美容医療で人気の「ハイフ」丸わかり!【気鋭の敏腕女医解説】どこまで変われる?痛くないの?

増田えりか 医師(形成外科・美容外科・美容皮膚科)
更新日:2024-12-21 18:46
投稿日:2024-09-02 06:00

大手クリニックと個人クリニック、なぜ値段が違う?

 美容クリニックの中でも大手で多店舗展開するクリニックと個人経営のクリニックではお値段と満足度が全く異なります。なぜ価格差が生じるかといえば、治療の方針やスタッフの経験値の違いによるものが大きい! ちなみに大手での治療は50,000円、個人での治療は100,000円がひとつの目安となりますので、参考になさってください。

 大手クリニックの場合は一律のマニュアルがあり、それに従うことで、経験が浅いスタッフでも施術が可能というシステムを構築しています。対応時間も短くて済み、人件費もそのぶんカットできますが、個々のお顔の凹凸に沿う機械の当て方や出力の調整はしないので満足度にムラがあります。

 一方、個人クリニックではお客様の満足度を重視し、経験豊富な看護師がじっくりお悩みを聞いて、気になる箇所にマーキングし、対策を考えて時間をかけてオーダーメイドの施術を行います。

 個別対応としっかりとした効果を求めるのなら個人クリニック、お値段重視なら大手クリニックがおすすめです。イートップクリニックでは、美容看護師歴5年以上のベテランナースがお客様のお顔をアセスメントし、オーダーメイドハイフを行っています。

「痛くないの?」まだまだ気になるハイフの疑問5つ

Q1. 痛くないの?

 フェイスラインの骨に近い部位は神経に近いため正直痛いです……。当院では歯茎にガーゼを挟んで行い、極力痛みを軽減しています。

Q2. 効果はどのくらい持続するの?

 当てた部位が熱刺激で収縮するので直後からスッキリしますが、1カ月以降、組織が再生してくるとハリが出てきてさらに若返ります。効果は半年程続く症例が多いです。

Q3. ハイフを打ち続けるとどうなる?

 脂肪層にも照射しているため、脂肪細胞がハイフの熱により破壊され、繰り返し当てていると頬がこけてしまうことがあります。繰り返し行う場合は、オーダーメイドな施術をしてくれるクリニックがおすすめです。

Q4. やめるとどうなる?

 ハイフは加齢性変化を遅らせるための施術なので、ほうれい線やマリオネットラインが進行、ホームベース型・ブルドックのようなフェイスラインに近づいていくでしょう。

Q5. ハイフの効果を高める併用治療とは?

 ハイフと高周波の併用です。併用すると、上から真皮層、脂肪層、筋膜層の三層へアプローチが可能で、真皮層の引き締め、脂肪層の萎縮、筋膜層の収縮をさせることでアイロンをかけたようなフェイスラインのすっきり感が得られます。非侵襲的小顔治療としてはベストです。

ハイフと好相性なお手軽輪郭治療もある

 ハイフは筋膜にアプローチするたるみ予防治療ですが、しっかりとフェイスラインを変化させたければ、エラ(咬筋)ボトックスとバッカルファット除去もあります。いずれも土日休みで十分行える施術です。

 下記の動画で解説しているので是非ご覧ください!

 次回は「目尻の小ジワ」を取り上げます。またお会いしましょうー!


「イートップクリニック」院長/増田えりか

 2013年日本大学医学部卒業後、東京臨海病院、昭和大学病院、千葉こども病院などの形成外科で経験を積む。湘南美容クリニック高田馬場院長を経て、2021年に赤坂見附にイートップクリニックを開設。目周りの手術では業界トップクラスの症例数。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。

