お金を出すから叱って…♡ スナック常連は良性マゾだらけ!?

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-05-10 06:00
投稿日:2024-05-10 06:00

良性マゾ度=愛され度かもしれない

 みなさん「良性マゾ」という単語を聞いたことがあるでしょうか。

 実は私もXで初めて知ったのですが、いわゆる「SかMか?」みたいな話では出てこない言葉みたいなんです。詳しく聞いて納得、スナックの常連さんは良性マゾ多めかも。

  ◇  ◇  ◇

 前回のお話し「私が見た最凶の闇ホステス! 後輩いびり、“ブルーカラー”のお客様を蔑む女」はコチラから

叱られたいってどういう心境?

 良性マゾとはその名の通り、良い方向に働くマゾヒズムのこと。何か目標を達成するために、わざとしんどい状況に自分を追い込んだりすることを指す言葉のよう。

 ダイエットなんかも分かりやすいかもしれません。美しくなりたいという目標のために、ちょっと小さめサイズの服を買う人っていますよね。

 これが入るようになる、キレイに着こなせるようになるために運動をするぞ! というモチベーションの作り方は、まさに良性マゾの典型です。それと同じことがスナックでも度々起こります。

 どろんぱの中でもお客さんはよくママに叱られていますが、どのスナックに行っても実際によく見る光景なんですね。でも冷静に考えたら、怒られたり叱られたりするのってみんな嫌じゃないですか。

 仕事のクレーム対応はお賃金が発生しているからまだ耐えられるけど、お金払って叱られるってどういう状態?? ところが、これがどうも常連さんたちの人生の活力になっているみたいなんです。

己を律するためにスナックへ

 部下や後輩を叱ることはあっても、叱られることはなくなっていく大人たち……そんな状況になんとなく危機感を覚えることもありませんか?

 その結果、大人たちは己を律するため、夜な夜なスナックへ通っているわけです。これを良性マゾと言わずに何と呼びますか!

 事実、飲み屋で腰の低い人ほど、叱られて喜んでいる率が高い=良性マゾ度が高いのですが、後輩に慕われている度も高かったり…。

 みなさんも適度にゆる~く良性マゾを発揮して参りましょう♡

【登場人物紹介】

トラ見沢さん:どろんぱの常連さん。会社をいくつも経営しているパワフルな関西人。出禁になった過去アリ。

ママ:どろんぱのママ。この道ウン十年の大ベテラン。美と健康のためならいくらでもストイックになれるタイプ。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
小馬鹿にする人って実は…。隠された心理とメンタルを死守するための3つの対処法
 会話の節々で「私のことを小馬鹿にしてる…?」と感じるような言動をとってくる人、いますよね。今回は、他人を小馬鹿にする人...
「寝香水」って知ってる?【10月前半】調香師が睡眠の質を高めるアロマをタイプ別に解説
 少しずつ寒くなる季節の変わり目は、しっかり睡眠をとって自律神経を整えましょう。今回は、調香師ならではの裏ワザ【幸福感に...
秋の祭りを共に過ごす時間
 このひと時が宝物だなって気が付くのは、  まだまだ先の話。
老化、苦労、ボトックスとも無縁な御年50のハローキティちゃん
 踊り子として舞台に立ち、エッセイも書く新井見枝香さんの月イチ連載です。アラフォーいろいろあるけど、楽しいよ…!
見せ場もばっちりにゃん! プロレスごっこの“たまたま”が可愛すぎる~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第82回「ウシオの大変身」
【連載第82回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「破瓜」って何歳? バージン喪失の意味もある!?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
昭和レトロぎゃふん!「ほの字のカレのため、がんばりマッスル」あえての昭和言葉がエモいLINE3選
 令和の今、昭和は遥か昔の時代に感じますよね。40代女性の皆さんは、必死に「昭和感」が出ないよう、細心の注意を払ってきた...
令和のコメ不足、その手があった!価格高騰の秋も使える我が家の対策6選
 新米シーズンに突入し、少し落ち着きを見せているものの、この夏みんなが気になって仕方なかったニュースといえば、令和の米騒...
刺さるわあ…親の“結婚しろ圧”LINE3選。OVER30が涙した「いつまでも元気でいられないから」
 30代半ばを超えると、親からの結婚に対する圧もより一層強くなってきますよね。  LINEに忍ばせた小さなプレッシャー...
自己顕示欲バンザイ! スナックママが教える「自分らしく生きる」ヒント
 みなさん、SNSとかで目立つ人は好きですか? 私はついこの間まで、正直めちゃくちゃ苦手でした。  でも先日、スナ...
東京のごちゃごちゃに疲れる…貸切コンパクトボートで“泡飲み”東京湾クルージングが当たりだった
 都会とは、長年いると何をしていいのか分からなくなる場所である。おいしいご飯もお酒も、どの街にいても味わえる。新しいスポ...
イイ男が大集合♡ 素敵“たまたま”がいっぱいで目の焦点が合わない~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
面倒な“かまってLINE”への返信うざ。寂しがり屋のド定番「寝てないアピ」は華麗にスルーがよろし
 いつも話題の中心にいたくて、寂しがりやな「かまってちゃん」。時々ならいいですが、LINEメッセージでもかまってアピール...
諦めないで!猫と共に送る安全な植物生活。花屋が実践する「3つの心得と6つの対策」
 植物は我々の心豊かな生活を送る癒しですが、残念ながら猫にとって有害なものはたくさんあります。  種類によっては中毒症...