「彼の娘から財産目当ての結婚と邪推され…」交際すら躊躇し始め、悶々とする47歳バツ2女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-09-14 06:00
投稿日:2024-09-14 06:00

前妻とのあいだに娘が

 聞けば、亜紀さんには子どもがいないものの、ノリアキさんには前妻とのあいだに娘がひとりいるとのこと。

 娘の年齢はもう20代後半で、現在は妻のもとでは暮らしておらず、恋人と都心で同棲生活をしているそうです。

「彼と娘はベタベタと仲がいいわけではありませんが、彼が経営者で経済的に余裕があるからなのか、欲しいものがあるときに娘は連絡をしてきてねだっていますね。

 離婚で寂しい思いをさせた負い目があるのか、彼も娘には甘くて…。高価なものでもホイホイと買ってあげているのを何度か見ました」

娘が結婚に猛反対

 実は、この娘の存在こそが、亜紀さんを悩ませている原因だそう。

 亜紀さんとノリアキさんの結婚話が具体的になるにつれて、娘が猛反対。それまでは良好だった亜紀さんとの関係性も、日を追うごとに悪化しているのだとか。

「彼の娘は、はっきりと私との結婚に反対の立場を宣言しています。

 本人からその理由を聞いたことはありませんが、彼によればお金が関係しているんじゃないかって話なんですよね。

 彼の財産目当てで私が結婚をすると彼の娘は思っているフシがあって『そうはさせまい』とばかりに大反対を唱えているわけです」

また結婚してもいいかなって思ったのに

 確かに亜紀さんは、ノリアキさんの経済力も結婚の決め手のひとつだったと認めつつ、「もちろん、財産目当てだけではありません」と強調します。

「彼は、老後が近づいてきて、ひとり暮らしよりも誰かと暮らしたいと、マッチングアプリを始めたそうなんです。

 私も、もう結婚は懲りごりって思っていたけれど、彼と出会って付き合っていくうちに、また結婚をしてもいいかなって気持ちになれていたのに。

 今の展開はすごく残念ですね…。

娘の本心がわからない

 彼はこのことについて、私に本心を語らないので、娘の意見をどう思っているのか、私には本当のところがわかりません。

 できれば3カ月以内に結婚をしたかったけれど、このまま彼の娘からの猛反対の中、進めるのは難しいだろうし…。

 だからと言って将来の約束もないまま彼と付き合い続けるのも違うのかなぁって思ってきていて。

 身の振り方を考えるためにも、彼がどういう考えなのか、この辺でしっかり聞いておきたいんですけど。

 私にはなかなか話してくれないんですよね…」

 ◇  ◇  ◇

 この問題が生じるまでは、自分は娘に気に入られていると思い込んでいたと話す亜紀さん。だからこそ自分との結婚を娘が反対してきたことに、ショックも受けているそうです。

 では、亜紀さんの恋人であるノリアキさんは、恋人との結婚への “壁”をどう捉えているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


運命の出会いを果たし…夫の元から去った女性の意外な選択
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-10-13 06:00 ラブ
おしゃべりor無口な彼女どっちがいい?男性の本音を紹介
 おしゃべりな彼女と無口な彼女、あなたはどちらですか?「無口だとつまらないと思われるかも……」「おしゃべりな女は嫌われる...
恋バナ調査隊 2021-10-12 06:00 ラブ
ぞぞっ!パートナーが“DV男”かどうかを見抜く質問と禁句の話
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。今回は番外編です。のべ3000人以上の離婚案件の相談に乗ってい...
内埜さくら 2021-10-12 06:00 ラブ
次のデートに♡カラオケデートの4つのメリット&成功の秘訣
 彼とのデートが決まったら、「どこに行こう?」と、盛り上がるプランを考える人も多いでしょう。デートといえば映画や遊園地と...
恋バナ調査隊 2021-10-11 06:00 ラブ
恋愛に見返りを求めてしまう人必見!デメリット&抜け出し方
 好きな人と付き合えただけで幸せを感じていたはずなのに、交際が進むにつれて「もっと愛されたい」と欲張りになる人は少なくあ...
恋バナ調査隊 2021-10-11 06:00 ラブ
LINEに隠された彼の本心は? 文章から分かる男性心理5つ
 男性の知り合いや友達とLINEのやりとりをしていると、「ん? これってどういう意味だろう?」と、相手の本心が気になるこ...
恋バナ調査隊 2021-10-10 06:00 ラブ
一緒に暮らしているのに“ホウレンソウ”を怠る彼に募る苛立ち
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-10-09 06:00 ラブ
最低限のマナーなのに…謝罪も感謝も言えない恋人に呆れる彼
「冷酷と激情のあいだvol.59〜女性編〜」では、恋人からの“ホウレンソウ”が不十分であることに、怒りを抱き続ける女性・...
並木まき 2021-10-10 05:34 ラブ
「もう、うんざりだ」夫から離婚を告げられる妻の6つの行動
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚を切り出すのは女性からというイメージはもはやありません。ここ最近目立つの...
山崎世美子 2021-10-09 06:00 ラブ
シンデレラに学ぶ恋愛に効果的な心理学♡ 終電で帰るべき理由
 誰もが知っている「シンデレラ」の話。ガラスの靴を持って探しに来た王子様と結ばれるというファンタジーに、ときめいた女性も...
恋バナ調査隊 2021-10-08 06:00 ラブ
カップルの同棲はデメリットが多い?幸せに暮らすためのコツ
 カップルの同棲は、「家賃の負担が減る」「結婚前のシミュレーションができる」などのメリットがある一方、きちんとルールを決...
恋バナ調査隊 2021-10-08 06:00 ラブ
口下手彼氏の気持ちを探るポイント5つ&上手な付き合い方
 好きな男性から、言葉で愛情を表現されると安心する女性は多いでしょう。でも、男性の中には、言葉にしなくてもちゃんと愛情を...
恋バナ調査隊 2021-10-07 06:00 ラブ
浮気された過去から彼を疑ってしまう…不安を消す3つの方法
 過去に浮気されたことのある女性は、「信じていたのに裏切られた」というトラウマから、恋人をどうしても疑ってしまうと苦しん...
恋バナ調査隊 2021-10-07 06:13 ラブ
おひとり様の期間が長すぎて…どんな人を恋人にすればいい?
 一人でいる時間が長くなれば長くなるほど、次の恋愛へのフットワークが重くなりがちですよね。最近はアプリなどで異性に出会え...
若林杏樹 2021-10-06 06:00 ラブ
“恋愛したい”と言う男性の心理って? 本音を見極めるポイント
 男友達から「恋愛したい」と言われると、ドキッとしてしまいますよね。「もしかして、これって告白?」なんて、舞い上がってし...
恋バナ調査隊 2021-10-06 06:00 ラブ
倦怠期かもしれない…5つのチェックポイント&乗り越え方
 交際期間が長くなると、どんなカップルにも訪れるのが「倦怠期」。もちろん、倦怠期知らずのカップルもいますが、ごく稀しょう...
恋バナ調査隊 2021-10-05 06:00 ラブ