ゾゾッ 真冬のスナック怪談。誰もいない店に足音が…ママの「強烈な一言」で霊も退散!?

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-12-20 06:00
投稿日:2024-12-20 06:00

年内最後はホラーなお話しを

 いよいよ来週はクリスマス、それが終われば年末ですね。みなさんが目にするコンテンツもロマンチックなものが増えているのではないでしょうか。

 そんな空気をぶち壊すようで恐縮ですが、年内最後の記事はホラー回です。金曜の夜、みなさんの背筋がゾクっと凍りますように…。

  ◇  ◇  ◇

【神回の四コマ漫画】ヒィ…!おぢのメンヘラ長文LINEを一瞬で撃退。スナック嬢が返した文面とは?

楽しいところには、寂しい「人」がやってくる…

 スナックって、実は怪談の宝庫だったりします。例えば、家族経営のスナックA。一階が店舗で二階は住居になっており、その建物内で完結する生活をされています。ということは、お店の営業中は、誰も二階にはいないはず。

 ところが、空っぽのはずの上からドタバタと足音が聞こえるというのです。で、みなさんも経験があるかもしれませんが、フローリングの床を歩く音って、人によってかなり違いますよね。だから家族だったら誰の足音かすぐに分かったりするじゃないですか。マスター曰く、誰とも違う、聞いたことのない足音なんだそうです。

 最初は泥棒かとも思って何度も確認したそうですが、どうやら違うみたい。今ではすっかり慣れて、足音が聞こえると「ああ、またか」と思う程度なんだとか。

 次に行きつけのスナックB。営業終わりのママは、一服してから帰ろうとカウンターでタバコを吸っていたそうです。するといつも自分が立っているカウンターの中の床を、ハイヒールでスキップする音が聞こえてくる。

ママの一喝で幽霊を撃退!

 自分が座っているすぐ目の前を、誰かが跳ね回っている。普通なら怖くて声も出ないところですが、その日のママは非常にお疲れ。ヘトヘトになっている自分を目の前にして、スキップを披露できる性格の悪さにイラッときたそうです。

「うるさいよ! ここはアタシの店ッ!!」と一喝するとその瞬間、足音はピタリと止み、以後同じことは起きなくなったのだとか。「こういう楽しい店にはね、さみしいのが引き寄せられちゃうんだよ」とママは言ってました。

 それはちょっと怖いけど、いいお店である証拠なのかもしれません。みなさんも色んな人と会う機会が増える年末、変なヒトに好かれぬよう、お気をつけて良いお年をお迎えくださいね。

【登場人物紹介】

モジョ子:自信がほしい主人公。怖がりで泣き虫な末っ子。

コミ:どろんぱの人気ホステス。酒乱なのが玉にきず。

マキさん:どろんぱのナンバーワン。毒舌で3人の子持ち。

ママ:どろんぱのボス。愛と自信に満ち溢れる女。美容重課金勢。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


一般家庭でも“お抱え占い師”がいる!占いを信じる台湾人、旅で試すなら?
 突然ですが、あなたは占い師のお告げって、信じてしまいますか?  2年ほど台湾に住んでいた筆者が、とてもびっくりし...
2024-03-14 06:00 ライフスタイル
「大きくなぁれ」ほわほわかわいい“たまたま”の成長を祈る
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
目からウロコ!白菜、大根、ブロッコリーも菜の花になるの?
 猫店長「さぶ」率いる愛すべき我がお花屋は、神奈川のカントリー風情たっぷりな立地にあります。  そんな土地柄なので、春...
「人はひとり」だからこそ「みんな」が楽しいんだろうね
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
シンママのお泊り出張事情 子どもの世話どうする問題に5つの選択肢
 夫がおらず、一人で働きながら子育てをするシンママ。でも、職種によっては、お泊まり出張が入ることもあります。そんな時、世...
初の顔出し告白!1日最高40万円稼ぐ 格闘技好きギャラ飲み女子の私生活
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
カメラマンの執念の1枚! 完璧な見返りポーズの“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
上州の春、いいね。
 青空に染まり流れる利根川。  彼方には赤城山を望む。  まだまだ冷たい上州の春の空気の中、走る自転車はとて...
大谷翔平選手の出身地「姉体(あねたい)」の由来は?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第69回「ブンブンブン イェ キバタン」
【連載第69回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ハンカチ貸しただけで?いちいち細かいお礼LINEが面倒くさい
 誰かにお礼をされて嫌な気持ちになる人は、あまりいないですよね。  でも、お礼を大切にする人の中には、些細なことで...
既婚の女友達「37のおばさん」マウント&失礼の破壊力…少し気遣って。
 天然で言っているのか、それとも意味を持たせて言っているのか分からない“失礼なLINE”が送られてきた経験はありませんか...
うるさーい! 兄弟喧嘩にキレる前にママにできる対処法3つ
 子育て中に親を悩ませるのが「兄弟喧嘩」です。仲良い時があると思ったら、数分後には取っ組み合いの喧嘩をしている…。ただで...
同棲する男の熱愛報道 週刊誌へのタレ込みを画策する裏切られたワタシ
 34歳の真弓は若手映画監督のマサキ(34)と交際している派遣社員。交際は10年以上、マサキとの結婚を夢見ている真弓だが...
玄関に女性ものの靴…交際12年、男に尽くし続けた34歳派遣社員の悲劇
 34歳の真弓は若手映画監督のマサキ(34)と交際している派遣社員。交際は10年以上、マサキとの結婚を夢見ている真弓だが...
有名人と同棲する“一般女性”の打算。彼を支える健気なワタシの結婚は?
 久我真弓はひとりベッドに潜り、寝室で恋人を待っていた。  空気も冷たい午前0時。惰性で続けていたスマホゲームのレ...