【調香師監修】4タイプ別 熱い夏に負けないスパイシーな香り&オイル解説

太田奈月 調香師・IFA国際アロマセラピスト
更新日:2024-06-18 06:00
投稿日:2024-06-18 06:00

暑い夏に向けて仕込む時!

 夏になるとスパイスの効いた料理が食べたくなりませんか? スパイスには体の代謝を高めて血行をよくする働きがあり、中東などの暑い国にスパイス料理が多いのはこのため。暑い夏を健やかに過ごすための知恵が詰まっているのです。

 また、スパイスの刺激的な香りは、体だけでなく心のドキドキにも効果あり!

「アラビアンナイト」では恋の媚薬にスパイスが使われ、ほんの少し香水に含まれるだけで「なぜかドキドキして気になる!」という恋の始まりのような気分をつくってくれます。

 夏直前の今回は、スパイスならではのホットな香り術を紹介します。癒し系の香りとはひと味違う、刺激的&クセになる香りに気になるカレも振り向くかも!? 熱い夏に向けて準備を始めましょう!

 調香師がレクチャーする、お手製「アロマオイル」の作り方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「フェロモンジャッジ」ってなに?

 素敵な女性はいい香りがする――。

 そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけでなく、心身ともに活力がみなぎってオスたちを引き寄せる魅力がアップします。

「フェロモンジャッジ」では、調香師・太田奈月が貴女のフェロモン度数を診断。5月8日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)では異性にモテまくる香りを説いて話題を振りまいた“フェロモンの達人”が、おすすめの香りとともに日々の癒しと元気のヒントをお届けします。

 フェロモンジャッジは前回とは違う結果? それとも同じ結果!?

【6月後半】貴女のフェロモン度を判定!

     ↓   ↓   ↓   ↓

フェロモン度90%の貴女は…

官能と純粋さを合わせ持つ最強モテ「処女」

 夏の太陽にも負けない笑顔で周囲を明るく照らす処女は、いるだけでその場がポジティブなオーラに包まれる超人気者。

 ただし、神経を使いすぎて気疲れしやすく、脇の筋肉が硬くなって肩が丸まったり、首が下がったりして“老け見え”しているときがあるから気をつけて!

 身を削って無理に明るく振る舞うのではなく、媚びない小悪魔的な魅力で処女のエネルギーを世の中に広めていきましょう。

 貴女の中に十分なエネルギーがあってこそ、誰からも愛される“最強モテ”でいられます!

【刺激的な恋を呼ぶスパイス香り術】
 コリアンダー

 パクチーの種からとれるコリアンダーは、小悪魔女子のための魅惑のスパイス。Diorの「プワゾン」にも使われていて“あざとさ”も魅力に変わる香りです。

 ホホバオイル10mlにコリアンダーの精油1滴、オレンジスイートの精油1滴を加えてブレンドし、脇の内側の筋肉をやさしくほぐしましょう。意外と凝っている部分なので、ほぐすと首や肩回りがポカポカしてきます。

 こわばった表情もやわらかくって、明日から思いっきり笑顔をつくることができますよ!

フェロモン度80%の貴女は…

大人の色気を持つ妖艶な「熟女」

 湿気が多い季節はフェロモンもくたびれがち。熟女の艶やかな色気を失わないためにも、秘密のスパイス・シナモンで湿気すらも味方につけてしまいましょう。

 シナモンは、あのクレオパトラも密かに使用し、誰にも教えたくないほど効果がすごかったと噂される愛のスパイス。古代の王族は愛する妻に贈ったといわれています。

 甘くてちょっぴりスパイシーな香りを楽しみながら、綺麗を維持する魔法をかけてくださいね!

【刺激的な恋を呼ぶスパイス香り術】
 シナモン

 CHANELの「エゴイスト」のトップノートにも使われ、強烈な第一印象を与えるシナモンですが、生殖器の血流を改善し、健康と色気を維持する効果が期待できます。

 ホホバオイル10mlにシナモンの精油1滴、マンダリンレッドの精油1滴をブレンドし、お風呂上がりに仙骨(背骨の一番下、腰の中央あたりにある三角形の骨)に塗ってマッサージしましょう。

 仙骨は女性生殖器にもっとも近いといわれる場所で、女性性が下がると仙骨周辺に脂肪がつきやすく、冷えたり硬くなったりします。夏でも仙骨を温めて、身も心もホットに過ごして!

フェロモン度50%の貴女は…

同性が惚れるかっこいい「イケメン女子」

 仕事大好き人間のイケメン女子は、仕事が順調だと余裕ができてプライベートも充実。ところが仕事がうまくいかないと、家でも仕事を引きずってデートも楽しめなくなってしまいます。

 そんな貴女をサポートしてくれるスパイスが、戦国武将たちもこぞって使ったと噂されるクローブ(丁子)。

 自身の決断に自信を与え、心身の血流を促して鎮痛剤としても有名でした。恋のムードを高める“隠れセクシャル”なスパイスでもあるので、戦いの中でも女性性を大切にしたいイケメン女子にぴったりです。

【刺激的な恋を呼ぶスパイス香り術】
 クローブ

 パソコン作業や頭を使う仕事が多い人に特におすすめなのが、クローブにキリリと身を引き締めるライムをブレンドしたもの。

 ホホバオイル10mlにクローブの精油1滴、ライムの精油(※)1滴をブレンドし、肩の三角筋(腕の付け根あたり)に塗ったら、反対側の指で「痛気持ちいい」と感じる程度の強さで押して、ポカポカしてくるまでマッサージしましょう。

 ここが冷えていると、パソコンのタイピングを間違えたり、よいアイデアが浮かばなかったりして気分も落ち込みがち。肩が軽くなってすっきりすれば、ノースリーブの服も自信を持って着られるし、貴女の心も前向きになって仕事も恋もはかどるはず!

 ※ライムは、できれば光毒性のない水蒸気蒸留法でとれたものがよい
太田奈月
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調香師・IFA国際アロマセラピスト
 静岡県生まれ、茶農家の父、美容家の母を持ち、幼少期から香りと美に関する知見を深める。英国ケンブリッジにてホリスティックアロマテラピーを学び、アロマセラピストとして活動、様々な人種・国籍のクライアントのトリートメントを体験する。

2011年、「Natsuki Ohta JAPAN」香水ブランドを設立。「肌は嘘つかない」がコンセプトのフェロモンジャッジ🄬、天然アロマ香水 アロマパルファン🄬の創設者で、2000年開校の「アクトインターナショナルスクール」校長を務めるかたわら、調香師として企業とのコラボ企画やメディアに出演。あらゆる可能性を秘めたアロマテラピーの啓蒙活動を行う。

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