亀梨和也×山下智久再タッグは?“修二と彰”から19年で見せた成長曲線

こじらぶ ライター
更新日:2024-06-22 06:00
投稿日:2024-06-22 06:00

「修二と彰」から19年、亀梨と山下の現在地

 2005年のドラマ「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系)をきっかけに結成された「修二と彰」から約19年。KAT-TUN・亀梨和也(38)と山下智久(39)が、4月期民放ゴールデン・プライム帯連続ドラマのメイン級キャストでそれぞれ話題をふりまいた。

 2人は2017年にもドラマ「ボク、運命の人です。」(日テレ系)で共演し、「亀と山P」名義で活動。山下が20年に旧事務所を退所した際、当時予定していた2人のドームツアーおよびアルバム発売が中止となっていた。

 しかし、今年2月、Instagram生配信で2人は約4年ぶりに共演。同月に行われた亀梨の誕生日のソロイベントにも山下が登場し、ミリオンヒット曲「青春アミーゴ」を披露するなど、「修二と彰」、「亀と山P」の盟友2人が再び熱い交流を見せた。

 亀梨は4月期春ドラマ「Destiny」で、主演の石原さとみ(37)の相手役を担った。このドラマ放送直前には、22年に亀梨がWOWOWで主演を務め、逃亡する死刑囚という難役をこなした連続ドラマW「正体」が「Netflix日本Top10」で1位となるなど、役者としてもあらためて注目が集まったのだ。

「Destiny」トンデモ展開でも説得力

「Destiny」では、初回から大学時代の回想で、田中みな実(37)演じる同級生が事故死する衝撃展開。そこに亀梨演じる元恋人の野木真樹や、石原演じる西村奏の父の死も絡むなど、大きな話題に。

 真樹の失踪から2人は再会し、奏は現在の婚約者との間で揺れ動く。検事である奏と放火事件の被疑者となった真樹が対峙する長尺の取り調べシーンも見ごたえがあった。

 そこから人たらしの真樹らしく、“一緒に逃げよう”と2人で逃避行に出るなど、ありえない展開ながら、ちょっと悪い色気を醸し出す真樹に頼まれたら断れないだろうと思わせる説得力もあった。

 見逃し配信では、初回再生回数がテレビ朝日ゴールデン・プライム帯史上最高記録となる440万回を突破し、全話累計再生数が2500万回を記録(ビデオリサーチ算出。以下同)。TVerお気に入り登録数でも、最終回放送時点で120万を突破するなど春ドラマで断トツ1位となった。

 また、平均世帯視聴率は全話平均で7.4%と春ドラマの3位につけている。最終回は最高の8.3%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下、同)。

なんだかんだで多数の視聴者が“完走”

 その肝心の最終回では、すでに分かっていることだらけの真相が、再度明かされるだけとやや肩透かしになったが、毎話、大きく引き付ける展開と演出で考察が繰り広げられ、なんだかんだ最後まで見た視聴者が多かったようだ。

 物語の主軸はあくまでも主演の石原だが、検事であるはずの彼女を大きく揺さぶる“魅力的な真樹”を、亀梨がしっかりと演じたこともその要因となっていた。

こじらぶ
記事一覧
ライター
ジャニーズ、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...
逃げ恥の百合ちゃん役が“頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない”発言
 穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願が母・はる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。  娘に...
桧山珠美 2024-04-05 15:30 エンタメ
「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ
NHK大阪が誘拐未遂事件をぶち込んだのなぁぜなぁぜ? かつ丼コント?
 誘拐犯が捕まってから、愛子(このか)は3日間も学校を休んでいた。スズ子(趣里)は、学校に行くようにと言うが、愛子は友達...
桧山珠美 2024-03-15 14:30 エンタメ