高級ホテルの中華を舌鼓、私大生2人とそのまま上階へ…。不倫相手のネトラレ性癖ミッション #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-11-01 06:00
投稿日:2024-11-01 06:00

これまでのあらすじ

 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長/妻子アリ)だ。

 細マッチョの体に洒落たスーツを着こなすセレブなイケオジタイプの彼に心酔し、亮平さんもまた真理子さんを「かけがえのない存在」と溺愛した。

 しかし、彼にはネトラレの性癖があった。愛する真理子さんを他の男に抱かせたいというのだ。戸惑う真理子さんだが、彼の希望にうなずいた。渋谷でイケメン大学生2人に声をかけ、食事に誘って――。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

高級中華料理を堪能した後は…

 真理子さんは語る。

「汐留のホテルに着いたのち、私たち4人は中華レストランに向かいました。席に着き、亮平さんは学生2人に『好きなものをオーダーしていいよ』とメニューを渡したんです。値段を見て彼らはびっくりしていましたね。『えっ、酢豚が5000円?』『エビチリも6000円…これ、僕たちの何食分の金額になるんだろう』って(笑)」

 結局、オーダーは亮平さんに任せて、テーブルには青島ビールや紹興酒の他、前菜、海鮮料理、肉料理、スープなどが並びました。2人とも『おいしそう』『いただきます!』と乾杯をして料理をいただいたんです」

 話の中から、彼らは都内の有名私大に通う3年生でともに21歳。地方出身だそうで、家庭教師などのアルバイトをしながら生活費を賄っているそうだ。

 真理子さんは食事をしつつ、彼らに視線を流した。

【読まれています】「処女妻」初夜の儀式 夫公認でセレブ義父母の性奴隷に… #1

ついに恋人が口火を切って

「2人とも本当にカッコイイんです。切れ長の目が韓流俳優を思わせる彼はタクミくん、クリッとした瞳が可愛いアイドル顔の彼はジュンくん。今どきの男性らしく肌がキレイでひげもない。料理に交じって彼らの爽やかな香水の匂いが鼻腔に忍びこんできました。

 ただ、このあと亮平さんはどんなふうに話を切り出すんだろうと思うと、徐々にドキドキが止まらなくなってしまって…」

 正直、不安と期待が混在していたという。

「紹興酒から白酒(パイチュウ)に切り替えた時、亮平さんが口火を切ったんです。『2人ともカッコいいけど、彼女はいるの?』って。2人は互いに顔を見合わせ、首を振りました。タクミくんなどは『実は最近、彼女と別れたばかりで…』と苦笑しています。

 そこに亮平さんが『隣にいる真理子さん、年下の君たちから見てどう思う?』とストレートに聞いたんです。タクミくんが『綺麗だと思います。若い女の子と違って、知性ある色気を感じます』と言えば、ジュンくんは『美しいのはもちろんですが、言葉遣いや所作に品があると思いました』と嬉しいことを言ってくれました。

 その後の展開は察しがつきますよね。亮平さんが彼らに『真理子さんを抱いてあげてくれないか?』と頼んだのです。

 彼らの表情が一瞬にして真顔になりました。でも、酔いのせいもあったのか、亮平さんがネトラレ嗜好だと丁寧に説明すると、次第に彼らの目がぎらついたのがわかったんです」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


