料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!

孔井嘉乃 作詞作曲家・ライター
更新日:2019-07-30 06:00
投稿日:2019-07-30 06:00
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしようと思っているのに美味しくできなかったら、だんだんと作る気さえ失くなってしまいますよね。でも、大丈夫! 誰だって初めは料理下手なんですから。そこで今回は、料理下手を克服できる方法をお伝えしたいと思います。

料理下手なのはなぜ? 納得の理由をチェック!

「料理下手」だと自覚している方は、なぜ自分が料理が下手なのか、理由を知ることから始めましょう。

下準備・リサーチ不足

 料理には下準備が欠かせません。食材を切るのはもちろん、アク抜きをしたり、合わせ調味料に漬けておいたり、など、素材や作りたいレシピによって下準備の方法はさまざま。でも、料理下手な方は「面倒だから」「分からないから」といって、これらの行程を適当にしてしまう傾向にあるようです。

 でも、今はネットで一瞬にして情報を得ることが可能な時代。たとえば「中火」がどれくらいの強さなのか、「ひとつまみ」は何グラムなのかと調べるだけでも、ごまんと情報が出てきます。下準備に加えてリサーチを念入りにしておくことも、料理上手への第一歩でしょう。

味見をしない

 その昔、砂糖と塩を間違えて魚を煮たことがある私。なんと、できあがってお皿に盛り付けをして食べた瞬間、思い切りしょっぱいことに気がつきました。そう、味見をしていなかったんです。

 この、味見をしないというのも、料理下手の共通点ではないでしょうか。料理は食材や調味料を足していく行程で、味がどんどん変わります。料理途中で何度か味見をして、自分の好みの味に作り上げていく楽しさを知りましょう。

もともと味音痴

 現代人に多く見られる「味音痴」。特に若い世代に多く、偏食・濃い味付け、添加物の多い食事を長年続けてきたことで、「美味しい」「不味い」を判断しにくくなっている可能性があります。

 味音痴が原因で料理下手になっている場合には、根本的に味覚を正常に戻すことから始める必要があるかもしれません。味が全く分からないほどの味音痴を自覚しているのであれば、専門医に相談した方が良い可能性も。軽視せずに、対処することが肝心です。

料理下手を克服する4つの方法! もうメシマズと言わせない!

 料理下手の理由が分かったところで、いよいよ、料理下手を克服する方法を伝授します!

1. ネット検索で王道レシピを見つける

 料理下手の人は、基本的に「今、冷蔵庫にあるもの」で、料理をすることが苦手だと思います。でも、今は便利な時代ですから。例えば、キュウリとトマトしかなくても、「キュウリ トマト レシピ」と検索するだけで、たくさんのレシピを発見することができるはず。

 でも、この時、どのレシピで料理を作るかが、大きな分かれ道になります。なぜなら、ネットに載っているからといって、全ての料理が美味しいわけではないから!

 不味いレシピを参考にして作っても、不味いものしかできあがらないのは仕方がないこと。だからこそ、王道レシピを見つけることから始めましょう。注目ポイントは、いかに多くのユーザーがそのレシピで作っているか、また、コメント欄が充実しているか。

 たとえば、大手サイトの「クックパッド」であれば、つくれぽ1,000人以上のレシピを探すなど、まずは信頼されているレシピかどうかを確認して料理に着手すると、失敗が少なくなると思います。

 また、コメント欄に関しては、「ニンジンをジャガイモに変えて作りました」など、アレンジ方法を知ることにも繋がります。まずは、リサーチを重ねて、簡単に作れる美味しいレシピを発見しましょう。

2. 料理本を買って分量をきちんと守って作る

 レシピ本やレシピサイトには、分量が細かく記載されていますよね。しかし、料理下手な方は「醤油大さじ1」と書いてあるのに目分量でドバッと入れてしまったり、「10分間煮る」と書いてあるのに5分しか煮なかったり、など、とにかく基本を守らないことが多い気がします。

 これを克服するには、まずは料理研究家が作った料理本を1冊買って、分量をきちんと守って作ってみるのがおすすめ!分量や料理の仕方はもちろん、盛り付けまでをとことん真似してみましょう。

3. 素材・調味料は思い切って良いものを使う

 野菜でも肉でも魚でも調味料でも、やはり良いもの(値段が高いもの)は美味しいものが多いと思います。たとえばサラダ1つでも、採れたての有機野菜で作ったものと、スーパーで安売りしている見切り品野菜で作ったものでは、仕上がりに雲泥の差が出ますよね。

 そのため、お財布と相談しながらにはなりますが、料理を作ろう!と思い立った時に良いものを購入してみるのも1つの方法。

 とはいえ、毎日良い素材を購入するのも……と悩んでしまうのであれば、せめて調味料は良いものを揃えてみてはいかがでしょうか。素材にかけるだけで、漬けるだけで、びっくりするほど美味しくなる調味料はたくさんあります。素材の味を活かすことにも繋がりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

4. アレンジをしないようにする

 料理の仕上げに「なんとなく足した」調味料で、後悔した経験ってありませんか?また、レシピにない食材を勝手に足したり、逆に抜いてしまったりなど、勝手にアレンジを施してしまう料理下手の方は多いと思います。

 チャレンジ精神はとても素敵なことですが、それは、何度も成功体験を経た上級者こそ成せる技。くどいようですが、まずは基本に忠実に!アレンジは一旦封印して、レシピ通りに作ることに専念しましょう。

料理下手は必ず克服できる! 料理嫌いになる前に対策を!

