子育ては「完璧主義」だと詰む! SNSの“キラキラママ”に振り回されないためには?

豆木メイ フリーライター
更新日:2024-10-01 06:00
投稿日:2024-10-01 06:00
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

 前回のコラムで、共働き家庭が専業主婦家庭の3倍になったという話をしました。

 子どもが小さいうちは専業主婦やパートで留まるべきだ、という意見も少なくありません。どちらを選んでも、家事と育児のタスクが主婦に重くのしかかってくるのは変わらないようです。

SNSで見る主婦の悩み

 SNSでは「朝から晩まで子どもの世話と家事に追われて、自分の時間が全く取れない」という専業主婦たちの声がよく聞こえてきます。

 しかし、2人の子どもを育ててきた私としては、「本当にそこまで大変なの?」と疑問に感じることもあるんです。

 少なくとも専業主婦の場合は、子どもが昼寝をしている時や隙間時間を自分のリフレッシュに当てればいいし、疲れているなら一緒に昼寝してもいいのでは? と思ってしまうことがあります。

 もちろん、これは母親の性格や子どもの特性にもよるので一概には言えません。

 私の友人で「泣いている子どもを放っておけない」というタイプの母親がいます。

 彼女は子どもが泣いていると気になって、家事に集中できず、すぐに駆け寄ってしまう。そんな性格だと、当然のことながら自分の時間を作るのが難しいですよね。

 逆に、私は「少し泣いていても大丈夫」と思えるタイプだったので、家事が一段落してから子どもの様子を見に行くくらいの余裕を持っていました。

 そんな彼女は、子どもが幼い頃は休まる時間もなく、心の余裕を持つことができずに、常に疲れた様子でした。

 これは、彼女自身の性格によるところが大きく、どうしようもない部分もあるのかもしれません。

【読まれています】新幹線で帰省中、ヤバい親子に遭遇!「お互い様」の解釈について考える

諸外国と比較した日本の家事育児時間

 家事・育児の時間を国別に比較したデータを見ても、日本の妻が家事や育児に費やす時間が他国と比べて圧倒的に長いことがわかります。

 その一方で、日本の男性の家事・育児参加時間は非常に短く、家庭内の役割分担に問題があることが浮き彫りになっています。

 これは、男性の長時間労働や、「男性は外で働き、女性は家庭を守る」という古い価値観が今も根強く残っているためではないでしょうか。

豆木メイ
記事一覧
フリーライター
アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
XInstagramnoteYoutube

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


今すぐやめたい40代のやばい口癖 ネガティブな言葉で人生ダメになる?
 口癖は、なかなか自分では気がつかないものですよね。ポジティブで前向きな口癖ならいいのですが、中にはネガティブすぎてやば...
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所。  あの電車から、あのヨットからはどんな景色が見えるんだろう?...
セクシーウインクに悩殺寸前! “たまたま”を拝んで正気を保つ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
海外旅行前に確認を!体力・モチベ温存、飛行機内で便利だったアイテム
 コロナ禍が収まりつつあり、海外旅行に出かける人も増えてきました。  ハワイ、NY、パリなどへ向かう長距離フライトに「...
春節に欠かせない「柑橘類」は金運アップの鉄板アイテム!
 まもなく中国圏の方々にとってのお正月「春節」がやってまいります。中国のお正月はワタクシの旦那様がシンガポール駐在時に現...
菜の花を食べると「いけないこと」をしている気分がする
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。  動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシ...
添い寝&ストレス監視!ガーミンのスマートウォッチ「Lily 2」その腕前は
 ストレスや疲れが貯まってくると、口唇ヘルペスができて黄信号を発する我が身体。よくできたヤツめ、と感心しますが、そもそも...
後輩社員の「大丈夫かと」「可能性高いかと」“かとかと”語尾にもやもや!
 誰かと会話している時に、語尾にイライラもやもやしてしまうことはありませんか?  流行り言葉は目まぐるしく移り変...
2024-01-30 06:00 ライフスタイル
遠いあの子を思い出す…センチメンタルな“たまたま”にホロリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
こんな言葉を聴きたくて、僕らは旅に出るのかもしれない
 兵庫県神河町のサイクリングコース「越知川名水街道」にやってきた。  壮大な景色をバックに、あたたかいメッセージに...
P活、頂き女子…「パパ活」のことばも進化し続けている
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第66回「保護猫探偵ハッシー」
【連載第66回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ホームパーティーの会費どうする?主催するメリット&お招き時のマナー
 気の合う仲間と自宅でゆっくり食事を楽しめるホームパーティー。コロナもひとまず落ち着き、ブーム復活の兆しです。  ホー...
中学受験のプロが推薦 御三家でも新御三家でもない将来安泰の「中堅校」
 今年の中学受験シーズンも真っ只中。首都圏では、1月10日に埼玉県、1月20日に千葉県、そして2月1日には東京都と神奈川...
アラフォー女性のリアルがここに! 元旦に誓った今年の目標
「一年の計は元旦にあり」とも言われるように、年のはじめに計画を立てることはとてもいいことです。でも、一年の目標に何を掲げ...
話し合い好きは平和主義?むしろ支配欲強め!一歩間違えるとモラハラに…
 話し合いで解決を図る人、みなさんはどんな印象がありますか? たぶん平和的とか、論理的なイメージが強いのではないでしょう...