上原多香子の“子連れ不倫”が物議…子供は全部知っているかも
 テレビでは、女優の広末涼子さんや、タレントのMEGUMIさんの夫でDragon Ashの降谷建志さんなど、芸能人の不倫...
恋バナ調査隊 2023-12-07 06:00 ラブ
“身体の関係”から沼に…本命になりたい時はどうすればいい?
「あの日、彼と寝てしまったけど、今、私たちってどんな関係なのかな?」  どちらかがちゃんと告白して付き合う前に一晩...
若林杏樹 2023-12-06 06:00 ラブ
貴女の度数は? カレに好かれるクリスマスver.「フェロモンジャッジ」
◇  素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高...
太田奈月 2023-12-11 19:22 ラブ
30女40女たちの大後悔! 恋は盲目とはいえ、貢いだ私のバカ話4選
 あなたは、男性に貢いだ経験がありますか? 「好きな人を振り向かせようと頑張っているだけ」と、自分を納得させて大金を使う...
2023-12-05 06:00 ラブ
いま彼との恋愛、見切らないと時間の無駄かも?「損切り基準」6項目
 アラサー・アラフォーになると「今の彼を失ったら結婚できないかも……」と不安を抱えるときもあるでしょう。  でも彼との...
恋バナ調査隊 2023-12-04 06:00 ラブ
運が悪かっただけ? 私が出会ったクズすぎた九州の男の特徴
 九州の男といえば、豪快で男気があり、人情に熱いイメージがありますよね。男らしい人がタイプの女性にはたまらないでしょう。...
恋バナ調査隊 2023-12-04 06:00 ラブ
「今度は生ませるから」自分の元から去った元カノに再び妊娠を迫る40男
「冷酷と激情のあいだvol.171〜女性編〜」では、交際中のモラハラを理由として、ドロ沼の末に恋人と別れた明美さん(38...
並木まき 2023-12-02 06:00 ラブ
「中絶費用払って…」復縁を懇願するモラハラ元彼に38歳女の切ない願い
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-12-02 06:00 ラブ
あんた何様ですか? いい加減つら、理想が高い夫を持つ妻たちの愚痴5選
 夫の理想が高ければ高いほど、妻たちの不満は膨らむ様子。「なんなのコイツ!」と怒りがこみあげ、離婚を考えるようになる女性...
恋バナ調査隊 2023-12-01 06:00 ラブ
コロナ後のいま“レス不倫”増殖中! 2度目も3度目も食事だけデートのワケ
 コロナが5類に移行してから、くすぶり始めているのが、不倫です。濃厚接触を避けていたコロナ禍では自粛傾向にあった禁断の関...
内藤みか 2023-11-30 06:00 ラブ
不倫も人生経験、不倫してよかったと語るツワモノたち 一体何を学んだ?
 誰もが「不倫はいけない恋愛」と思っているでしょう。でも「不倫してよかった」「不倫も人生経験の1つ」と考えるツワモノもい...
恋バナ調査隊 2023-11-30 06:00 ラブ
あなたは何のため? 女性が入籍・結婚を望む5つの理由を考えてみた
「大好きな人とずっと一緒に過ごしたいから」「子どもが欲しいから」などなど、結婚したい理由は人それぞれ。あなたが結婚したい...
恋バナ調査隊 2023-11-29 06:00 ラブ
男の「よく食べる人が好き」発言に裏ナシ? “食好き女”アピる前に読んで
「好きな女性のタイプは?」という質問に対して、「よく食べる女の子が好き!」と答える男性って結構いますよね。でも、その言葉...
恋バナ調査隊 2023-11-28 06:00 ラブ
家事をしない夫への「プチ仕返し」私ばっかりしんどいの、おかしくね?
 男女平等が常識になってきた現代ですが、まだまだ男女の差は存在します。その差が特に顕著なのが家庭の中。夫婦共働きであるに...
恋バナ調査隊 2023-11-28 06:00 ラブ
現在イイ感じの彼に「過去の恋愛」どこまで話す? 許容範囲はどこ
 男女が距離を縮めていく中で、話題になりやすい内容といえば“過去の恋愛”。ですが、「どこまで話していいのか……」と、迷っ...
恋バナ調査隊 2023-11-27 06:00 ラブ
「一生独身でいいかも…」推し活で満足する40代独女の心理とよぎる心配
 好きなキャラクターやアイドルなどを追いかけて応援する「推し活」。40代独女の中には最近では「推し活」だけで満足してしま...
恋バナ調査隊 2023-11-27 06:00 ラブ