 料理下手の克服法を熱く語ってしまった、元(?)料理下手の私です。15年ほど前に、スーパーに置いてあった小さなレシピ紙を参考に、牛乳でしめじを煮て激マズ料理を作り、当時の彼に泣きながら味付けをし直してもらったり。苦い記憶はたくさんあります。

 でも、それでも、料理を作って誰かに食べさせたかったり、料理が上手になりたかったり、そんな思いだけで突き進んできたら、なんとなく料理下手ではなくなったような?

 失敗は成功のもと、と言いますが、まさにその通り。失敗続きで料理をすること自体が嫌いになってしまう前に、ぜひご紹介した方法で料理下手を脱出してくださいね。

孔井嘉乃
記事一覧
作詞作曲家・ライター
3歳からピアノを始め、現在は作詞作曲家&シンガーソングライターとして活動中。2014年からウェブライターとしての活動を開始。得意ジャンルは美容、恋愛、ライフスタイル。コスメコンシェルジュ、日本化粧品検定1級、ベビーマッサージ資格、乳児心理+児童心理資格取得。
2016年、ママユニット「mamakanon」を結成。活動5年目にして、YouTube再生回数1,200万回達成。2020年、フレンチシンガーバイオリニストソングライターとのDuo「ellipsis」を結成。両者の絶対音感を活かしてカバー演奏などを行う。
1児のママ。特技は早起き。ウィスキーが好き。

◇孔井嘉乃公式サイトmamakanon公式 YouTubeチャンネルellipsis公式 YouTubeチャンネル

ライフスタイル 新着一覧


現金より危険な面も…「電子マネートラブル」よくある事例と3つの対策法
 近年、現金を持ち歩かず、電子マネーを利用する人が増えていますが、それに伴って急増しているのが、電子マネートラブルです。...
親子でしっぽシマシマ隊! チビ“たまたま”がすくすく育ちますように
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
命がけで庭の雑草駆除、今年もやるの?ローメンテを叶える夏の雑草対策
 雑草が気になる季節になりました。「雑草」という植物なんて無いねえ~と言われちゃえばそれまでですが、道端はまぁいいとして...
トレンド入り「猫ミーム」インフルエンサーの投稿じゃないのになぜバズる
 2024年春、突如日本のSNSシーンで流行し始めた「猫ミーム」というカルチャー。日本だけでなく、今世界で流行し、そして...
え、ハブられてる? ママ友に嫌われる言動ランキング&上手に付き合う術
 子育て中の女性が必ず直面する「ママ友との付き合い」。気の合う人に出会えれば、情報交換や悩みごとを共有できる仲間として心...
カスハラとクレームの違い 料理が30分経っても出ないから文句言ったら?
 パワハラ、セクハラ、モラハラ…。最近何かと「ハラスメント」という言葉を耳にしますよね。その中でもここ数年でよく見聞きす...
「風呂キャンセル界隈」失敗談 足の臭いでバレ!自分を奮い立たせる方法
 ネットスラングで「風呂キャンセル界隈」というワードが話題になっています。読者の皆さんの中にも、その日の入浴をキャンセル...
丸見え族、参上! うさぎシッポの“たまたま”君にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
何をそんなに怒っているのだ?
 何をそんなに怒っているのだ?  東京都庁近くにて。
ほっこり癒し漫画/第75回「ヘルプみーこ」(後編)
【連載第75回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【難解女ことば】「小女子」ってなんて読む? ヒントはご飯が進むもの。
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
最新「グダグダなLINEやり取りの終わらせ方」知らないのは無防備すぎる
 仕事からプライベートまで、コミュニケーションツールとして使えるLINE。便利かつ気軽ではありますが、それゆえにダラダラ...
スマホを持たないサブカル老人の願い「本屋に行く楽しみを奪わないで~」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
クレクレママの実態 買い換えるなら「車くれない?」っておねだりする!?
 人のものをすぐに欲しがるクレクレママ、あなたの周りにはいませんか? おさがりなどをもらってくれて助かることもあるけれど...
44歳独身、今からでも遅くない?ズル休み→大学進学を決めた“無敵の女”
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、信じていた学生バイトに蔑まれ、客の若者にも罵られる日々。見かねた学生バイトの...
私の時給はパフェより低い…置き去り氷河期世代の苦悩「感覚死んでる」
 八王子の居酒屋で契約社員として働く由紀は、特段面白みのない毎日を過ごしている。元気な学生バイトたちに囲まれ慌ただしい日...