高級タワーマンションのラウンジで自撮りをする女の一生

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-08-09 15:09
投稿日:2019-08-09 06:00

 最近、たまたま都内の最高ランクのタワーマンションに行く機会が数回あったのですが、そこで2人組の美しい女性がラウンジのソファに座って自撮り写真をする光景を目撃しました。しかも一度ではなく、すべてのタワーマンションで。

 まるでタワーマンションの“必須設備”かのように、自撮りをする美女がそこには必ずいたのです。

 さて、タワーマンションの備品でないのであれば、彼女たちはどういった理由でタワーマンションにいたのでしょうか?

 類人猿には、ある種の社会的な行動パターンがありますが、「タワーマンションでの自撮り」文化を持った種族である彼女たちは、将来に渡ってどんな行動をとっていくのでしょうか?

 今回の記事では、こうしたタワーマンション自撮り女性の一生について考察してみました。

海外リゾートで撮影した水着写真をSNSにアップしがち

 タワマン美女のSNSには高確率で海外リゾートでの水着写真が溢れています。

 明らかに自分一人では撮影できないアングルの写真が画面中に広がっています。

 投稿の法則は、水着、水着、高級レストラン、何やらPR用のアイテム、そしてまた水着……。

 この水着の無限ループ、スポンサーおじさんの支援によるとみられる海外リゾートが定期ポストされるため、一体どれだけの“おじさんバンク”を持ってらっしゃるのでしょうか?

 ちなみに、高収入イケメン彼氏がいる場合は、彼もSNSに登場しますが、男性が全く登場しない海外リゾートの投稿の場合、そこには影のおじさんがいる率が90%を超えているようです。(しめサバ子調べ)

 影のおじさん軍団による海外リゾート奨学基金が、こうしたタワマン美女の生態を支えているのです。

タワーマンションのゲストルームでポーセラーツのお教室を開きがち

 タワマン美女の人生のゴールの一つは、幸せな結婚をしながらも、自立した先進的な女性を演出すること。

 そんな彼女たちにとって、タワーマンションに住みながら行うポーセラーツ(真っ白な磁器に花やリボンなどの転写紙を貼ったり、絵の具で色を塗ったりして焼き上げるハンドクラフト)やプリザーブドフラワーなどのお教室は、セルフイメージを有効に高めるツールです。

「先生」というポジションを手に入れることで、横並びの主婦の「生徒」から一歩先にすすんだ優越感。

「タワーマンションでサロネーゼ」は、タワマン美女たちにとっては人生計画の重要なパーツなのでしょう。

ヨガウェアだけでも何十着も買いがち

 セレブの交流に欠かせないのが「ヨガ」。彼女たちにとって引き締まった身体はステータスです。友人同士で通うヨガは、ある種の社交の場でもあります。

 そんなヨガの場には、Tシャツとスウェットのようなありきたりの服装ではとても行けません。数万円もする高級ヨガウェアを身にまとい、お互いのウェアを褒めあうのがタワマン美女の流儀です。

 毎シーズン、新作が出るたびに購入し続けていれば、気づけばクローゼットにはヨガウェアだけで数十着も。当然、ヨガウェアを購入する旅のSNS投稿も欠かせません。

DEAN & DELUCAのデリを自分で作った風に投稿しがち

 彼女たちにとっては、「料理もそつなくこなす」というイメージ作りは重要なファクター。

 しかしながら、誰もが料理が得意なわけではありません。そんな彼女たちの得意技が、「DEAN & DELUCA」のデリをまるで自分が作ったように盛り付けて投稿するテクニックです。

 料理は全くできないのに、なぜか盛り付け能力と写真映え能力については異常に高いため、あたかも自分で作った風にプロデュースできるスキルは、まるで皿上のマエストロ。

 既製品の良さを最大限に引き出すその美意識には驚愕さえ覚えます。

まとめ

 タワーマンションで自撮りをする女の一生、いかがでしたでしょうか?

 まだまだ、タワマン女子という種族には、発見されていない行動様式や文化が存在しているように思います。今後も、彼女たちの生態についてフィールドワークを重ねていきたいと思います。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

ライフスタイル 新着一覧


「人の仕事までやる人」の心理と対処法。しごできアピール?嫌がらせ?
 仕事を押し付けてくる人はウザいですが、逆に自分の仕事を奪ってくる人も厄介。スケジュールを立てていざ取り組もうとしたら、...
「更年期じゃね?」「おばさん、更年期(笑)」適当な情報を鵜呑みした女子大生たちが悪いのか?
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「性的合意」を描く舞台に主演俳優が思うこと。傷に蓋をしても「消える」わけじゃない【内田慈インタビュー】
 2024年、ドラマ『お別れホスピタル』や『Re:リベンジ-欲望の果てに-』などで深い印象を残した俳優の内田慈さん。現在...
子どもを産まない、欲しいと思えないのは人間失格? 51歳独女ライターの恐怖と願いと幸せ
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。この歳で独身だと「子どもは欲しくないの?」「子どもがいた...
夢の中へ行ってみようか
 その景色は、上を見上げた時にあるものだと思い込んでいた。  常識に縛られるな。
冬の港でイケニャンを発見! クールなたたずまいと“たまたま”にシビレる!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【女偏漢字探し】「姑」の中に紛れ込んだ漢字は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第88回「金運アップ」
【連載第88回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「手あたり次第やらないとww」腹ん中でアラフォーの婚活バカにしてる? 爆死ワードがまぶされたLINE3選
 たとえ冗談を言える仲であっても「言ってはいけない言葉」は存在するもの。そんな爆死ワードを使えば、大切な友達や恋人を失う...
“即完売”のセザンヌ福袋5点セットで残念だったアレ。2948円→脅威の770円だったけれど【福袋メイク編】
 メイクが完成しちゃうアイテム5品が入ったセザンヌの2025年福袋「ラッキーパック」。A~Cの3種類で今回Aを購入しまし...
穏やかな主婦が知った「浮気より刺激的」なもの。人生初のパチンコで味わった「異世界のような」快感
 2年前に都内から引越し、湘南・辻堂で暮らす沙耶。注文住宅の家で専業主婦をする悠々自適の生活を送っている。しかし、刺激の...
夢の湘南「一軒家暮らし」で私が失ったのは何? 不便さの忠告に聞く耳持たず…腐っていく自分にゾッとする
 2年前に都内から引越し、湘南・辻堂で暮らす沙耶。注文住宅の家で専業主婦をする悠々自適の生活を送っているが、どこか物足り...
インスタでは好評なのになぜ? 「丁寧な暮らし」をする35歳女のホームパーティーに誰も来ないワケ
 吹き抜けの天窓から降り注ぐ昼下がりの穏やかな日差し。  熊田沙耶はまぶたを開け、シャバーサナから覚醒した。 ...
席は空いてるのに何故? ママが客を帰した「意外な理由」 もし断られてもめげないで!
 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞご贔屓に。さて、新年最初のどろんぱは「お断り」の話から。  年始...
尊いが大渋滞だよ♡ 魅惑の“たまたま”9連発!2025年もよろしくにゃん
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 昨年12月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“...
「40代は初老」ってガチだったわ…現実を直視する加齢を実感した悲しい瞬間6選
 40代になると、だんだん体の「老い」を実感するようになるもの。さらに追い打ちをかけるようですが、実は40歳を過ぎると「...