自己顕示欲バンザイ! スナックママが教える「自分らしく生きる」ヒント

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-09-27 06:00
投稿日:2024-09-27 06:00

SNSで目立つ人、苦手じゃないですか?

 みなさん、SNSとかで目立つ人は好きですか? 私はついこの間まで、正直めちゃくちゃ苦手でした。

 でも先日、スナックでママが教えてくれた言葉を聞いてちょっと改心したんです。みなさんが自分らしく生きていくためのヒントになるかもしれません。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】ペッ!!他人の人脈を勝手に使うな~!「距離感バグってる人」がやりがちな5つの行動

舐めてくる大人、めっちゃいる

 私はあまり目立つことが好きなタイプではありません(物書きで飯を食いたい精神性の人間が何言ってるの? という真っ当な意見は置いといて)。

 だからあえて目立とうとする人の気持ちがイマイチ理解できず、自己顕示欲の匂いが強い人はかなり苦手だったんです。

 だけどこのあいだ、馴染みのスナックでママが言っていた「出る杭は打たれる、出(て)ない杭は踏まれる」という言葉を聞いて少し考えが変わりました。というのも、振り返ってみると踏まれた経験ってけっこうあるなと思ったんです。

 謙虚に目立たず慎ましやかに生きていれば、きっとどんな人にもわかってもらえる。そんなふうに思って生きてきたけど、全然そんなことないですね。丁寧に接していると「自分より下」と思って舐めてくる大人、めちゃめちゃいる。

どちらも同じつらい道なら、目立つことを怖がらないで

 スナックでも物書きの世界でも同じです。最初のうちは私の言動に問題があったのだと謙虚に受け止めるようにしていましたが、今はやめました。絶対に相手をナメてくるほうが悪いから。

「出ても出なくてもつらいことは同じなら、人生の可能性が広がるように目立ったほうがいい。だからね、なんでもやってみな。どうせどっちも苦しい道なんだから、やりたいようにやったほうがいいよ」とママは言ってました。

 もしかして、これまで私が苦手だと思っていた人たちも、同じ経験を辿った上で今に至るかもしれない。私はなんて未熟だったのだとちょっぴり反省しております…。

 自己顕示欲バンザイ。私ももっと目立つために何ができるか? を考えていこうと思ったのでした。

【登場人物紹介】

モジョ子:自信がほしい主人公。自分を表現することが苦手で、目立つ先輩に憧れている。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。一番少ない出勤で誰よりも稼ぐ。3人の子持ち。

ママ:どろんぱのママ。自信の塊。いかに目立つかを考えて生き抜いてきたオンナ。美容命。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


見ず知らずの人に電車代を貸せる? 一生大切にしたい人が分かった話
 みなさんは人を信用しやすい方ですか? それとも疑い深い方ですか?  私はどちらかといえば後者で、人を簡単には信用で...
切り取られた街を見上げる 「もっと見たい」は人間の性かな
 ふと見上げたら、切り取られた街が隙間からのぞいていた。  これもチラリズムなのか。全体を見せられるよりも刺激され...
海外駐在妻の驚愕実態!閉鎖的な女のドロドロ、とかくママ友が面倒くさい
 海外駐在ママというと、どこか華やかで羨ましいイメージがありますよね。でも、中には、現地でのママ友との面倒くさい関係に疲...
パワハラ認定は回避を…叱り上手な人が実践するコツ5つ&間違った叱り方
 人を叱るというのは、意外と難しいものですよね。部下や後輩が失敗した時「ビシッと言ってやろう」と思いながらも、パワハラだ...
「俺を撮ってくれよ」な“たまたま”様、地を這うカメラマン冥利です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
球根いつ仕込む?「秋」の今でしょ!植えっぱなしにオススメの花は7種類
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の真ん中の片田舎で商売をさせていただいておりますが、今年も悩ましい秋でございま...
とことん落ちないと浮上できない 放っておいてあげる優しさ
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「花屋前にいる」「どこ?どこにでもいる顔だから」実は傷つきLINE3選
 誰かの何気ない一言に深く心が傷ついた経験は誰しもあるはず。  相手の性格にもよりますが、ほとんどは相手に悪気がな...
お疲れ様はNG、お元気様はOKのナゼ…職場のうざいローカルルール5選
 社会一般ではない通じない「職場独特のローカルルール」が存在する会社って多いですよね。入社したての社員からすれば、ドン引...
青空に踏切の音が映える 季節は秋でも絶対に手放せないもの
 ここ数年ですっかり浸透したものに男性の日傘がある。 「男が日傘なんて」という謎の気負いも、死を覚悟する日差しには...
たまたまもゴロンと全開!幸せそうなにゃんたま様に昭和CMを思ふ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年のババア、もとい「中年女性」になった私たちへ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「聞いてよ!」「で、結論は?」せっかち君のLINEはタイパ重視ですって
 世の中には、1秒でも時間を節約したい「超せっかちな人」が存在します。なぜ生き急いでいるのかはわかりませんが、とにかく少...
#1 芸能界に執着する35歳女の密かな楽しみ。裏アカで吐き出す腹黒い本音
「いらっしゃい、シゲさん今日は早いんだね」  阿佐ヶ谷駅の北口の飲み屋街・スターロードにひっそりたたずむ小さなスナ...
平日夜8時、話題のオーケー銀座店の惣菜コーナーに行き完全敗北した件
 10月17日、東京・銀座3丁目のマロニエゲート銀座2内に「オーケー銀座店」がオープンして話題になっていますね。銀座の一...
#3「バカにされてる?」元彼のイヤミがつらい。女が椎名林檎を歌う理由
【#1、#2のあらすじ】  阿佐ヶ谷のスナックに勤務している紘子は、役者を目指しながらもくすぶっている日々。そんな...