今、入ってるのは、僕だ
――ああっ…正樹さん…入っちゃった…。
私が内ももを震わせると、
――見えるよ…全部見える…。今、千鶴の中に入ってるのは、僕だ。
その声に、私の体は火照りを増していきました。脳裏には、彼に貫かれている自分が描かれています。凶暴に反りかえった肉の拳(こぶし)を叩きこまれ、ヨガリ狂っている自分が見えた気がして。
――ああっ…もっと欲しい…私を狂わせて!
私は疑似ペニスを出し入れしながら、叫びました。
――千鶴を狂わせてやる。もっと激しくペニスをぶち込んでやる!
彼の声に合わせ、私は握ったペニスの抜き差しの速度を上げたんです。グチャッ…ジュブブッと、はしたない音が響き渡り、快楽が私の体の奥を痺れさせました。
――いいっ…正樹さん、いいのっ!
女の体は貪欲です。私は疑似ペニスの抜き差しをしながら、ベッドにあるローターを手に取り、スイッチを入れました。
ヴィヴィーン、ヴィヴィーン!
激しいモーター音にさらに高揚したのは言うまでもありません。
オナニーを超えて完全なセックスに
――正樹さん…見てて、私のいやらしい姿を目に焼き付けて。
言うなり、私はローターの先端をクリトリスに押し当てたんです。
――ひいっ…くうぅ!
ペニスを膣奥まで食らい込んだまま、私は激しく身を揺さぶりました。体を痙攣させながらも、執拗にクリトリスに振動するローターを押しつけて、自慰に耽ったんです。
――千鶴、すごくエロティックだよ…ちゃんと見てるよ。
スマホから、正樹さんの声が聞こえてきます。あまりの興奮と甘美な苦しさにギュッと目をつむりそうになりましたが、彼の姿が見たかった。
――正樹さん……好きよ。誰よりも好き。
私はクリトリスをつぶさんばかりに圧をかけ、加えて疑似ペニスの角度を変えながら、膣肉をえぐり立てました。膣ヒダが男根に吸いつき、ちぎれるほど締めつけていくのが分かりました。
(今、私は正樹さんと繋がっている。いやらしく性器をこすりつけ、絶頂に向かっている)
そう思うと、さらに抜き差しは加速し、クリトリスへの圧も激しさを増していきます。
もうこれはオナニーではありません。完全なセックスとして、急速にエクスタシーへと昇り詰めていったんです。
――も…もう、イキそう!
私は叫びました。
――僕もだ…ああ、出る…千鶴の中に出すぞ!
――来て…私の中に吐き出して! ああーー、はあああーーー!
落ちかかるまぶたを必死にこらえ、ひときわ激しくペニスを叩き込んだ刹那、壊れた人形のように私の体がガクガクと震えあがりました。
こうして、私たちはほぼ同時に、エクスタシーを迎えたんです」
エロコク 新着一覧