増田えりか
記事一覧
医師(形成外科・美容外科・美容皮膚科)
「イートップクリニック」院長。2013年日本大学医学部卒業後、東京臨海病院、昭和大学病院、千葉こども病院などの形成外科で経験を積む。湘南美容クリニック高田馬場院長を経て、2021年に赤坂見附にイートップクリニックを開設。目周りの手術では業界トップクラスの症例数。『360度美人』を目指して! 美容医療だけではなく、広くお悩み解決に携われるよう、婦人科専門医による婦人科外来、泌尿器科専門医による男性美容外来、美容師とのコラボレーションで頭皮・髪質治療も展開中。

病院HPYouTubeInstagram

ビューティー 新着一覧


自分の“化けた顔”に飽きました…メイクが同じになるマンネリ回避の裏技
「20代の頃は色々なメイクを試していたのに、ここ数年ずっと同じメイク。 さすがに飽きてきたな……」と感じているオトナの女...
下まつげどうしてる? “痛ケバ”40代を回避するマスカラの塗り方&選び方
 女性に欠かせないメイクは、年齢によってだんだん変化していきますよね。特に40代女性の頭を悩ませるのが「下まつげ」のメイ...
巨乳より本当は胸を小さく見せたい!着痩せも狙える“盛らない”テク4つ
 巨乳の人の切実な願いといえば「胸を小さく見せたい」ですよね。実際に胸が大きいと、いろいろな苦労や悩みがあるものです。そ...
朝の洗顔から差がつく! 夏老け・日焼け対策にプチプラスキンケア3選
「夏老け」といった言葉があるように夏の強い紫外線ダメージで、秋になると一気に老けたように感じてしまいます。  さら...
歯ブラシちっくで毛穴掃除!韓国の洗顔ジェルクレンザーでゴッソリ叶う?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「レチノール」って大丈夫? シミ・シワに“ほどほどケア”で取り入れたい
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
今すぐお腹の肉を隠したい! “部分ぽっちゃり”を撃破する6大アイテム
 若い頃にほっそりしていた人も、食生活をまったく変えていない人も、なぜか40代になるとだんだん代謝が落ちてふっくらしてく...
無自覚のスメハラは不本意…「香水つけすぎた?」判断法と匂いの落とし方
 いい香りを身にまとえる「香水」は、年代問わず多くの人が使っていますよね。でも、時には香水をつけすぎたことに自分で気がつ...
アラフォーこそ挑戦!ピンクとツヤ感“命”の「純欲メイク」やり方&コツ
 SNSで話題の「純欲メイク」。若い人にしかできないと諦めていませんか? 実は、純欲メイクは40代女性の魅力を最大限に引...
好きでも似合わない色ってありますよね…上手に取り入れる2STEPの方法
 ファッションを楽しむ上で知っておきたいのが「自分に似合う色」。とはいえ、好きだけど周囲の人には「似合わない色」と言われ...
不器用な人こそ試して!「ヘアアレンジが苦手」でも“おしゃれ髪”は叶う
 おしゃれな女性を見ていると、ファッションだけでなくヘアスタイルもセンスよくアレンジしている人が多いですよね! でも、ヘ...
冷えとの戦いは夏も続く! 30代からの「つらい下痢」改善対策ガイド
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
Over30歳向け・アイシャドウの掟…パウダーとクリームのどう使い分ける
 美しいアイメイクを完成させる手順は、アイシャドウの選び方から始まります。  アイシャドウにはさまざまなテクスチャ...
年1アプデの「セルフネイルとフェイスパウダー」はご褒美ブランドで!
 ネイルリムーバーとネイルポリッシュ、フェイスパウダーを年に1回のペースで最新アイテムに買い替えています。  長年...
見るだけでもツボ!? 平成vs令和「ギャルメイク」を再現→比較してみた
 ギャルアイメイクは、ガッツリとアイラインを引き、涙袋をくっきりと目立たせたうえに、まつげも盛りまくってぱっちりとした大...
サラダチキンそのままは飽きた…ダイエッター向きレシピ&代用食材3つ
 高タンパクで低カロリーな食材としてダイエッターに人気なのが「サラダチキン」ですよね! コンビニで簡単に手に入るだけでな...