【独占】「ハプバーは遊園地」ヤリマンに憧れる女が見た刺激的すぎる光景

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2024-04-27 11:59
投稿日:2024-04-26 06:00

 漫画『ヤリマンになりたい。』(小学館)。その直球すぎるタイトルから、ドン引きするようなヤリマンエピソードが満載なのかと思いきや…女性の性の解放、自己の解放をテーマとした意欲的な作品でした。本作を描く20代の女性作家、まおいつか先生のインタビュー、後編です。

【インタビュー前編はこちら

 前回のインタビューでは、主人公のももと同様に、恋愛や性を否定するような一面があったと話してくれた、まおいつかさん。

「なぜ性行為に対して罪悪感を抱いてしまうんだろう?」「女性は性を楽しんじゃダメなの?」これらの問いを突き詰めた『ヤリマンになりたい。』について、そして取材で出会ったヤリマンたちのエピソードをさらに深く伺います。

ハプニングバーは「遊園地みたい」

――前回は主人公・ももはご自身に近いと伺いました。ではナビゲーター的存在である、ヤリマンのひまわりにモデルはいるのでしょうか?

 います。10代の頃からの友達で、行動力があって、周りを明るくさせてくれる子。性に対してもハッピーな感じで、1話に登場するハプニングバーにも連れて行ってくれたんです。そのお店は数年前に摘発されて無くなってしまいましたが(笑)。

 実際には、漫画で描いたような部屋でセックスしてる人には会えませんでした。ですが裸の人は数人いて、その光景を前にした友達が言った「非日常の遊園地みたいで楽しいでしょ?」という言葉が印象的でした。私はみんなの輪の中に入ることはできませんでしたが、超刺激的な社会科見学になりました。

――ひまわりにはその友達の言動が反映されているのでしょうか。

 様々な方の体験が含まれています。看護師さんやOLさんなど、自称ヤリマンの何名かに取材をして、その方がヤリマンになったきっかけやこだわりなどを聞いているんです。

 たとえば2話、ハプニングバーで遊んだひまわりとももがシャワーを浴びてる時に「夢の国にも節度ってあるから!」と言った後のセリフ。「私も誰彼構わずってわけじゃない」「会社の人や友達とはしない」という言葉は、ある看護師さんのお言葉をいただきました。

印象的だった、彼女たちのルール

――どんな方だったのでしょう。

 38歳でバツイチの看護師さんで、他にも「自分が嫌なことはしない」「楽しく生きること」「私自身が生涯楽しみたい」という言葉が印象的でした。そして「セフレ以上、恋人未満の人とはゴム着用」が彼女のルール。

 また、漫画には入りませんでしたが「再婚願望はないけどパートナーはほしい」「私に自信をつけてくれる人じゃなくて、私の自信を奪わない人がいい」という言葉にも考えさせられました。

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


土曜夜は仲良しデー♡ セックスレスは無縁のツワモノ夫婦に学ぶ秘訣5つ
「出産してからほとんどしてない…」と、レスに悩んでいる夫婦は多い様子。しかし反対に、レスとは無縁の夫婦が存在するのも事実...
恋バナ調査隊 2024-01-05 06:00 ラブ
たくさんモテても意味ないって言うよね? その4つの理由を紹介します。
「モテまくって、男性を手のひらで転がしてみたい♡」「たくさんの男性から貢がれたい♡」なんて願望は、非モテ女が一度は抱くも...
恋バナ調査隊 2024-01-05 06:00 ラブ
久しぶりで股関節も硬い…40女“ご無沙汰ベッドイン”を楽しむヒント3つ
 久々にいい感じの男性が現れた時、女性もエッチの予感が多少なりともするもの。  けれど、久しぶりすぎて、どんなふうにす...
内藤みか 2024-01-04 09:38 ラブ
【2023年人気記事】認知症の兆候?義父との性生活を赤裸々に話す義母
 2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
並木まき 2024-08-17 08:42 ラブ
女性の収入を頼りにするヒモ男 2024年は好きになる前に嗅ぎ分ける!
 女性の収入を頼りに暮らす「ヒモ男」は、積極的にあまり彼氏にしたいタイプではありませんよね。でも、世の中にはヒモ男を好き...
恋バナ調査隊 2024-01-04 06:00 ラブ
【2023年人気記事】Hってどんな感じだっけ?濃厚ベッドシーン映画3本
【内藤みかのあたらしいのがお好き】  あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にあり...
内藤みか 2024-01-02 11:45 ラブ
【2023年人気記事】体の相性が運の尽き 不倫に溺れた男女の失楽園LINE
 あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
恋バナ調査隊 2024-01-02 11:45 ラブ
【2023年人気記事】パートナーのオナニーを偶然見ちゃった…
【解消されない夫婦のモヤモヤ】  あけましておめでとうございます。2023年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがと...
豆木メイ 2024-01-02 11:43 ラブ
30代40代の恋活はX(Twitter)がベター♡やり方とヤリモク回避の注意点
 若い子だらけのInstagramよりも、X(Twitter)の方が30代・40代の恋活には向いています。趣味や時事ネタ...
同級生「好きだった」私「初耳w」同級生「本気になりそう」不倫の着火剤
 多くの人から反感を買いやすい不倫問題ですが、実は既婚男性のほうから好意をほのめかしてくるケースが後を絶たないようです。...
恋バナ調査隊 2023-12-31 06:00 ラブ
キラキラが苦手なんだよ…田舎育ちの地味系40男が抱く劣等感
「冷酷と激情のあいだvol.175〜女性編〜」では、副業のインフルエンサー活動に非協力的な恋人・コウジさん(40歳・仮名...
並木まき 2023-12-30 06:00 ラブ
誠実なダサ男、写メも無頓着…ダンチな彼に不満な35歳インフルエンサー
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-12-30 06:00 ラブ
交際前のセックスはNG、鉄のパンツを!幸薄い「2番目の女」残念な特徴
「気づくといつも2番目の女になってる…」と悩んでいる女性はいませんか?  もしかしたらあなたには、改善すべきポイ...
恋バナ調査隊 2023-12-29 06:00 ラブ
ごく普通の33歳OLが「高望みの婚活」をやめた“たったひとつ”の考え方
 絶対結婚してみせる! と勇んで婚活アプリや結婚相談所に登録したはいいけれど、なかなか相手とマッチングできない女性が少な...
内藤みか 2023-12-28 06:00 ラブ
ピストンで「はい!はい!」の掛け声コール…セックス中に引いた男の言動
 体を重ね合い愛を確かめ合っている中、男性の言動に「え…」と引いてしまった経験はありませんか? 今回はそんな“セックス中...
恋バナ調査隊 2023-12-28 06:00 ラブ
マイペースで個性的なB型の女がイライラするきっかけは?こういうのが嫌
 マイペースで個性的と言われるB型女性。自分の道を貫き通す性格がゆえに、彼氏に対してイライラする時が多い人も中にはいるよ...
恋バナ調査隊 2023-12-28 06:00 ラブ