第25週「女の知恵は後へまわる?」#121
香淑(ハ・ヨンス)は、原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意する。一方、寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)は、大学院を中退して家中心の生活を始めた優未(川床明日香)を、そっと見守っていた。
そんな中、朋一(井上祐貴)は最高裁事務総局から家裁への異動を命じられる。ほとんど見せしめともいえる突然の決定に憤慨する朋一。寅子は彼に言葉をかけられず…。
【本日のツボ】
「本当に、最後はいい方に流れていくわね」(by梅子)
※※以下、ネタバレあります※※
物語は昭和45(1970)年になりました。寅子が集中して読んでいた新聞(老眼鏡姿に注目!)の美位子(石橋菜津美)の尊属殺人をめぐる裁判記事の下、広告欄には「日本万国博覧会 入場券についてのお知らせ」の文字が!
三波春夫が「♪こんにちは~こんにちは~世界の国から~」と歌っていたあの時代ですね。朝ドラが描く時代が自分の生きてきた世界とリンクするのは嬉しさと同時に、自分も年を取ったなあとしみじみ。
それはともかく、優未は寅子と航一のお弁当を作り、家のことをやりながら、「笹竹」で働き、さらに雀荘での週2日のバイトも始めるとか、なかなかの働き者です。花江(森田望智)と梅干を漬けたりと、なにかと忙しそうで、当分の間、優未の自分探しの旅は続きそうです。サッカーの中田英寿だっていまだに自分探しの旅に出たままですから。
トラツバ放送残すところ2週間
汐見(平埜生成)ファミリーにも変化がありました。「笹竹」には寅子と汐見と香淑、娘の薫(池田朱那)の姿が。香淑はよね(土居志央梨)たちの紹介で、原爆被害に遭った朝鮮や中国、台湾の人たちへの支援を始めることになったと寅子に報告。汐見もこれを機に香淑のサポートをする、と。薫も弁護士になって、「家族みんなで支え合って最高の弁護士事務所を作る」とのこと。
これを聞いていた梅子の「本当に、最後はいい方に流れていくわね」という言葉で、あらためてドラマが終わりに向かっていることに気づかされました。あと2週間。早くもロスになりそうな月曜日でした。
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