更新日：2024-08-16 12:28
投稿日：2024-07-19 06:00
自分のパートナー自慢をしたい
全ての画像を見る――玲子さんがスワッピングサークルに行くことを提案してきたとは驚きです。その後をお聞かせください。
「僕も驚きました。愛する玲子さんが他の男性に抱かれる姿など許せません。でも、彼女は『嫉妬心が興奮を呷り、2人の絆も深めるのよ』とゆずらないんです。そして僕の心を揺るがしたのは、
――シリコン入りのペニスを持った社長を自慢したくて。
という彼女の言葉でした。おそらく、スワッピングプレイに集まる人々は、他の異性と交わる楽しみと同時に『自分のパートナー自慢』もしたいはずです。
それを思うと、シリコンボール6つを入れた僕自身、コンプレックスが解消した今こそ、他人にもすごいと言われたいという気持ちも湧いてきて…。結局、彼女に押されるかたちで、スワッピングサークルの登録をしたんです。
T秘密クラブと彼女の関係
玲子さんが勧めてきた『T秘密クラブ』は、身分証提示や年収などの記載が義務付けられているサークルで、厳しい査定があります。つまり会員は、社会的なポジションと、ある程度の経済力のある人しか入会が認められないと知りました。
――大丈夫かな…もし、情報が漏れたら大変だよ。
僕がネットに書き込む手を止めると、
――大丈夫。実は以前、セレブ御用達のエステティックの受付をしていた際、有名病院の院長夫人に誘われたことがあるの。当時は断ったけれど、興味があって…。ここの主催者はその院長夫妻よ。
玲子さんは頬を赤らめたんです。そう言えば…と、彼女の履歴書には大手エステティックで3年間勤めていたことが記載されていました。
蒼井凜花
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