【独自】全身タトゥーや元受刑者も!? 歌舞伎町に誕生したラッパーだらけのホストクラブが異次元だった

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2024-11-21 18:55
投稿日:2024-06-15 06:00

フォロワー数3万人!美貌のインフルエンサーが働くワケは

 先ほどのシャンパンコールで一際目立っていた二人のドリーマーにも話を聞きました。

 一人は「CLUB DIRTY」の求人を見てすぐさま応募し、採用と同時に岐阜県からキャリーケースひとつ持って上京してたKIDさん(25)とRYKEYさんの地元・八王子の後輩だというZuibaerさん(29)です。

「自分、RYKEYさんの歌を聞いて大人になったっす。岐阜で2年ホストやってましたが、歌舞伎町で成功して何者かになりたいですね」(KIDさん)

「10代の頃から様々な悪行を繰り返し少年院と刑務所にも入ったし、まともな職業にもついたことがなかった。でもここで働くことが僕の光となりました」(Zuibaerさん)

 また「CLUB DIRTY」の一押しドリーマーとして話を聞かせてもらったのが、これまでホストクラブとは全くの無縁だったというInstagramのフォロワー数3万人のインフルエンサーのMintoさん(20)。

「生まれた時からラップが大好きで。RYKEYさんの歌もデビュー当時から聴いていました。ホストには悪いイメージしかなかったけどRYKEYさんがやる店ならついていきたいと思ったし、自分自身も男を磨き、男を上げたいと思いました」

 入店前までは「ホストには悪いイメージしかなかったからかなり迷った」と言うMintoさん。でも、実際に働き始めて2ヶ月。その印象はガラリと変わったのだとか。

「RYKEYさんは礼儀に厳しいし、従業員みんなもそれに準じて男子校の部活のような熱い所がある。みんなで女性を楽しませるために一丸となる所にやりがいを感じています」

 でも、Mintoさんのその美貌を武器にしたら女性は無理してでもお金を使っちゃういそう…と言うと「それはないです」とキッパリ。

「僕がこの店で働くことはハタチで僕を産んでくれた母親にも伝えてます。

 母はいまだにギャルで僕を厳しく育ててくれたんで、女性のことを泣かすような接客したら怒られちゃうんで(笑)。女性に対して無理な営業なんて絶対にしないです」

ラスソンは女性ラッパーのあの曲でした

 この日の「ラストソング(通称、ラスソン)」は世界的な音楽フェス「コーチェラ」にも出演した沖縄出身の女性ラッパーAwichの「GILA GILA」。

「ラスソン」といえばその日に最も売上が高かったホストが閉店前に好きな楽曲を歌うことを指しますが、他店ではKinKi Kidsやキンプリなど男性アイドルの歌が選ばれがち。

 強くて芯を持ち若くしてシングルマザーとなった女性ラッパーが挑発的な生き様を歌った楽曲を流すとは、やっぱり唯一無二の「CLUB DIRTY」の魅力なのでしょう。

【後編】はドリーマーみんながその背を追う、RYKEY DADDY DIRTYさんのインタビューです!

「CLUB DIRTY by since you」
東京都新宿区歌舞伎町1-3-4 白鳳第26ビル 地下1F
https://club-dirty.net/

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


二日酔いがきつい…! スナックママ流3つの予防法。意外な「あの食べ物」が効果的?
 みなさんは二日酔いになったこと、どのくらいあるでしょうか? 若い時は「二度とお酒は飲まない」と誓うくらいの二日酔いに週...
おすそ分けが楽しみにゃん♡ 猫島の港で漁師さんを待つご機嫌“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
レズビアンバーを初体験! 接客、ショータイムにドキドキ…そこは「秘密の楽園」だった
 レズビアンバー。名前は聞いたことがあっても、足を踏み入れたことがある人は、少ないのではないでしょうか。  店内ではど...
40女「神戸マラソン2024」走ったで!ランナーのポイ捨て、アカンやろ…
 11月17日に行われた「神戸マラソン2024」に参加してきました! 倍率2倍をくぐりぬけ、今回で3回目の出走です。
生きた化石のイチョウをかわいく楽しむ! 花屋が教えるイチョウの葉を使った簡単フラワーデザイン
 猫店長「サブ」率いる我がお花屋は、神奈川県の片田舎にあります。今時分から年末にかけて、配達途中にちょっぴり遠回りを...
女性の「更年期と老化の受け止め」に3パターン。休むのはわがまま? 更年期休暇も求む!
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
【備蓄の日】うまっ…!無印良品級の「レトルト専門店」でごちそうを見つけた♪ ストックしたいオススメ3つ
 東京都では、11月19日を「備蓄の日」としているそうです。「1年に1度は、びち(1)く(9)の確認」なのでこの機会に保...
「乾燥対策」に使うべきベスト・オブ・アロマオイルは?【フェロモンジャッジ調香師が解説】
 女性ホルモンのバランスがよく、フェロモンが溢れる女性の共通点に「肌のみずみずしさとツヤ」があります。これは、体の内側か...
「やば、出ちゃった…」の強い味方!『吸水ショーツ』日仏対決。実際の履き心地、吸水させてみたら…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
芸術の秋、散歩の秋!「緑と道の美術展 in黒川2024」の楽しみ方
 今年で9回目となる野外で楽しむ美術展覧会「黒川黒山アートプロジェクト 緑と道の美術展 in黒川2024」が開催中です(...
Z世代界隈に多い!? 「静かな退職」を選ぶ心理と、先輩として上手な接し方
「仕事には熱を持って取り組むべし!」アラフォー世代以降はこのように思っている人が多いですよね。その一方で、Z世代の若者は...
ひろゆき氏に言いたい! 48歳まで処女だった私は、本当に魅力がなかったのか?
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。48歳で処女を卒業し、現在はフリーで自分の時間を楽しんで...
3年ぶりのご登場! 超個性的なうし柄“たまたま”は今日も元気です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「姿」の部首は何? イメージにとらわれてはダメ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
週末だ、包丁も火も使わん!正義の炭水化物“爆速レシピ”5選【爆速レシピクリエイター・およねさんの自信作】
 SNSで話題の「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》...
打倒、借りパク民!「貸したもの返して」催促LINEの“角が立たない”お手本はこれだよ~
 人に貸したものを返してくれなかった時、催促するのは気まずいと感じる人が多いですよね。  どうしたら角が立たない伝...