「う、うまい…」秋の京都で“当たりだけ”グルメ! コッペパン天国から地元民太鼓判の街中華・餃子まで

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2024-11-15 06:00
投稿日:2024-11-15 06:00

行列餃子に「今までの餃子、何だった?」

 京都と言えば町中華の店が多くあることをご存知でしょうか。ええ、私は知っています。来京するたびに1店舗ずつ、ゲームで敵を潰すかのように攻めています。

 しかもどの店もうまい! 何なの、京都!! 円卓の高級中華もいいけれど、町中華でしか得られない何かってありますよね。

 今回ターゲットに定めたのは西大路にある『ミスター・ギョウザ』! 近所には桜で有名な東寺があります。とはいえ、店周辺にはカフェも何もなく、住宅街に突如現れた名店、でしょうか。

 餃子の味は京都ナンバーワンとも言われていて、生まれも育ちも京都の友人にいわく「あの店、いつも客が並んではる」。私も平日のオープン前の11時15分に並びました。

 無事に一巡めで入店。ちなみにメニューは至ってシンプルで、ギョーザやキュウリの丸漬け、唐揚げ、ラーメンなど。詳しくは公式ホームページをご覧ください。とにかく餃子を食らえ! ということです。

 威勢も手際もいい店員さんたちを見ながらカウンターで、女一人、生ビールとギョーザ、キュウリを注文。昼間飲むアルコールの背徳感は、何物にも代え難いですね。

浜松餃子超え?

 さて入店から10分少々。ついに餃子が焼き上がってきました。

「待ちに待ったギョーザ…! 会いたかったよ…!!」

 と心の中で叫びました。野菜と肉の量のバランスもいいし、うま味もある。皮はパリパリ。私、餃子大国で有名な静岡県浜松市出身なのですが、地元の味を軽く超えていました。

 浜松餃子ももちろん、うまい。でも野菜たっぷりなのであっさり味。こちらの餃子はそこに何かしらの旨味が加わった雰囲気でした。箸が止まりません。

 注文で失敗したと思ったのは、最初から二人前を注文することでした。周囲のお客さんは当たり前のように二人前=一人分として、注文。一皿に6個のっているだけだと考えると、二人前、三人前なんてへっちゃらです。結局、一皿追加注文をして、約2,000円のお会計で念願の夢が叶いました。

 やっぱり京都、最高だぜ!

後編へつづく:秋の京阪神「穴場あり」グルメ旅。外国人観光客にバレていない!? 胃で溶けるカツレツ、会館飲み…】

(店データ、価格などは編集部の調べに基づきます)

※京都府観光連盟公式サイト「京都府観光ガイド」には、京都府内各地の紅葉状況が掲載されています。旅行を計画する際の参考に。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
見栄っ張りな女の「隠れ心理と付き合い方」を知って楽になる
 あなたの周りに、見栄っ張りな女はいませんか。友達だと思っていても、会うたびに見栄を張られると、疲れてしまいますよね。こ...
職場にウジャウジャいる!?「老害社員」特徴5つと付き合い方
 さまざまな年齢の人が働いている職場では、かなり年の離れた定年間近の上司や先輩とも付き合わなくてはなりません。人生の先輩...
何でもない日、いつか良い思い出になる時間 2023.2.27(月)
 行きかう電車を眺める2人。  なにか会話をするでもなく、ただ同じ方向を向いている。  記念日やイベントごと...
ママ友が10人目のご懐妊!? ヤバいカミングアウトLINE3選
 人は見かけによらないといいますよね。実際に普段抱いている印象とはまったく違う「意外な一面」を持っている人がいたりいなか...
朝に弱いけどショートスリーパーに憧れる 2023.2.26(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
いい大人世代の親孝行とは? 後悔しないために見直す8項目
 久しぶりに親に会ったら、急に老けたように感じてびっくり!「親孝行しなければ……!」と急に焦ってしまうけど、いざとなると...
“削るお絵描き”スクラッチアートで癒される 2022.2.25(土)
 100円均一の「DAISO(ダイソー)」で、スクラッチアートを販売しているのを知っていますか?  数年前から見かけ...