更年期、私はこれで対処しています②賛否両論のプラセンタ、筋肉注射で痛みもこの上ないが…

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2024-11-13 06:00
投稿日:2024-11-13 06:00

プラセンタ治療はプラシーボ効果

 漢方薬とかかりつけ医が、更年期真っ只中の私が取り入れている治療法。加えて、前出の医師が勧めてきた治療法に、プラセンタの筋肉注射がある。

「先生、暑くなると同時に、のぼせが大変なことになりまして…。汗の量がつらいです」

「ではプラセンタを試してみましょうか」

 注射は1回1000円程度、1カ月に10回までは打てると説明される。が、筋肉注射だけあって非常に痛いうえに、跡もしっかり残る。私はヤク中だと誤解されることを恐れて腰に刺しているが、これも針を刺すときはしっかりと痛い。

 効果を問われると、正直、効いているのかどうかは分からない。でもプラシーボ効果みたいなもので、効いていると言われればそんな気がする。プラセンタに関しては、賛否両論もあるだろう。でも経験上、更年期は精神的な要素も多く含まれていると思うので、たまに気休めのつもりで打っている。

保険適用での鍼治療

 もうひとつは自分で行っている治療として、鍼がある。これも医師に同意書を書いてもらい、子宮内膜症の治療として、保険適用になるようにして通院中だ。

 女性ホルモンに関する治療だけではなく、慢性疲労もすべて施術してもらうので、電気をかけて、マッサージをして、鍼をして、お灸、顔の美容鍼もするので毎回2時間弱、1万円ほどかかる。

 これは翌日の爽快感が違うので、効果は実感できる。保険適用の範囲だけで行う鍼治療であれば、格段に安く済むはず。でも日頃の自分へのご自愛として、他の施術もプラスしている。

 何だかな。更年期の治療は点滴、筋肉注射、鍼と体に刺さるものばかり。お願い、どれかが更年期のエネルギーにぶっ刺さって、症状が軽くなりますように。

 治療という人体実験はまだまだ続く。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


“たまたま”撮影中に恋バトルぼっ発!にゃんたま島の三角関係
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お姑さんに「母の日」プレ贈る? 花屋が目撃した嫁姑の心境
「母の日にお姑さんにプレゼントを贈るかどうか」問題は、嫁である立場の一部の方にとって頭の痛いモヤモヤの原因かもしれません...
「ドケチ節約術」6選 女性は“美容室代”も浮かせてナンボです
 少しでも節約しようと思うと、さまざまな工夫が必要になります。生活していくうちに、自分なりの節約術が身についている人もい...
栗饅頭な“たまたま”に鍵シッポ!幸運の兆し満載のにゃんたま
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「私はいない方が…」メンヘラ女子から届いた闇LINEの返し方
 心に深い闇を抱えた「メンヘラ女子」。ナイーブで感情の起伏が激しかったり、ちょっとしたことをとことんネガティブに捉えてし...
「4時起きすれば?」嫁が夫に送った腹黒すぎる驚愕のLINE5選
 付き合う前はおしとやかで可憐な女性だったのに、結婚した途端にその本性が見えて幻滅する男性は多いようです。特に、計算高く...
春に訪れたい絶景カフェ「COEDA HOUSE」 2022.4.23(土)
 今年のGW(ゴールデンウィーク)は10連休! なんて人も多いのではないでしょうか? 今回は、GWにぜひ行ってほしいオス...
【3COINS】カップヌードルのコラボアイテムがかわいすぎ♡
「カップヌードル」をモチーフにデザインされた、3COINSのオリジナルアイテムがかわいすぎる!  定番の3種類からイメ...
老舗スナックのママ直伝!折れかけた心を秒で回復する裏ワザ
 みなさんは友人や同僚が仕事で成果を出しているのを見たら、どんなふうに思いますか? 私は素直に、「すごい」「おめでとう」...
“若たまたま”がキュート♡ 好奇心旺盛なにゃんたま君と遭遇
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“羽衣ジャスミン”で官能的な女に…女性ホルモンも大喜び♡
 春の夜、姿が見えなくてもどこからともなく漂ってくる金木犀にも似たあのかぐわしい香り……。その香りの正体は、「羽衣ジャス...
すいかばかと呼ばれる男<1>生産量ワーストの地でなぜ勝負?
 夏の定番フルーツといえば、すいか。女性の好きなフルーツランキングなどでも、いちごやマスカット、メロン、ももなどと並んで...
ノー我慢!「外食の節約術」情報を制するものが成功します
 マイホームのため、子供たちのため、はたまた老後のために日頃から節約を心がけている人は多いでしょう。そんな人の中には、食...
たまたまも溶けちゃいそう?ズラ風&甘い表情の“にゃんたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「幹事するの大好きだし」甘え下手女性が送るLINEの特徴5つ
 世の中には、甘え上手な女性と甘え下手な女性がいます。もちろん、甘え上手なほうが多くの人の手を借りられますし、自分自身も...
「あ、スタバは知ってるよね」女友達からの呆れたLINE5選
 女同士の友情にドロドロはつきもの。特に、LINE上では熟慮せずに気軽に文章を送る人が多いので、本性が見えやすいんですよ...