【2024年人気記事】日本の美徳すごい!便器に汚物箱…海外で体験した考えられないトイレ事情

更新日:2025-01-04 06:00
投稿日:2025-01-04 06:00

トイレットペーパーは流さない!?台湾でみたトイレのゴミ箱の中身は…

 日本のトイレでは、使用後のトイレットペーパーをそのまま便器に流すのが当たり前ですが、台湾では、トイレットペーパーを流してはいけないトイレがたくさんありました。

 レストランやホテルなど、一見するととても綺麗で洗練された場所のトイレであっても、「衛生紙請勿投入馬桶!(トイレにトイレットペーパーを流さないで)」などの張り紙が。

 その昔、台湾ではトイレットペーパーの質が悪く、トイレが詰まってしまうことが多かったのだとか。

 そのため、トイレの中には大きなゴミ箱が置いてあり、そこにそのまま捨てるようになっています。

 今は改善され、トイレットペーパーも水に溶けやすいものが販売されています。

 2017年からは「トイレットペーパーを流そう」政策が行われ、小学校でも「トイレットペーパーはトイレに流しましょう」と教える時間があるそうです。

 ですが昔から「トイレが詰まるから、トイレットペーパーは流してはダメ!」と伝えられてきた、台湾人。長年の習慣を変えるのは、なかなか難しいようで…。

 今でも多くのトイレで張り紙と、大きなゴミ箱を見ることがあります。

 オマケにトイレの中にあるゴミ箱は、フタなどがないことも多く…。

 大や小の汚物だけでなく、血のついたトイレットペーパー、時にはきちんと包まれていない生理用ナプキンと顔合わせてしまうこともあります。

「トイレットペーパーを流さない」が基本

 しかも南国の国、台湾の蒸し暑いなか、ポイっと捨てられた汚物のついたトイレットペーパーたち…。

 少し考えていただければわかると思いますが、ツンとする臭いや虫が湧いてヤバい現場を見たのは、もちろん1度や2度ではありません。

 こういう現場に居合わせると、否が応でも「日本のトイレって素晴らしいんだなぁ」と、しみじみしてしまう筆者なのでした。

日本の美徳が詰め込まれた場所、それはトイレ…

 ユニークなトイレ体験ができた、海外生活。日本で生活をしているだけでは、なかなかできないエキセントリックなトイレ事情を知れたのは、貴重な経験でした。

 ちなみに日本へ旅行に来たことがあるアメリカ人の友人は、あまりに日本のトイレが綺麗だったので、「ここで休憩して、カフェがわりに使える!」と言っていました。

 カフェとして使用できるとまで言わしめた、日本の誇るべきトイレ文化。日本の美徳や素晴らしさは、トイレにまで浸透しているのですね。

 なんだか誇らしくなってしまう、筆者なのでした。

(取材・文=うーか/キジカク)

▽うーか ライターチームで執筆活動中。アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことが日課。実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介しています! 最近は愛犬の「ころも」こと、ころちゃんと一緒に様々な場所へ出掛けることに夢中です。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ハラハラドキドキ☆ “たまたま”の恋のバトルの瞬間をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
困ったら、焼肉のたれ! 夏休みの学童でも使える“手抜き”お弁当術5つ
 小学生の子供がいるワーママにとって、夏休みの最大の問題が「学童に持っていく弁当作り」です。子供は夏休みでも、親は通常営...
「ザ・ノース・フェイス」のPCケースがセールに…! 2023.7.20(木)
 アウトドアブランドの人気は高まるばかり。老若男女問わず、街中で“お馴染みのロゴ”を見かけますが、多分に漏れず、コクハク...
無理して付き合っていませんか?「離れた方がいい友達」5つの特徴
 仕事上の人付き合いなら合わない人がいても我慢せざるを得ないケースが多くありますが、プライベートでは極力無理したくないで...
灼熱の真夏「水やりのタイミング」正解は?間違いだらけの植物生活の答え
 暑いです、とても。シビれるくらい暑いので、我がお花屋さんもお客様の日中の来店はまばら……。さすがに猫店長「さぶ」の効力...
失ったものを数えているほど人生は長くない 2023.7.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「10年使える」タオルを10年以上使ったら…2023.7.18(火)
 突然ですが、タオルってどのくらいのペースで買い替えていますか? 実は我が家には、気づいたら10年以上使っているタオルが...
“地獄の育休”で病む寸前…先輩ママたちのしんどいエピソード&解消法
 子供を出産してから、育休を取得する女性は多いですよね。でも、育休には体力面で休める点や子供のそばにいられるなどの大きな...
竜宮城はこんな感じかな 2023.7.17(月)
 海の生き物に夜の街の光が重なって、にぎやかで涼しげな世界。  竜宮城はきっとこんな感じかな。  そういえば...
納涼★にゃんたまシリーズ!雪ん子“たまたま”のクールな視線
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
急に生理! 気分最悪の流血事件を防ぐ対処法&“即席ナプキン”の作り方
「ナプキンをしていないのに生理が来ちゃった……!」女性として数十年生きていれば、こんなこともありますよね。今回は、急に生...
もうさ、スタコラサッサと逃げ出そうよ? 2023.7.16(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
30代女が感じたApple Watchのメリット3つ 2023.7.15(土)
 街を歩いていると、スマートウォッチを付けている人が多いですよね。運動しない人にもメリットがあるのでしょうか?  ...
動物のゆるキャラ漫画/第53回「ぼくらのこだわり」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
“うちの自慢の嫁”に徹しなきゃだめ?「旦那の実家に行かない方法」5つ
 夏休みが近づいてくると浮上するのが、「旦那の実家に行きたくない」問題。旦那の実家への帰省が嫌というのは、あなただけでは...
親友でも彼ができた途端、ハブ攻撃開始! げに恐ろしき女の世界LINE3選
“女の世界”という言葉を聞くだけで、どこかゾッとするような怖さを感じませんか? 女には裏の顔があるもの。それはLINEに...