー
“この村では、人が喰われているらしい……”    2022年の年末にディズニープラス スターにて独占配信がスタートす...
望月ふみ 2025-04-15 06:00 エンタメ
「あんぱん」嵩(北村匠海)の“ジェラシー”がなんとも可愛い! 寛(竹野内豊)の診察シーンが見たかった
 昭和10年、高等女学校の5年生になったのぶ(今田美桜)は、ある日、貴島中尉(市川知宏)と再会。祭りのパン食い競走で使う...
桧山珠美 2025-04-14 19:03 エンタメ
15分の朝ドラで高揚感を得られるんだ! のぶ&嵩の“子役最終回”が見せた未来の夫婦関係
 久しぶりに登美子(松嶋菜々子)の顔を見て胸がいっぱいになる嵩(木村優来)だったが、登美子は困惑した表情を浮かべる。のぶ...
桧山珠美 2025-04-12 06:00 エンタメ