信じ込んだら…陰謀論にハマった人への対応3つ
では、親しい友人や家族が陰謀論を信じ込んでしまったら、どう対応したらいいのでしょうか? 見ていきましょう。
1. 頭ごなしに否定しない
友人や家族が、陰謀論を知ってから人格が変わってしまい「元に戻ってほしい」と考える人は多いはずです。でも、頭ごなしに陰謀論を否定するのは逆効果。余計に相手をエスカレートさせてしまいます。
陰謀論を信じた相手と会話する時には、決して頭ごなしに否定するのではなく、最後まで話を聞き、理解しようとしている姿勢を見せてください。
相手に「排除されない」と感じれば、心を開いてくれやすくなり、その後の段階の会話が通じやすくなります。
2. 根拠のある情報を「ひとつの選択肢」として提案する
実は、陰謀論のなかには、海外の研究者の論文などが根拠となっているものもあります。ただ、論文のほんの一部だけが抜粋され、捻じ曲げられた内容になり、非現実的な陰謀論へと変化していくのです。
まずは根拠を調べてみてください。その上で、「確かに論文に〇〇とは書いてあったけれど、正確な内容はこうだった」「この論文はこんな捉え方もできるよ」と伝えましょう。
全否定ではなく、一部認めながらも正確な情報と根拠を冷静に提示することが大切です。
3. 排除せず相手への愛情を示す
そもそも陰謀論にハマる人の多くは、孤独や恐怖を抱えています。救いを求めるように陰謀論にのめり込んだ上、家族からも排除されそうになると、余計に孤独を深めてしまうでしょう。
大切なのは自分と違う考えの人を排除しようとするのではなく、「考えには賛同できないけれど、友人、家族としてあなたを大切に思っている」と伝えることです。
相手の不安が和らげば、柔軟な思考ができるようになるはずですよ。
陰謀論にハマった人への対応は愛情と理解する姿勢が大切
友達や家族の言動がおかしくなっていくのを見るのはとてもつらいですよね。でも、その背景には不安や孤独、恐怖が隠れているかもしれません。
ぜひ相手の立場に寄り添いながら、愛情と理解する姿勢を見せて少しずつ心が冷静になるようにサポートしてあげてくださいね。
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